マイスターのお道具箱

ドイツに住むピアノ技術者、ーまーのブログ

弾丸視察  世界は広いな大きいな

2012-02-20 | ピアノ技術者の仕事

  1泊4日(機内2泊)デュッセルドルフ―ヨハネスブルグの移動。
デュッセルドルフを夕方に出て、翌日午前にヨハネスブルグ着。
1泊して次の日の遅い夕方にヨハネスブルグを後にし、翌日早朝デュッセルドルフ帰。
時差が冬時間の1時間だけなのに疲労を感じる。
世界を股に挟んで(もとい!)股に掛けて飛び回る
ビジネスマンの真似事をして、彼らの凄さを体感した。





 ピアノ3台を検品し、そのうちの2台を来月末に行われる演奏会のために下調律。
工房の売り上げには何の影響も与えない行動だったのだが、とりあえず
ピアノがあるとこならどこにでも出没できる技術者を目指しているので 
これもちゃんとした「お仕事」だと思う(ことにした)。
言ってみれば現地のピアノ技術者にお願いすれば事足りる仕事内容なのだが
古くからの飲み友達からの希望とあれば……。





 南アフリカ、南半球にあるこの国、僕が持っていたイメージとは大きく違う
ポジティブな印象を受けた。
もちろん たった30時間ほどの滞在で何も語ることはできないけれど、
活気があり明るく清潔な街並み。
謙虚で素直な顔立ち、でもちゃっかりしている人たち。
治安が悪いといわれながら交通マナーのある大都市。
人種差別の問題をどうにか解決して活性化を図ろうとしている国。
それをサポートしながら開発を進める企業。

広がる大地に驚き、いろんな種類の鳥のさえずりを聞きながら
こんな面白そうな別の世界があることを知った弾丸、   ーまー  でした。

PS. 視察、下見と言うからには本番があるのです。 
でもそれを詳しく書くのは来月無事本番終了してからにしよう。
(ちょっと説明するのが複雑なのね)

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おとなのバレンタイン

2012-02-14 | そのほか

 たとえお薦めの甘くて美味しいチョコレートを贈ったとて
心底喜びやしないだろうと察しをつけられているに違いない。

それでも今日のこの日にヒネリをかけたバレンタインのプレゼントをもらった。
ぼくはやっぱりとても嬉しい。
「そうやったんかぁ 今まで君達の気持ちに気付いてあげられへんでごめんなぁ。」
 勘違いはなはだしい自分よがりな冗談をつぶやきながらとりあえず写す。

 





もうすぐそこに春がやってきているだょ と思わせるような
ほんのり暖かさが染み入る、まろやかな味に違いない。

でも、この手のプレゼントは季節限定ではなく、年中受け付けてます。

取り急ぎお礼まで。 ーまー
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修復しながらあれこれと考える ぱーと参

2012-02-12 | ピアノ技術者の仕事

 修復しながらと言うよりも誰かが修復した跡を見ているのです。
ピアノのシャンクと言う箇所。
きわめて強く打鍵するような演奏で折れてしまうこともあるのですが
ピアノアクションを出し入れする時に誤って折ってしまうことのほうが
多いと思います。 
そう、要するにピアノ技術者の不注意が原因の破損です。
折れ方や、折れた場所で彼らの仕業だと大体わかっちゃいます。 
何しろ僕も何度か経験したことありますから。
不本意にも折ったとき、割り箸を割ったときのような音がして、
「やっちったっ!」がすぐに認識できます。

普段、出先に部品など持ち歩かないので、折ってしまったら付け焼刃的に
こんな修復法もありますかね。 
斜めに裂けたように折れているのでうまく接着できれば何とか演奏はできそうですが、
やはり部品交換するのが真っ当かと思います。
野球のバットやテニスラケット、ゴルフクラブのように「しなり」が大事な箇所ですからね。
古典楽器になると部品の入手が不可能なこともありますのでこのような修理の跡を見みかけます。

 ハンマーヘッドの付け根で折れた場合、これは基本的に部品交換しかありえないでしょう。
それでも何とか付けてみようと、冷や汗と脂汗が混じった修復跡がこれ。



ま、努力の跡は認めますが、なんだか原始的ですね。
辛うじて繋がってるけど、ぐらぐらしてますし。
「ネアンダータール技法」となずけてみました。

 ピアノ技術者もいろいろと苦労してるんです。  ーまー
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補修しながらあれこれ考える ぱーと弐

