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大好きな宝塚・舞台のことを中心に書いていきます♪

『グレート・ギャツビー』

2008-09-15 17:50:02 | 
スコット・フィッツジェラルド作、村上春樹翻訳版を読みました。
この作品はフィッツジェラルドが28歳のときに書き上げた小説で彼の代表作。
当初は期待したほどの売り上げに達せず、
彼の死後に年月を経て「文学史に残る傑作」として世に出たものです。

話は多少中だるみがありますが、それらはすべて終盤に向けて意味を持っていて
ラスト少し前からは、読みながら涙が出ました。読んだ後は何とも言えない余韻が・・・
一人の男の、偉大でもあり滑稽じみてもいる生き様を、遠回りしながらしかも確実につきつけられた思い。
富を得ている者の奢りと、貧しい者のささやかな夢の対比も心に残りました。

ジェイ・ギャツビーという一人の男は、上流階級の娘デイジーと激しい恋に落ち
しかしながら貧富の差から娘の親に反対され、折しも第一次世界大戦で戦地に赴くことになり
束の間の恋は引き裂かれた。

その後ギャツビーはいつの日か財産を築きデイジーを幸せにすることを夢見て
すべてはデイジーのために裏社会に手を染め、のし上がって財をなした。
5年後、デイジーの家の明かりが見える対岸に豪邸を建て
毎夜盛大なパーティーを開き、いつかデイジーに会える日を待っていた。
すでに、デイジーは結婚して子供もいるということを知りながらも、やり直せると信じて!
そして再会…ここから運命が急展開です。すべてはデイジーのため、命までも…

と、ざっとこんな感じです。

今日はその「グレート・ギャツビー」の舞台版を観てきました!
日生劇場公演。宝塚の月組の選抜メンバーでのキャスティングです。
主演は、わがご贔屓の瀬奈じゅんさん!
冒頭は賑やかなパーティーの場面から楽しく始まり
初恋の回想、裏社会での葛藤、再会の喜びと苦悩、死への歩み、
いろんな場面を経て、ギャツビーのひたすらの愛が描かれています。
抑制のきいた演技と感情の発露が交互に来て、
すばらしく深みのある舞台に仕上がっていてズシンとハートにきました!

長丁場の一本芝居でしたが、間延びする事なく最後までひきつけられた2時間45分。
こんな充実した舞台は久し振りだった気がします。

とにかくよかった!カッコよかった!(^_^)

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