ヒマジンの独白録(美術、読書、写真、ときには錯覚)

田舎オジサンの書くブログです。様々な分野で目に付いた事柄を書いていこうと思っています。

SRX250再生記(その13-タンク、ビフォーアフター続き)

2012年09月01日 20時30分48秒 | バイクカスタム
一昨日のタンク錆取りをしましたがその続きです。リン酸溶液で錆を取ったまでは良かったのですが、翌日タンク内を除いて見ますとうっすらと新たな錆が発生していました。あんなに良く水洗いしたのにと不思議に思いました。

どうも手順を間違えていたようです。酸洗いの後は中和の作業が先ですね。
というわけでタンク内に再度錆取り溶液を注入して、今度は溶液を4倍に薄めて一晩放置しました。
けさ、その溶液をバケツに空けて今度はタンクに残っている酸性溶液を中和するためにアルカリ性の家庭用洗剤を10倍ぐらいに薄めて注入。タンクの中の液体はは白濁し細かい気泡が出来ていきます。
アルカリ性溶液がタンク内に満遍なくいきわたるように時々タンクを持ち上げゆすって見ます。

10分ぐらいそんな作業の後、今度はアルカリ性溶液をタンクより取り出します。
このとき、注意しなければならないのは決して酸性溶液と同じ容器にアルカリ性溶液を入れてはならないということです。さらにアルカリ性溶液は原液ではなく水で希釈したものを使うということです。
もし、タンク内に残っている酸性液の量が多かった場合、アルカリ性の原液を入れると激しく反応がおきますので大変危険です。「まぜると危険}と洗剤容器にも記載されています。

両方の液体が混ざり合うと化学反応が起こり、人体に重大な影響を及ぼす危険なガスが発生します。
当然、これらの作業は密閉されたところで行ってはいけません。屋外の風通しの良い場所で施工してください。

さて、アルカリ性溶液を取り出したタンクに次は水道水をホースで入れ、かけ流します。タンクの隅々まで洗浄するようにします。
水道水をタンクより抜き去り日向に置いて自然乾燥させました。この様にタンク内部はきれいになりました。

タンクの錆取りと洗浄はこれで終わりです。

のはずでしたが、作業の途中で重大な不具合を発見。
タンクの一部に孔があいているようなのを見つけました。タンク本体にではなくタンクを貫通しているパイプがあるんですがそれに穴が開いているのを発見しました。このパイプは、次の画像を見てもらいましょう、 給油口の付近に白丸で囲った部分に開口があり、洗車時などに浸入した水がパイプを通って排出されるようになっています。
今度はタンクの底を見てみましょう。

白丸の囲みの部分が排出口です。

このパイプにタンク内部の途中に孔が空いてしまったのです。錆による腐食が原因ですね。
このままだとパイプに空いた孔からタンク内のガソリンが外に漏れ出してしまいますのでこのタンクは使えません。困ってしまいます。
ようやくバイク再生も終盤になりつつあるのにこれは大問題です。

水の浸入は入り口を塞いでしまえばなんとかなりますので、テープを貼り付けて侵入口を閉じてしまいました。
次のようにしました。


ですが、出口の方の対策は確実な良い方法が思いつきません。一晩ゆっくり考えましょうか。

次に続く


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