2012-02-08 | ピアノ技術者の仕事

 サイレントピアノ、エニータイム、ヴァリオシステム
いわゆる、消音ユニット付きピアノ。
普段はごく普通にピアノ演奏が楽しめ、尚且つ
100%ピアノの音をシャットアウトしてヘッドフォーンを介すと
自分だけの音の世界を愉しむこともできる。 
ご近所、いや同じ部屋にいる家族の中でも邪魔されず、邪魔にもならず。
また、コンピーュタに繋げば楽譜が書け、
地球の裏側の人とリアルタイムでセッションもできる。

 

今回、消音ユニットの部品破損の補修依頼を受けた。
部品破損は常に発生するトラブル。
それに補修は簡単。補修と言うよりも部品交換になるのだけど、
なんだか複雑な気持ちになった。

本来、ピアノ技術者の使命は
常に良い音を追い求め、心地よい音色をお届けすることやのに
よりによってなんで音を消してしまうことに懸命にならんとあかんねやろ?

まだ続くでー  ーまー

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補修しながらあれこれ考える ぱーと壱

2012-02-05 | ピアノ技術者の仕事

 
馬鹿は死ななきゃ治らない
   とか
馬鹿は死んでも治らない
なんていうけれど

バカネジは ティッシュペーパーと瞬間接着剤で直ることもあります。

友人の岡本ピアノ技術者から教えてもらった。「埋めティッシュ」
木片を埋めたりオーバーサイズのネジに変えるより、確実に締まりますね。 
恐るべしです。 なんとなく一見邪道っぽいんやけど是非お試しあれ。
一般の人でもたとえばIKEAの家具の取っ手のバカネジなどに使えると思います。

作業は簡単、大きくなったネジ穴にティッシュを詰めて
瞬間接着剤を注入するだけ。
コツは、あまりティッシュを奥まで詰めすぎず、
接着剤が完全に乾いてからネジを締めることですかね。

まだいろいろな材料でのバカネジ補修方法はあるんですけど、
出先でちょちょっと直せるのがいいです。

別に何にもあれこれ考えてないやん ただのパクリやん!

Thanks to: Yoshio Okamoto   
               つづく      ーまー

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本を読む速さ

2012-01-26 | そのほか

本を読み出すと止まらない。 寝ることも忘れて読みふけってしまう。
寝なきゃいけないのについつい読み続けてしまう。おかげで寝不足!

そんなことができる人がうらやましくてたまらない。

今頃になって気付いたんやけど、僕は本を読むスピードがめちゃくちゃ遅いな。
大抵は寝る前に布団の中で読んでるんやけど、
読んでいるうちに、本の内容から脱線して違うことを考えていることが多い。
ストーリーを変えてるのね、自分勝手に連想させて……
そのうち自然に目は閉じて夢を見ている状態になる。
だから毎日1ページしか進まん。
300ページの本を読むのに300日もかかることになる。 

 まずは布団の中で本を読むことを今後一切やめよう。
読書用眼鏡(老眼鏡って言う人もいる)をかけて
本をきっちり読む時間を毎日1時間作ろう。
そうすればもう少しスピードアップできるに違いない。

決意した矢先、
昨日もPCで日本のバラエティー番組を観て時間を浪費してしもた。
決してそれほど愉快でもない番組をダラーっとね。
「あーぁ、また面白くもないもん観てしもたー」と嘆きながら
35ページ目に栞が挟まった本を持って、温い布団に向うのでした。

よし、明日は37ページまでをノルマにするでぇ。     −まー
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助けてくれーん

2012-01-17 | ピアノ技術者の仕事

 ピアノ工房の二つ隣にマンションが建つらしい。
毎朝7時にブザーの音と共に工事現場のクレーンが動き出す。

 あの高い上座の操縦席には乗りたくないな。
上っていく途中ですでに失神しそうやし、
足元に何もないところで作業する勇気など毛頭ない。
きっとかなり揺れてると思うな。何メーターの高さやろ。人間業やないね。
それに急にトイレに行きたくなったらどないするんやろ。


