私の企業再生コンサルタント業は「後悔」からはじまりました。26歳で脱サラして創業した会社を48歳のときに倒産させてしまいました。
今でこそ大きな糧となっていますが、当時は「なんで人より何倍も勉強し、働いてきたのに自分の会社が倒産という結果になってしまったのか。」と毎日「忍辱」「辛酸」「後悔」の日々で「何が足りなかったのか?」と問い続けているうちに自然と企業再生コンサルタント業に踏み入りました。
「自分と同じ思いをする中小企業経営者を一人でもなくしたい」という思いで、自らの体験を「反面教師」としてスタートしました。
当初、倒産の危機にある会社を救い出すことが業務の中心でしたが、後にお話しする『経営再建プログラム』などを経て、倒産の淵から這い上がってこられた企業の中から「引き続き経営のアドバイスをしてもらいたい」というご要望があり、「俯瞰塾」という会を創り、フォローしていくことになりました。
設立当初は、優良会社や無借金経営を目指したわけではなかのですが、なぜかその中から高い確立で優良会社や実質無借金会社が生まれてきました。「俯瞰塾」会員に特別な指導をしたというわけではなく、【新規事業開発】以外は、それまで実行してきた、経営危機から脱出するための「経営再建プログラム」を継続実行してもらっただけでした。
倒産の危機を経験した経営者が望むのは、あの地獄の苦しみを二度と味わいたくないということです。そのためにプログラムでやっていることはその作業そのものが難しいわけではなく、継続すること自体が難しいのです。習慣を変えることは難しいのですが、歯を磨く行為と同じで慣れればなんということはありません。【経営再建プログラム】でやってきた簡単なことを継続することが、危機的状態から正常企業→優良企業→安心企業(無借金企業)への最も重要なこととわかれば、誰でも続けることができるのです。まさに「心が変われば、・・・」
です。
私のすべてのクライアント様は大変な経営危機を乗り越えてこられた方ばかりなので「二度とあの苦しさは味わいたくない」という方が多く、「大きな会社にしたい」というよりも「強い会社にしたい。優良会社にしたい。無借金会社にしたい。」ということを目標にされてきましたが、いざ夢までみた無借金会社になってもそれほどの達成感を感じないことがわかってきました。
クライアント様も私も「何か違う!これが求めてきたものか?」と言う感覚でした。
そんな新たな目標を模索している中で、2006年冬と2008年春に衝撃的な本に出会いました。「千年、働いてきました」(野村進著・角川書店)と「日本でいちばん大切にしたい会社」(坂本光司著・あさ出版)です。クライアント様にもお配りしたり、お勧めしたりして、会社のあり方についてお話をしてきました。
人間が生きていて一番うれしいことは他人のお役にたてること、必要とされることす。それならば、経営者にとって、他人のお役にたて、必要とされる会社を創り、継続していくことが最大の使命ではないでしょうか。売り上げを拡大していくことや最大の利益を上げること、利益を蓄積していくことはすべてその使命のための必要条件や手段にすぎません。
顧客、取引先はもちろんのこと従業員や経営者一族まで、小さな会社に関わっているすべての人が幸せになれ、そうあり続けられる会社、すなわち「幸せ会社」になり、「幸せ会社」であり続けること。これを達成できれば経営者は最高の幸せが得られるはずです。
わたしの使命はそのお手伝いを出来ることです。
その最大テーマが
「幸せ会社なるための中小零細企業経営の『原理原則』」なのです。