ホームページからご連絡頂き、大和市下鶴間にお伺いしてきました。
屋根の壁面につけてあるアンテナが倒れてしまったということです。
ご依頼ありがとうございます。
ビスが抜けてしまっただけなら再度打ち直せば大丈夫なのですが、どんな施工がしてあるかで対応の仕方が
変わってしまいます。
おおよその金額を提示してのお伺いとなりました。
ご挨拶のあと下から見上げてみると、破風のトップに付いている金具が変形して取れかかっているように見え、
実際に近くに行ってみると・・・
ビス1本でかろうじて付いている状態でした。><
頭が小さい皿ビス6本で固定されたこの金具が、UHF20素子・VHF8素子・BSアンテナが付いた1.8mのマストを
支線なしで支える仕事を任されていました・・・
県外から来た業者さんが立てたアンテナですが、最初っからこうなることが判らなかったんでしょうか・・・
さてここからが本題。
これをどう直せばいいのか。。。
倒壊したアンテナの全体の写真を撮るのを忘れてしまったんですが、UHFアンテナは東京タワー波狙いでした。
地デジは映っているとのことでしたがちょっと不安になってきました。
この近くで何本か立ててますが、つきみ野の商業施設に遮られてタワー波は受からないはずなので、
測定してから直し方を決めることにします。
お客さまと軽く打ち合わせしてから、今まで使っていたUHFアンテナで調べてみます。
元々付いていたところでは・・・
映ることは映るんでしょうが、マージンが少なすぎ・・・というか立てて良いレベルには至ってませんね。><
受信できるようにするためには、ある程度高い所につけないと駄目なのですが、サイドベースでは無理です。
支線を張ることが出来れば良いのですが、端っこなのでそれも出来ず。
また、高くしても東京タワー波はNGで、湘南平波もちょっと微妙です。
アンテナをローバンドに替えればもっと良くなりそうですが、最近出来たサテライト局に助けてもらいます。^^
内容についてご説明させていただき、屋根馬施工にさせていただきます。
今までのものは最大限に使用しますが、それなりに新規で必要になる部品が出てきます。
今更かもしれませんが、マストの先端には防水キャップを付けておき・・・
マストはリブ管でした。
取り外したVHFアンテナの金具で付いた傷には錆止めを塗っておきます。
給電部も確認しておきます。
あちこち確認したり手を加えたりしておかないと、怖くて先に進めません・・・><
ようやくここまで出来ました。
ここからは通常の作業工程です。
上下2段・8箇所支持の8本支線でいつものように立ちました。
今回助けてくれたのは、みなとみらい中継局です。
小仏城山とみなとみらい波には、今後助けてもらうことが多くなってくるでしょうね。^^
この辺はアナログの頃から、VHFが駄目なら多摩かランドマークか湘南平に向けて、UHFアンテナを立てたものでした。^^
足元をきれいに処理して・・・
これでアンテナは完成です。
最後に引き込みまでの同軸を引きなおします。
今までベランダにだらりと垂れ下がっていた同軸を捨てて、目立たないように取り回して軒下で繋ぎました。
BSもずいぶん前から映らなくなってしまっていたそうで、地デジも天気によっては受信不調を起こしていたそうですが、
これで両方ともお楽しみいただけるように直りました。^^
「倒れたアンテナを直す」とひとことで言っても奥が深い作業です。
ご依頼ありがとうございました。
作業の内容にご満足いただけてほっとしました。
また何かお役に立てるような事がありましたらご連絡いただけると嬉しいです。
今後ともよろしくお願いいたします。