子育てと学び BY 朝日学習館

子育てや勉強の仕方を読者の皆さんと考えたい。人が幸せになれる子育てを。朝日学習館

マシュマロテスト

2011年03月05日 | 育児
子どもに忍耐力をつける

日本には、先憂後楽という言葉がある。後の楽しみのために、今の時間を勉強や仕事に費やすというものである。

米コロンビア大学の心理学者Walter Mischel氏が、4・5歳の子どもたちに対して行った「マシュマロテスト」という有名な実験がある。その中で、子どもの頃の忍耐強さの有無がその後の社会での成功に大きな役割をもつことを示した。彼は、4・5歳の子どもにマシュマロを1個見せて、実験者が部屋に戻ってくるまで食べるのを我慢したら、もう1つあげると言って部屋を出て約20分後に戻ってくるという実験を行った。彼らは、その時食べるのを我慢できた子どもとそうでない子どもを10年後に追跡調査した。その結果、我慢できてマシュマロを2個もらった子どもの方が、そうでない子どもよりも成績がよく、リーダーシップもあり、社会性を備えていたことが示された。つまり、忍耐力という非認知能力の幼少期での形成の有無が、その後の人生に大きな影響を与えるのである。

マシュマロテストは、子どもたちとの日常の様々な場面で利用できますね。宿題をやってから・・・、掃除をやってから・・・など。先憂行楽が身に着くといいですね。

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子どもの未来、幼児期の学習が支配!

2011年02月11日 | 育児
子どもの未来、幼児期の学習が支配!  

臨界期の効用を証明

ヘックマン教授は2006年の「アメリカ科学アカデミー紀要」誌に神経生物学者であるスタンフォホード大学のクヌーズセン教授らとの国家の教育を向上させるための共同論文の中で「経済学的にも神経生物学的にも、将来の労働力を強化し生活の質を高めるための最も効率的な戦略は、幼少期の恵まれない子どもたちの境遇を改善することである」と主張した。ヘックマン教授らの研究は、恵まれない子どもに対する長期の介入実験の経済学的な解析結果と、脳の発達メカニズムに関する脳科学の研究の学際的な成果だったのである。

ヘックマン教授は、ペリー就学計画という就学前の子どもたちに行った教育支援の実験的政策の効果を明らかにしている。三歳から四歳のアフリカ系アメリカ人の恵まれない子どもたちに対して行った、午前中の学校教育と午後からの先生の家庭訪問を含む二年間の介入実験の結果、同じような境遇にあった子どもたちが四十歳になった時点で比較すると、介入実験を受けた子どもたちは、高校卒業率、所得、持ち家比率が高く、婚外子を持つ比率、生活保護受給比率、逮捕される比率が低かった。


 学校教育の段階で恵まれない子どもたちへの援助をしたところで、就学以前の段階で家庭の教育環境が悪いとあまり効果がないことも明らかにされている。アメリカの研究によれば、親の所得階級による数学の学力差は、六歳時点において既に存在し、その学力格差は、その後も拡大を続ける。

  「競争と公平感」 著大竹文雄 中央公論より引用

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小5年英検4級合格率87%

2011年02月10日 | 英会話
幼稚園生の時から英語を学んできた生徒さん8名中7名が、小学5年迄に英検4級に合格しました。

合格率87%、合格出来なかった生徒さんお一人は、ご家庭の都合により1年間、塾をお休みになりました。4級合格者の中には、すでに英検3級に合格した生徒さんもおります。

今年は、のこり6名の小学生が英検3級合格を目指す年です。また、英検3級の面接レベルの英会話をぺらぺら話すことを目指す年です。当館では、小学生の英検3級の面接の合格率は、今日まで100%です。

今年は、小学生の時に英検3級に合格した生徒さんが、中3年で英検2級に合格した年でもあります。

英語国際標準語時代の英語の標準学力は、小学生が、英検3級の面接レベルの英会話をぺらぺら話すこと。
中3英検2級レベルそこに向かって当館は、進みます。


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パズルも俳句もパズル!?

2011年01月31日 | 教育
俳句はパズルだ!

