こんにちは浦田関夫です

市民の暮らしを守るための活動や地域のできごとを発信・交流しましょう。

温かみのある市政とは

2013年10月10日 05時36分19秒 | Weblog


 ある67歳の女性から「生活保護の申請をしたい」と相談を受けました。
娘さんと市営住宅に住んでおり娘さんが結婚するというのです。

 女性は、僅かな年金をもらいながら病院の掃除婦として派遣で働いています。
半日で2400円。決められた職場を午前中に終わらなければなりません。終わらなかったらサービス残業をしても終わらせることが求められています。
 この仕事が、持病を持ち体力の弱っている女性にはとてもキツイ労働になっています。

 かかりつけの病院の先生からは、「無理して働いたら危険」と宣告されながらも働らかなければならない理由があります。
 それは、病院代が重くのしかかっていることです。
 持病があるので病院に行く。病院代を払うために働く。働くから体力が弱る。という悪循環に、女性は「病院代のために働いているようなもの」と嘆いていました。それほど病院代の3割負担が重いのです。

 私は、「病気を治すことが先決」と、生活保護の申請をすすめました。

 ところが、「年金と働いた収入が生活保護の基準より多い」と受理されませんでした。
 私はこの、「しゃくし定規」の生活保護行政に納得いかない思いをしました。

 行政が一番に考えなければならないのは、「市民の命を守ること」です。
懸命に生きている市民に温かい手を差し伸べる唐津市政をこれからも求めていきたい。
 
 後日談として、娘さんが結婚することで市営住宅を出なければならなくなった住宅も近くの市営住宅に引っ越すことが決まり、生活保護も働いた賃金を使った後であれば「申請を受け付ける」ことを生活保護課が約束してくれました。 
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