「きゆ」のトレーディングとつぶやき

ミニ先物の売買サインを公開中。
すべての作用に対しては、常に等しい反作用があります。投資は自己責任で。

踊らされるな

2016-10-27 08:07:18 | 日記
サラリーマンはそんな簡単に老後破産しない



最近は、雑誌やテレビの番組などで「老後破産」とか「老後貧乏」といった不安を取り上げられることが多くなってきました。年金に対する不安や不信というのがその背景にはあると思われますし、高齢化が進展していくなかで「自分の将来がいったいどうなるだろう」という不安が頭をもたげてくるのは当然かもしれません。

「老後不安」の最大原因はどこから来るのか

老後不安の最大の原因は“わからないこと”にあります。①老後にどれぐらいおカネが必要かわからない、②どれぐらいおカネが入ってくるかわからない、といったことから不安が生じるのでしょう。でも、これらを一つひとつきちんと考えていくと、実は「サラリーマンにはそれほど大きな不安がない」ことがわかります。

まず老後はどれぐらいおカネがかかるのかということですが、よく「老後には1億円必要」とか「退職時には少なくとも3000万~4000万円は用意しておかなければ」といった文言を目にします。

この数字だけ見ると、普通の人は驚き、焦るに違いありません。でもそういうことを言っている人たちのほとんどは、実際に退職後の生活の経験がない人ばかりです。「老後に1億円必要」と言われる根拠は、生命保険文化センターの調査による「ゆとりある生活をおくるために必要な生活費は月額35万円」という数字から計算されたものだと思います。仮に90歳まで生きた場合は、35万をもとに計算すると、それぐらいが必要になるからです。

でも、私自身が4年前から年金生活をするようになった実感から言うと、それほど必要とは思えません。実際に生活している人の平均額は、首都圏でおそらく月額25万円程度でしょう。

計算の仕方にもよりますが、これならおそらく老後生活に必要な金額は7000万円~8000万円(65歳から25年間として計算)ぐらいです。

私は退職後にどれぐらい生活費がかかるかを実際に知りたくて、退職前から自分で家計簿をつけてみました。退職時点で住宅ローンも終わり、子供も独立していましたから、夫婦2人だけの生活であれば、退職後はだいたい月に20万円前後の生活費でまかなえます。もしこの金額でずっと生活するのであれば、必要な額は6000万円ぐらい(同)に減ります。

6000万~7000万円の公的年金をもらえるのが一般的

一方、入ってくるおカネについてはどうでしょうか? 老後の生活を賄うための財源はサラリーマンであれば主に3つあります。公的年金、退職金・企業年金、そして自分の蓄えです。

このうち、退職金・企業年金は会社によっては、ない場合もありますが、サラリーマンは、自営業と違って厚生年金がありますので、公的年金は保険料も高い分、給付も手厚くなっています。「ねんきんネット」で計算してみると、条件によっても異なりますので一概には言えませんが、一定規模の企業に勤めていた場合、夫婦2人で65歳~90歳までに受け取れる公的年金の総額は大体6000万~7000万円ぐらいが一般的です。

これに加えて退職金や企業年金が加わったとしたら、7000万~8000万円程度にはなるでしょう。だとすれば、老後に必要な生活費は、仮に自分の蓄えが無くても何とかなります。

金融機関から「老後不安」を煽られて投資を勧められることもあるかもしれませんが、焦って投資する必要はありません。自分がどんな生活をしたいか、それにはどれぐらいおカネがかかるか。そして公的年金や退職金で、そのうちどれぐらいを賄えるのかを、まずじっくりと計算してみる。投資はそれから始めたほうがいいのではないでしょうか。

まあそれでも、
悠々自適の為には
投資は必要だと考えます。

退職金を銀行と相談して増やそうなんて、もってのほか。

手数料を取られ
マーケットの餌食になるのが
おちです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