斧入れて 香におどろくや 冬木立   与謝蕪村

かくれんぼ 三つかぞえて 冬となる  寺山修司

海に出て 木枯らし帰る ところなし  山口誓子


 すべて見事なパズルです。平板ブロックでアーデモナイ、コーデモナイと考え気づいて様々な形を創っていくことと何のかわりもありません。
 当教室の俳句の朗読は、パズル教室・気づき教室そのものなのです。俳句の表現するものに関しては、いつかは、一人ひとりの子どもが自らの感性をもって気づくことですから、その意味を解説することは、必要ありません。それぞれの子どもが季節に応じた俳句を朗読する中で感性を研ぎ澄ませながら一つ一つの俳句の真髄に少しずつ気づいていくことが、子どもにとっても私たちにとっても大きな喜びです。
 そのような意味では、冬木立の風景も、冬のかくれんぼも、海の陸風も子どもたちに体験をさせたい原体験のひとつです。

子どもの考える力・気づきの力を育むパズル教室 

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ハワード・ガードナー「認知心理学者」の八つの多重知識論 blog.goo.ne.jp/kk1022mh/d/20091102


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大晦日 さだめなきよの 定めかな

2010年12月31日 | 俳句
あけまして、おめでとうございます。


 大晦日 さだめなきよの 定めかな  井原西鶴

 確たりし さだめなきよの 初日の出 

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Pisa型学力とは

2010年12月11日 | 教育
その考える力を世界のために

Pisa型学力とは、「やったことがないけれども解決できる学力」のことである。そこに必要とされるものは。「気づき」「考える力」「発表できる言語力」である。従来の「どれほど記憶したか」式の学力評価とは別世界である。

すべての子どもが持っている幼少期の「なぜなぜ時代」は、子どもから親へのプレゼントである。ぼくは、こんなことに興味・関心を持っているから、それでぼくを育ててよ、そんな、メッセージであると思われます。これを見逃すと子どもの成長の端緒を見失うことになり、その後の親の提案が木に竹を接ぐようなことになりかねない。

幼少期、日常生活の中で子どもが親に向ける興味・関心に便乗し寄り添って創造的な会話を積み上げることが、pisa型学習そのものである。

親の「気づき力」「疑問力」「言葉力」は子どもと相似形になる。子どもと共に様々なことに気づき疑問を感じ言葉にすることが、この世界の事象を「ガッチリ」と掴み取り未来を創造するために必要である。

「気づき」と「しなやかな考える力」をはぐくむ朝日学習館のパズル教室

http://k1.fc2.com/cgi-bin/hp.cgi/golf2406/?pnum=0_1 朝日学習館 パズルクラブ風景

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Time to End War Against the Earth

2010年11月26日 | 社会
ヴァンダナ・シヴァ氏のスピーチの引用

「いま、地球に対する戦争を終えるとき(Time to End War Against the Earth )」



《インドの農業・エコロジー運動家のヴァンダナ・シヴァ女史が11月6日、「シドニー平和賞」を受賞した。以下は、7日付けの地元紙、「エイジ」に掲載された「受賞スピーチ」(編集済み)の全文の拙訳である。》-20101103-17dxt.html



 今、「戦争」を思うとき、私たちの心は「イラク」や「アフガニスタン」に向かいます。しかし、もっと大きな戦争が、今、戦われてもいます、それは私たちの生きる、この地球という惑星に対する戦争です。この「地球に対する戦争」の根は、エコロジーと倫理が定めた限界を敬うことに失敗した「経済」にあります――不平等には限界があることを、不正義には限界があることを、欲望と経済の集中には限界があることへの敬意を忘れた「経済」に、根を下したものなのです。



 一握りの大企業や強国が、地球の資源に対するコントロールを追い求め、この私たちの地球を、何でも売りに出してしまうスーパーマーケットに変えようとしているのです。彼らは私たちの水を、遺伝子を、細胞を、臓器を、知識を、文化を、さらには未来をも売ろうとしているのです。



 いまアフガニスタンとイラクで続き、今度も戦われて行こうそる「戦争」は、単に「石油のために血を流す」ものではありません。すでに明らかなように、「戦争」は「食料」のためにも「遺伝子と生物多様性」のためにも、「水」のためにも血を流すものになって行くことを、私たちは目の当たりにすることでしょう。



