内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

大都会の中の奇跡のような大家族の温もりに触れて

2016-12-20 23:38:20 | 雑感

 今日の夕方、宿泊先の隣家の従兄弟夫婦・従姉妹の家族に一言帰国の挨拶をと思って、ささやかなお土産をもって呼び鈴を押した。従兄弟夫婦は私のブログを日頃読んでくださっていて、私がこの年末年始帰国することはご存知だったが、それにしても予告なしの訪問だった。お土産をお渡しして、ちょっと世間話でもしてお暇するつもりだった。ところが、私が今晩は独りだと知ると、食事をしていかないかと誘ってくださる。喜んで、そのありがたいお招きを受ける。「何もないけど」と仰りながら、実のところは大御馳走であった。
 そのご家族の構成は、私の父方の従兄弟のご夫妻とそのお姉様、つまり私の従姉妹、ご夫妻の次男(そして最近飼い始められた生後数ヶ月の猫ちゃん)。それに、ご夫妻の長男夫婦が徒歩二分のところに住んでいて、日常的に行き来がある。その若夫婦にこの九月に第一子の女の子が生まれた。夕食の支度を待ちながら、おしゃべりしているところに、その奥さんが仕事帰り、赤ちゃんを抱いて、花束と果物を持って従兄弟の奥様の誕生日祝いに訪れる。皆で食卓を囲みながら楽しく歓談しているところに、限りなく仕事に近い忘年会を終えて、若夫婦の旦那さんが立ち寄る。その間、若夫婦の生後三ヶ月弱の珠のように可愛い赤ちゃんは、皆に代わる代わる抱っこされ、皆から愛情のシャワーを注がれている。
 食卓のお喋りの話題は多岐に渡ったけれど、皆にとって共通の話題である、私にとっての叔父叔母夫妻の思い出やら、歴代のペットの話やら、話は尽きない。
 私の突然の訪問をなんら迷惑がることなく、こんなに暖かく迎えてくださったことに心からの感謝の気持ちを抱きつつ、自室に戻った。私の祖父の代から住まうこの東京の山の手の住宅街も、次から次へと昔からの家がなくなっていく中で、このご家族は、大きな家族として、それを当然のこととして東京に生きている。それはほとんど奇跡のようだと私は思う。










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