ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

変なバイク(フルカバード バイク)

2011年10月21日 20時33分06秒 | バイク
表題のバイクはスズキ SW-1という250CCのバイクです。現物を一度だけ見かけたことがありました。昔の事ですので良くは覚えておりませんがとにかく丸っこい変なバイクという印象でした。
フルカバードされたバイクは現行機種ではホンダのGLシリーズやBMWのツアラーなどもその範疇に入れることも出来ますが、見かける事が比較的多いせいか余り違和感はありません。
それに対してこのSW-1は前2機種よりカバードの度合が徹底しています。
ホンダのGLやBMWはエンジンヘッドがフェアリングの外にはみ出しています(水平対向エンジンだから)。
このSW-1はクランクケースがフェアリングの側面よりのぞいてる事によりエンジンの搭載位置を知ることが出来ますが、それ以外の駆動装置などはどうなっているのかさえ解らないような完全にフルカバーされています。
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また、従来のガソリンタンクのある場所には卵型のタンク風のものがありますが、これは開閉可能なトランクとなっています。さらにリヤタイヤを覆う両側のカバーにも書類や工具なども入れられるポケットがありそこにも開閉式のフタがあります。
チェンジペダルは踏み込みペダルと踏み戻しペダルの2つがあり、一般的なかきあげ動作をしなくてもシフトチェンジが可能な造りになっているそうです。その外観に見合った変ったバイクといえます。

さて、ホンダにはGLシリーズよりももっとカバードされたバイクがあります。PC800 Pacific Coastというのがそれです。
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1989年から1998年まで製造されたバイクです。巨大辞書には排気量は800CC、45°Vツインエンジンを搭載とあります。
画像にもあるようにパッセンジャーシートを前側に跳ね上げればその下がトランクとなっているようです。
まるで現在のビッグスクーターのような造りですね。燃料タンクに見えるところには通常見られる給油口のフタらしきものは見えませんのでこのタンクもダミーなのでしょうか。燃料タンクはどこにあり、そしてどこから給油するのでしょうかね。

わが国にもSW-1よりはるか前にカバードバイクが試作されたことが「国産モーターサイクルのあゆみ」に載っていました。
これがそうです。   クリックすると拡大します

マーチン 2HLという250CCのバイクです。市販されることは無かったようですが、1957年の製造にしてはデザインがすごいですね。このバイクの性能は不明ですがアニメ映画などにそのまま出してもおかしくないですね。
これが今から54年も前に作られたというから驚きです。バイクという乗り物は移動の道具であるのと同時に夢の乗り物でもあった気がします。

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