 こうした「軍・産・農」を支える戦争のメンタリティーは、「モンサント」社の殺虫剤の商品名、「駆り立てる(Round-Up)」「山刀(Machete)」「投げ縄(Lasso)」――を見れば明らかです。「モンサイト」と合併した、「アメリカン・ホーム・プロダクト」社も、その製品の殺虫剤に、「ペンタゴン(米国防総省)」とか「スカドロン(航空団)」といった、同じように攻撃的な名前をつけています。これは「戦争の言葉」です。私たちの「持続可能性(Sustainability) 」は、(そうではなく)「地球との平和」を土台にしたものです。



 「地球に対する戦争」は、私たちの精神の中で始まるものです。暴力的な思考から、暴力的な行為が形成されるのです。暴力的なカテゴリーを考え出すから、暴力の道具が作られるのです。産業化された農業・食糧・生産が依拠している「メタファー(隠喩)」や「メソッド(方法)」ほど、このことをハッキリ示してものはありません。戦時下において、人々を殺す毒や爆発物を生産する工場は、戦争が終わると、農薬工場に変身するのです。



 「1984年」は、食糧が産み出される方法に何か恐ろしいことが起きているという事実に、私を気付かせてくれた年でした。(インドの)パンジャブの動乱とボパール(化学工場)での惨事によって、「農業」がまるで「戦争」と化したかのように見えたのです。私が『「緑の革命』の暴力』という本を書き、「ナヴダンヤ(九つの種子)」という、毒にまみれない農の運動を始めたのは、このときのことです。



 戦争のための毒ガスとして始まった農薬はこれまで、疫病をコントロールできずに来ました。遺伝子操作が、有毒な化学物質に代わるものと考えられたこともあります。しかし、実際は逆に、殺虫剤の使用量を増加させ、「農民に対する戦争」を解き放っただけでした。



 飼料と農薬のコスト高は農民たちを負債の罠にはめているのです。負債の罠は農民たちを自殺へと追い込んでいます。政府の公式データによっても、インドでは1997年以来、20万人以上の農民が自殺を図っているのです。



 「地球との平和を築く」ことは常に、倫理とエコロジーの絶対命令であったことです。それは今や、私たちが生物種として生き延びるための絶対命令になっているのです。



 土に対する、生物多様性に対する、水に対する、大気に対する、農場や農産物に対する暴力は、人々が食べることを不可能にする、「戦争のような食糧システム」を産み出しています。いま、10億人が飢えているのです。20億人が、肥満、糖尿病、高血圧、癌といった、食べものに関係する病に苦しんでいます。



 この持続するはずのない発展には、3つのレベルの暴力が含まれています。第一は、地球に対する暴力です。環境の危機として現れているものです。第二は、人々に対する暴力です。貧困、欠乏、難民化として現れているものです。第三は、戦争と紛争としての暴力です。これは際限なき貪欲を満たすため、他国や他の共同体に眠る資源を力で掴み取るものです。



 「生」のあらゆる側面が商品化されると、たとえ1日に1ドル以上、稼げたとしても、「生活」はさらにコストのかさむものになり、人々はさらに貧しくなってしまいます。他方、人々は「マネー経済」なしに、物質的に豊かであり得ます。土地に対してアクセスでき、土地が肥沃で、川の水が汚れずに流れ、文化が豊かで、美しい住と衣、そして美味な食をもたらす伝統が生き続け、社会的な結束があり、地域の共同体に連帯と協働の精神がありさえすれば……。



 市場経済の領域、さらには人工物でしかない資本としてのマネーが、社会の最高の組織原則、及び生活に福祉を推し量るたったひとつの物差しに祭り上げられたとき、それは自然と社会の命を維持・存続させうるプロセスを切り崩すものになって行くのです。



 私たちは金持ちになればなるほど、エコロジーと文化の面ではますます貧しくなって行きます。マネーで測られる豊かさの成長は、物質的・文化的・環境的・精神的なレベルにおける貧困の増大を招くものです。



 生活をつなぐ、ほうとうの通貨とは、生きることそのものです。こうした視点に立つことで、以下のような問題が提起されます。私たちはいま、この世界において、自分自身をどう見ているのだろう? 人は何のための生きるのか? 私たちは、金儲けのために資源をがぶのみする、単なる機械に過ぎないのか? それとも私たちはそれよりももっと高い目的、目標を持ったものではないか?