 実はピアノ工房にもクレーンがある。 



 工事現場のに比べてコンパクトでかわいい。
組み立て式になっている。500キロまで吊り上げることができるので
ピアノの鉄フレーム(ネズミ鋳鉄でできてます)の上げ下ろしに最適。




 井戸水をくみ上げる手押しポンプの要領でギコギコとレバーを動かすと
アームがゆっくり上がっていく。
でも一人ではちょっと無理な作業なんでクレーンを使うときは
いつもサトチンにお願いする
「助けてくれーん?」ってね。
                   少し寒いです ーまー
       
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試運転ってとこかな

2012-01-07 | 愉快な仲間たち

 接着剤が固まるまで触るなよ!と言うこと。

 何十年外国で生活していても僕は日本人。
クリスマスの静かな3日間を過ごすより、やはり正月に休むほうがしっくり来る。
カレンダーどうり2日からお仕事を始めてはいるのだが、気分的にはまだ緩め。
この力の抜け加減がずっと毎日続いてくれれば理想的な生活が送れるのだが、
そのうちいろんな事柄が絡まって身動きが取れなくなっていくんやね。







2.5ミリの真鍮ピン(駒ピン)が駒の中で折れている。
これを何とか抜き取るという面倒な作業。 
特殊なドリルを手に入れたので比較的楽に抜き取れた。

 

はるばる日本からやってきて まさかベルトサンダーで木を薄く削らされるとは
思ってもいなかったやろうなぁ。
たこ焼きとWii対戦を餌に正月早々お仕事をしてもらう。
(ドイツでたこ焼きが食べれるとも思ってへんかったやろうけど) 
同業者が工房に来るとなんだかんだと手伝わされます。ご注意ください。

彼女の訪問のおかげもあり、年末年始の工房パーチーは多発化した。 
とにかく賑やかさの連発。



去年のクリスマスに文明開化したピアノ工房パーチー会場
皆さんの動きが激しすぎるのでシャッターチャンスものがし
ピントもことごとく乱れ候……

助言: 真夜中にボクシングをすると疲れるよ!   ーまー

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嬉しい悲鳴とともに暮れてゆくのね

2011-12-31 | ピアノ技術者の仕事

 年が明けてから始めてもいいのだが、
このピアノの解体までを終え仕事納めとしよう。
クリスマス直前に突然舞い込んできたオーバーホール。

 



 
 予期せぬ追加仕事をいただき、あれやこれやと年始からの作業段取りを
全部組み替える必要が出てきたのだけれど、気持ちだけがやけに焦って、
何をいつやるべきなのか順番を決める頭が回らん。 
とりあえず年末やし、今年はここまでっ!て決めた。まぁ、何とかなるのかなぁ。
仕事が多いということはありがたいことなのですけれど。


 もうすぐ新しい年を迎えます。 
僕のことを多くのメディアが取り上げてくれたことが特に印象深い1年でした 。
決して自ら願っていたことではなく、あるOnlineの取材を受けたことが発端。
大震災や日独交流150年と言う日本に関する災害やイベントの影響も受け、
新聞社、テレビ局など次々に取材の申し込みが勝手にやってきた。
無料で宣伝をしてくれるようでありがたいのだけれど、やっぱり面倒なのね。
こんな小さなピアノ工房なんかを取り上げるということは
奴ら、よっぽどネタ不足なんかな? ドイツも平和なんやなと思ったりもする。



 駆け込み取材でクリスマスイヴに載せてくれた記事がある。
今回はOnlineでは載らないのでPDFで記事をいただいた。 
どうにかすればこのブログからダウンロードをする手段もあるのでしょうが、
やっぱり面倒なので、どうしても読んでみたいという奇特な方がいらっしゃる場合、
ご一報くださればメールで送信させていただきます。もちろんドイツ語なのですが、
日本語に自訳しましたのでそれも必要であれば添えることもできます。

 行く年 来る年 真っ最中の投稿になりそうです。 
「良いお年を」と書くべきか、「あけましておめでとう」と書くべきか、悩みながら……

   2011年最後の ーまー でした。 







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腑抜けのような日

2011-12-26 | そのほか

 



