強風でアンテナが倒れてしまったとご連絡頂き、町田市にお伺いしてきました。
ホームページからのご依頼有り難うございます。
倒れたアンテナを起こしなおすだけで済めばいいのですが、事前にすべて交換することもありえるとご説明し、
既存のアンテナの状態を見てから工事の内容を決めて行きたいと思います。
倒れるには必ず理由があるので、ただ起こしただけではまた倒れてしまうことも考えられます。
中途半端に手を加えるくらいなら、すべて交換したほうが長い目で見ればメリットが多いと思います。
ご挨拶の後屋根上で現状を調べて見ます。
片流れの屋根に、最初は3、6mのマストで電波障害対策用のVHFアンテナが立っていて、
地デジ用にUHFアンテナとブースターを追加した様子です。
倒れ方が良かったので、屋根には擦り傷程度はあるものの、破損箇所は見られませんでした。
倒れてしまった原因を探すと・・・
むむ・・・
角に当たっていたところが・・・
ぷっつりと切れてしまってました。><
硬物のステーはこれが怖い。。。
倒れた拍子にUHFアンテナの給電素子が折れてしまった様子です。
曲がっただけなら直せたかもしれないのですが・・・
根元で破断してますので、残念ながらこのアンテナは使えません。
なぜか金具のねじが緩々になってました。
これだと倒壊していなかったとしても、近い将来受信不調に陥っていましたね。
支線の緩みを取るためだと思いますが、所々このように捻ってありました。
これをやると、ここに負荷が集中して切れやすくなるんですよね。
残念ですが活かせるものが無いので、すべて交換する工事を提案させていただきました。
(ブースターのみ再使用します。)
ご相談の結果今までと同じように屋根馬+支線仕様となりました。
屋根馬の足を4寸勾配に合わせて加工します。
ステーは新しく打ち込みました。
元々のステーの釘は抜けなかったので、防水だけ施しておきました。
こんな感じに立てて行き・・・
ブースターに繋いで出力を調整しておきます。
今までは全開になっていましたが、スカイツリーに移行した際に受信レベルが強くなってしまうと考えられるので、
+20dBの変化があっても大丈夫な辺りに落ち着きました。
これで完成です。
今までのアンテナよりも低く小さくなったので、風に対しても強くなったかと思っています。
支線を取るのも、4箇所から8箇所に増やしたので、1箇所に対する負荷も軽減させられたかと。^^
お部屋にお邪魔させていただき、安定受信できているのを確認して完了です。
風も無く穏やかなアンテナ工事日和でした。
ご依頼有り難うございました。