 

 私は「地球デモクラシー(arth democracy)」というものが、あらゆる生物種、あらゆる人々、あらゆる文化に固有な価値に基づく「生きるデモクラシー(living democracies)」を、私たちに思い描かせ、創造させて行くものだと確信しています。「地球デモクラシー」とは、この地球の大事な資源の公正で平等な共有と、この地球の資源をどう使うかの決定の分かち合いのことでもあります。



 「地球デモクラシー」は、水、食べ物、健康、教育、仕事、生計の諸権利を含む「生きる権利」の基礎をかたちづくる、命及び基本的人権の持続するエコロジーのプロセスを守るものです。



 私たちは選択を迫られています。企業の貪欲による市場の法則に従い続けるか、地球のエコシステムと生物の多様性を維持する「ガイアの法則」を取るかどうかの選択を迫られています。



 人々の食べ物、水へのニーズは、食べ物と水を供給する自然の能力が守られていてこそ、はじめて満たされ得るものです。死んだ土や川は食べ物や水を恵んでくれません。



 「母なる地球」の諸権利を守り抜くことはそれゆえ、最も重要な、人権と社会正義を守る戦いであるわけです。それは私たちの時代の、最も広汎なる平和運動であります。



          (Posted by 大沼安史 at 08:59)2010年

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子どもを知りたければ母を見よ

2010年11月22日 | 育児
母親の言葉と文化は子供に遺伝する

気づきを育む 朝日学習館 パズル教室

気づきは、母親とともにある。音楽の魅力に気づいた母親は、子供がおなかの中にいる時から、子供とともに音楽を聴き続け、子供はそれを母親のおなかの中で聴き続け、音楽の魅力に気づいてしまうのであろう。

11月の中ごろ、当館の庭の小さな桜の木に西日が差していたところを見た幼稚園生が、「なんてきれいなんでしょう」と言葉に出しましたが、それは、母親と共感・共有された言葉でしょう。全く母親の言葉はこのようにして、子供に遺伝するものと思われます。

どこにでもある桜の木。感性と言葉豊かな母親は、一本の紅葉した桜の木を前にして、秋の到来を語り、無限なまでの赤や橙色の散りばめられた木の美しさをどれほど語るであろうか。その言葉は、このように子供の共感を呼び子供と共有されるであろう。また、感動や不思議の蓄積として言葉は重みを持ち、子供の中に足跡を残していくのだろう。

周囲のものに気づく力を感性というが、立ち止まって気づきそして、感じたことをもぎ取り言葉にしていくことが、子供の豊かな成長に欠かせないと思われます。
ゆっくりとじっくりと周囲のものに目を向け気づきもぎ取るそんな生活が大切であると思われます。

 

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英語はクリスマスツリー

2010年11月09日 | 英会話
 小学生英検三級合格英語教室 気づきで学ぶ英語教室 朝日学習館

人は母国語で感じ考え表現します。難しいこと精緻なことを考えるときには、母国語で考えます。語彙が少ない場合には、自分の気持ちや自然の情景や相手の状況を適切に表すことが出来ません。

さて、英語の勉強を考えてみます。子どもたちが英語を学ぶ場合には、自分の知っている日本語に対応させるか、英語のまま覚えてしまうかの二通りあります。日本語のボキャブラリーが多い場合には、日本語という大地に根ざしているクリスマスツリーの枝に日本語に対応する英語を結びつけるといいわけです。クリスマスツリーが育っていない場合には、英語の単語は、浮遊します。大地に根付いているクリスマスツリーという日本語に対応していませんので、消えやすくなっています。

海外で英語がぺらぺらになった子供が、日本に来て半年程度で英語をすっかり忘れてしまったというのは、その典型的な例です。
一般的に帰国子女の多くは、英語は流暢でも日本語は難渋するというのは、基本的に彼らの母国語は、英語になっているということが言えるでしょう。英語を英語として学んでいるわけです。
日本で英語を学ぶケースは、このような意味では、大きな有利性があります。ものを考え想像する母国語というクリスマスツリーとそれに連結する英語を同時に成長させることが出来るからです。