 おかみさんが 音楽して世間様のクリスマスムードを盛り上げている間、
サトチンはデナーを作る。



マグロのカルパッチョ
ラムフィレ肉のシェリー酒蒸し ジャガイモと共に 




そんな二人をテレビ中継と現場で何もせずただ眺めなている僕。
昼間からパジャマでワイン、完全に「上げ膳据え膳」状態の至極な聖夜。





いまさらプレゼント交換なんてねぇ
家族3人で割り勘で買ったWii
新し物好きなのにいつの間にかこの手の遊び道具に興味がなくなっていたことに気付く。
ほとんどのゲームに勝てないのだが、悔しい思いで負け惜しみを言うこともなく、
対戦相手を賞賛することができるようになった。 
僕は大人、または酔っ払いのおっさんとも言う。   
                         −まー
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にわか ニカワ作業

2011-12-24 | ピアノ技術者の仕事

 洋の東西を問わず、古来から使われている膠(読めるけど書けない)。
牛君、羊さん、ウサチャン、魚君などの骨や皮を原料にし用途によって使い分けされる
接着剤です。
楽器、特に弦楽器製作では接着力もさることながら、音の伝達にも大きく影響するので
この膠なくして制作は考えられないといってもよいでしょう。 
修理をする時も、接着された部分に蒸気をあてると大切な部品を傷めることなく簡単に剥がすこともできます。
逆に多湿度に弱いことと、毎回の準備に時間が掛かるので面倒なのが玉に瑕です。

さて、ピアノに使われている天然材料である 木、フェルト、皮
これらもやはり膠で接着したいものですが、
現代に開発された接着剤は優れたものが多く、作業性を考えるとどうしても膠は敬遠されがちです。 
ハンマー接着以外はほとんど別の接着剤を使うようになっているのが現状でしょう。

 

僕の工房では接着剤の使用頻度自体がさほど多くないのでほとんど使わなくなっていますが、
今回は古い楽器の修理であることと、部品の形が歪なので速乾性を出すために膠を使いました。
案の定、貼り間違えがありやり直しをすることになりましたが、剥がすのは簡単でした。

膠独特の(ちょっとクチャいよ)匂いが漂い、心地よい工房でありました。
ーまー
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事件が2件

2011-12-18 | ピアノ技術者の仕事

 ピアノがいつの間にか入れ替わっているという
わけのわからない謎めいた事件が発生しました。
別のホールのイベント用のピアノが紛れ込んだようです。なんでやねん?
本番前日の搬入直後のチェック調律のときに僕が気付き緊急連絡しました。
もちろん交換することになるのですが、テンヤワンヤの大騒ぎなのです。
2つの運送業者を使い、本物のピアノを取りに行き偽物のピアノを戻すのです。
その日は間に合わないということになり、本番当日に行うことになりました。



 翌朝の約束時間(8時30分)を30分遅刻で運送屋さんが到着し、
交換を終えましたが、ピアノはトラックの中でキンキンに冷きっていて
ピッチが445 Hzに上がってる! 半日放置すれば戻ってくるものなのですが、
リハーサルは1時間後なのね。仕方なく猛スピードで443 Hzに落とし、
次のお仕事に向うことにしました。 
本番前に充分な調律時間を設けてあるので何とかしのげそう。
このような荒業はピアノへの影響もあるのですが
技術者の精神的負担もあるということをわかってちょうだいね。 


 翌日はお馴染みのコンサートホール。 
最近出番がぐんぐん多くなってきたベヒシュタインでの
ピアノリサイタルのお仕事でした。
ここでも事件がありました。



  このホールの楽屋口の守衛のおじさんが、真面目な顔で
「ーまーさん、今日は仕事させないからね、帰りな!」
突然の真顔な形相にきょとんとしていると
「本気やからね、一歩たりとも立ち入り禁止!」
まぢにおこってるんよね。 一体僕は何をやらかしたんやろ?




