稲毛聖書教会

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週報

2016年04月17日 | 週報
二〇一六年四月十七日   NO・四三―三      聖 書 日 課   
   礼 拝 次 第       (日)ヨ  ブ   三十章(月)  〃  三一章
        司会 高 澤兄(火)  〃    三二章(水)  〃  三三章
         奏楽 慰 子姉(木)  〃    三四章(金)   〃 三五章
招詞祈祷  詩編二三編一~四節     (土)  〃    三六章
頌  栄  聖 歌三八四番             (お 知 ら せ)
信仰告白  使徒信条        ◎早天祈祷会(月~土)午前五時三十~五五分。
讃  美  讃美歌 五六番      ◎二一日(木)午後二時より祈祷会です。
主の祈り                 ◎本日午後一時より読書会です。     
交 読 文  詩 編百六編一~十八節   ◎本日責任役員会。     
讃  美  讃美歌一八七番       
献  金  感謝の祈り      堅田姉
讃  美  聖 歌五九一番            わたしたちは、あなたがたの信仰を
説  教 Ⅱコリント一章二三~二章十一節  支配するつもりはなく、むしろ、 
讃  美  讃美歌三五四番            あなたがたの喜びのために
祈  祷              平林姉       協力する者です。
頌栄祝祷  聖 歌三八三番               Ⅰコリント一章二四節  
                 
   パウロの弁明―自己保身ではなく皆が福音に生きるために    
 パウロは、コリント教会訪問を変更したことが無計画性や軽はずみな決断でないことを、ここで「神を証人に立て」、さらに「命にかけて誓う」という最大級の誓いの言葉を用いて弁明している。第三者から見れば、訪問時期の変更などは些細に映るが、当事者間においては、いかに大きかったかがわかる。小さな穴がついにはダムを決壊させるのだ。パウロは変更の理由(二章一節)を、予定通り訪問して「あなた方を悲しませたく」なかった、と言う。そこで「涙ながらに手紙を書き」彼らの改善(悔い改め)を促し待ったのである。

 しかし「涙の手紙」はかなり厳しい内容であり、使徒としての権威をもって悔い改めを強いるものであった。そこで彼らの中にはパウロは「信仰を支配」しようとしている、と思う者もいた。そこで二四節で「わたしたちは、あなたがたの信仰を支配するつもりはなく、むしろ、あなたがたの喜びのために協力する者です」と付け加えている。この言葉の中に「キリスト教信仰」の内実が示されている。キリスト者の信仰は、聖霊によって与えられ、キリストに関わるものである。現代はカルト的教会がかなり横行しており、牧師がキリストの代理であるとして権威を振りかざし、信徒を支配するということが起こっているが、この御言葉から、パウロでさえ「信仰を支配するつもりはなく」と言っていることを忘れてはならない。牧師と信徒との関係は、キリストの救いの喜びに共に与る協力者なのである。

 七~十節で、誤った者たちに対して、あまりにも厳しく対応し追い詰めてはならず、悔い改めたならば愛を持って赦し受け入れるように勧めている。そうしないと、「サタンに付け込まれる」(十一節)からである。パウロが厳しい手紙を書いたのは、彼らを糾弾することが目的ではなく、正しく福音に立ち帰るためであった。彼らが信仰を失うほどに追い詰めてはならない。サタンは、私たちが出会う様々な問題を通して、私たちの中に不和を生じさせ、さらに「失望・絶望」を心に起こさせ、信仰を失わせようと狙っている。だからこのことをわきまえ、サタンに足をすくわれないようにすべきである。
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