留学する場合には、英語の学習はクリスマスツリー、このことを十分に留意しておくと実り豊かな留学ができるのではないかと思います。


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PISA型適性検査の求める学力

2010年10月06日 | 社会
JKK公開研修会
テーマ:「NIE(新聞を活用した授業)の可能性と学習塾」
〜指導要領の改訂やPISA型適性検査の求める学力
にいかに対応するか〜
日 時:2010年11月15日(月)午前10時15分〜午後0時40分
会 場:中央大学駿河台記念館 5階570号室
東京都千代田区神田駿河台3-11-5(電話03(3292)3111)
JR,東京メトロ御茶ノ水・新御茶ノ水徒歩5分
講 師:皆倉宣之(JKK代表)参加費:会員1,000円。(一般は1,500円)

《テーマ解題》:皆倉宣之
《子どもたちがこれからの時代を生きて行くために必要となる力とは何か》
経済を中心としたグローバル化の波は、身近な共同体や地域のみならず国家の垣根をも取り払い、それらの間に存在していた多様性に満ちていた伝統、文化・芸術、その他のあらゆる価値観を画一的なものに変えてしまう勢いです。
それだけでなく、その結果引き起こされる社会の変動は経済不況の世界化や雇用不安といった、予測することが困難で混沌とした世界を作り出しています。
こうした世界へやがて飛び出してゆく子どもたちの将来は厳しいものが予想されます。それを乗り越えてたくましく生きて行くためには、単なる知識の貯蔵ではなく、自ら考え、自ら課題を探求し、それを自ら解決し、それを外へ発信できる総合的な力が要求されます。
私たちには、それらの力を子どもたちが確実に身につける方法を見出し、かつ提供することが要求されます。
《新聞を授業に活用して学びの内容を深める》
私たちは、日常の世界と離れて生きてゆくことはできません。ですから、指導要領の範囲の事項を学ぶだけでは生きた力にはなりません。学校知に日常生じている事象を付加させることによって、さらなる学びの内容が深まり、かつ確実に自らの知として蓄えられ、総合的な生きる力へと発展するものと思われます。
ここでは、その総合的な生きる力を子どもたちが身につけるための一つの方法として、新聞の活用法をあげたいと思います。
新聞を授業に取り入れる手法は、一般的なことばでいえばNIE(Newspaper in Education=「エヌ・アイ・イー」)といわれ、学校などで新聞を教材として活用することです。1930年代にアメリカで始まり、日本では1985年、静岡で開かれた新聞大会で提唱されたものです。
そして、新学習指導要領では、新聞の活用が次のように形で導入されようとしています。
•小学5,6年生→編集の仕方や記事の書き方に注意して新聞を読むこと
•中学2年生→新聞やネット、学校図書館等の施設などを活用して得た情報を比較すること
•中学3年生→論説や報道などに盛り込まれた情報を比較して読むこと
《これからの時代に求められる学力=課題発見→分析・解決→表現》
ところで、国際学力到達度調査(PISA)の適性検査と言われる内容のテスト問題が話題となって久しくなります。日本の15歳の学力がこのテストで下がり続けているからです。しかしながら、この種の問題が解ける学力こそが、これからの世界を生きてゆくのに必要な学力だとの認識が広がりつつあります。そして、その精神を取り入れつつあるのが、公立中高一貫校の適性検査問題です。ここでは、単なる知識の多寡とそれを取り出すスピードが試されるのではなく、グラフや表といった非連続型の文章をも組み合わされた資料をじっくりと正確に読み解き、そこに内在している課題を発見し、それを論理的に分析して解決し、表現するといった学力が求められています。
《新聞を使って生の事象を題材にする》
これらの学力を養うには、新聞に表れている現実世界でいま生じている生の事象を題材にしてこれまでに獲得した知識を応用し、発展させてゆく学びの方法が有効であると考えます。新学習指導要領での新聞の導入も、このような観点が配慮されているものと思われます。
今回の発表では、これらの諸状況を踏まえて、学習塾でのNIEの可能性について考えてみます。

JKK公開研修会
テーマ:「NIE(新聞を活用した授業)の可能性と学習塾」
〜指導要領の改訂やPISA型適性検査の求める学力にいかに対応するか〜
主 催:JKK塾教育研究会 代表・京葉学舎・皆倉 宣之
事務局: 〒332-0006 埼玉県川口市末広2-5-5 朝日学習館
事務局長・梶原賢治 お申し込みは、faxにて下記事務局までお願いします。
FAX 048-224-0448


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