 「なんと言う悪天候を連れてきた!これは絶対 ーまーさんの責任じゃ!」

冗談にも程があるよね。ドイツ人の天気を話題にした日常の挨拶なんやけど、
彼の場合過激すぎるな。
気持ちに余裕がなかった時やったら本気で怒るかもしれんな。

大阪で慣らしたはずの突っ込みがかえせず、苦笑いしかできず、
悔しい思いをしたのでした。
       
         僕は負けない……   −まー

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お互い様なんやけど

2011-12-11 | ピアノ技術者の仕事

 掃除機はAの高さを少しフラットにした中途半端な音で唸り声を上げている。
そんな騒がしい空間でチェンバロを調律している僕。
オペラハウスの日曜日朝8時30分。
お掃除おばさんの仕事は、時間内にフロアーを綺麗にすること。
調律おじさんの仕事は、時間内に楽器の音色を綺麗にすること。
仕事の責務はお互い様なんやけど、大きな違いは、
おばさんはチェンバロの音があったって仕事は完了するけれど、
おじさんは掃除機の音があると仕事ができないってこと……
小さなストレス その1。

 別の日の出来事。 次の現場に向っている。
制限速度60キロのところを80キロで走行中。少しお急ぎです。
そこをさらに白いベンツが荒っぽく僕を追い越し、
追い越しついでに睨みをきかせて はしたなく立てた中指を僕に見せてくれた。
急いでるのはお互い様なんやけど、
僕の走行のどこが不快なん? あんたになんか悪いことしたか?
小さなストレス その2。

 「緊急です」と言われ、先行予約を変更してまでも駆けつけたのに
別の技術者がすでに調律をはじめているという最悪なダブルブッキング事件。
コンサートホールのマネージャー二人の連絡ミスが原因。
ミスを起こすのはお互い様なんやけど、ほんまええ加減にしっかりしてくれよ。
小さなストレス その3。

 こんなストレスの蓄積がクリスマス前の慌しさを盛り上げてくれんねん。
ほんま ありがたいことですね   −まー
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僕のカウントダウン

2011-12-01 | そのほか

 クリスマスへのカウントダウンが始まった。
今年もブリキのトナカイが呑気な顔して揺れている。僕のお気に入り。

紅茶のアドヴェントカレンダーはおかみさんがもらったものなので
無断で開けてしまうのは御法度なのだ。

友人が言ってたけど、ビールのAdventskalenderもあるらしい。
でも僕としてはワインのバージョンなんてあるといいかな。
誰かプレゼントしてくれたらめっちゃ(超)楽しいやろなぁ。

 12月1日から毎日1本、紅白めでたく絡み合って24本勢ぞろい。
軽めのから始まって徐々にヘビーなフルボディーに変化していく。 
途中にロゼが加わってもいとおかし。
白やロゼの日やったら朝のうちに冷蔵庫へ移動させなあかんねん。
毎朝それをする義務(ポジティブなノルマ)が生じるから自然と目覚めもよくなるに決まってる。
「ほんなら、今夜は生ハムを摘みながら」なんて考えながら仕事するのも乙なことやね。
仕事もはかどるってもんですね。
午後に仕事がない時は昼からコルクを抜いたりする滅多にないチャンス到来ゃ。
おかみさんのため息なんか全く気にもせず堪能することに集中するのも苦しゅうない。
24本目のクリスマスイヴは、今までに味わったことのないドメーヌ・ド・ロマネコンティやね。
プレゼントしてくれた人に心から感謝しながらゆっくり愉しむのも粋なもんやね。
仕方ないからおかみさんにもちょっとだけ味見させてあげよ。クリスマスって人を優しくするよね。
でも、毎日1本24日間はさすがに厳しいかもしれんなぁ。
そうとう気合いれな飲まれへんかもなぁ。空瓶も溜まる一方やしなぁ。

などと、たわいのないことを想像しながら暗いドイツの夜を過ごしてはいるのですけれど……    −まー


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美脚揃い

2011-11-27 | ピアノ技術者の仕事

 ここ数年来、工房に美脚なピアノの登場が多くなってきた。



ピアノ好きならこの画像でどこのメーカだかわかっちゃう。
長い期間、空き家になっていた大きな館から無事救出された美脚さま。
さすがにすこし元気がなかったのですが、息吹を与えて復活してもらおう。
以前のように華やかに歌って欲しいです。 君ならできるよ。




爺さんが使ってた古い楽器を修復して孫娘にプレゼントするというのも
ほのぼの感が味わえるアイデアですね。







きっちり外装まで直そうかどうかずっと悩み続けていたんやけど、
このまま永遠に工房でいかず後家のような生活のままでは気の毒なので、
とうとうメイクアップしてもらい見違える美脚ピアノとして蘇りました。
当たり前のことなのですが優しい音色の美声でもあります。
目下、婚活中です。

   −まー
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