おばちゃん走る

2017年04月25日 | 日記
今日は 、いつもより早い時間から施設に来てる子達が3人いた。

家庭訪問があって、学校が午前授業だったようだ。

それで長い時間施設内で過ごすのもあきるだろうと、早く来た子達を連れて公園に行くことになった。

子供3人に、職員4人で。
私以外は二十代の職員で。

公園に着き、リーダー格の男性職員Cさんが、

「よし、じゃあ皆で鬼ごっこしよう」

と言った。

え…鬼ごっこ、膝の悪いおばちゃんも走らなきゃならないのかいCさん…

そう心で呟いたが、ここまで来て参加しないわけにはいかない。

わかったわCさん、おばちゃん膝痛いけどやってやろうじゃないの。

じゃんけんで、若い男性職員Yさんが鬼になった。

一斉に走り出すキッズ達、ヤング達、そしてオールド1名。

膝の痛みも忘れ、いちもくさんに走るおばちゃん。

おばちゃんだからといって、あっさり捕まるわけにはいかない。

公園のはじっこまで全力疾走のおばちゃん。

さあどうよ、こんな遠くまで走ったわ、と振り向くおばちゃん。

あれ…?

遠く皆さん、或る一定の範囲のなかで鬼ごっこが繰り広げられている。

そしてYさん、子供たちだけを追いかけている。

そうね。確かにそうよね。

何が悲しくてYさんが、子供たちを差し置いておばちゃんを追いかけなきゃならないのよね。

フッ…どうやらまたやってしまったようだよと、一人かすかに笑うおばちゃん。

向こう側で鬼ごっこに興じてるキッズさんヤングさん達には、

遥か遠くにおばちゃんが、ぽつんと見えていたことだろう。

ていうか見てもいないようだった。




















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