夕方のバタバタしている時間に学校から何かの用事で電話が
主題は
「散髪屋で髭剃りをして貰ったことを実演解説で教えてくれた」
ことのご報告(´-∀-`;)こっちは穴どころか冷蔵庫の中にでも隠れたい気分だったけど担任は
「おかーさん!!早速に動いて頂いてありがとーございますっ(*^^*)卒業式の練習や発表会なんかで人前に出る機会が多くなりますから、周りにも指摘受けたし気になってたんですよねぇ。素早く対処して頂いて、かいと君もよっぽど嬉しかったようですっごく楽しそうに教えてくれましたよ( ̄▽ ̄)」
確かにかいと母は褒めて貰った方がぐんぐん伸びるタイプだけどなんかこれは違うんだよな(;´・ω・)上手く言えないんだけど・・・何かがね・・・
でその後に聞いた
「かいと君はやっぱり思春期のせいか、女性の先生に興味が強くなってきたんですよねー。特に保健室のA先生のことが大好きみたいで、しょっちゅう!保健室に行くんです(^^;でも業務に支障が出てもいけないですし、何より保健室は病人がいるところなので、とりあえず回数制限を設けて事情を説明するようにしたんですね。
教師なら扱いが分かるので対応は上手くできるんですが、生徒なんかだとトラブルのもとになったりもしますからねぇ。
その辺のことも見据えながら、ちょっといろいろと口を出させてもらってます(;´∀`)」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・スミマセン、そんな話初めて聞きました:(;゙゚''ω゚''):
女子アナ談義は毎日聞かされてますが、先生の話は・・・もとい、学校の話は全く教えてくれないもので(-_-;)
「でもねお母さん、かいと君、見る目はあると思うんですよ~。保健室の先生は明るくてすっごい素敵な先生なんです!!
なるほどな~って私でも思いますもん(*^^*)」
そっかーーー、かいとは一応人を選別する目は持ってるのか・・・自閉児ゆえに野生の勘が強いってやつか???
そんな話を聞きながらふと思い出した。。。
月2回ほど近所の図書館へ一緒に通ってるかいと母。
テキトーに読みたい本を毎回5冊程度選んで借りてるかいと母に対し、道路地図とか歴史本とか文庫本とか幅広いジャンルを5冊程度借りるかいとさん。まぁ読んでるところは1回も見たことないけど(^^;道路地図は読むもんじゃなくて「見る」ものだし。。。
いつぞやふとこたつに投げてあったかいとの借りた本。
その日の新聞も読み終えてみるものもなかったので何気に手に取って読んでみたら・・・「なにコレ、すっごい面白いじゃん(;・∀・)」
子供用の本だったこともあり30分かからず読み終えたその本は・・・「宮沢賢治全集」。
国文学部卒業のくせに文学があんまり好きじゃなく、当時の担任が宮沢賢治専門の教授だったにも関わらず大して興味が持てず、書道の授業には大泣きさせられ(単に書道が超苦手)、目的だった国語学の授業だけを楽しみに通ってた学生時代が走馬燈のようによみがえり・・・驚愕
そっかーーー・・・宮沢賢治の文章ってこんなに奥が深くて面白かったんだ~( ;∀;)かいとも読めばいいのに。。。
そして別の日にもこたつの上に置かれていたかいとの本を黙って手に取ってみる。読んでみる。ひらがなのルビが邪魔だなーと思うけど・・・結構面白もいその本の名は「アーロと少年」。
映画を見てないし内容はほとんど知らないためスポンジが水を吸う如くグングン入り込んでいき・・・かいとにテレビのチャンネルを勝手に変えられるまで全く気付かずに読みふけっていたほど(^^;;
こいつ、自分じゃちっとも読まんくせに本を選ぶセンスあるんかもしれんな~・・・( 一一)
たまに自分で選んだくせにいざ読んでみるとハズレを借りてしまったと感じることの多いかいと母の嫉妬にも似た呟き。。。
担任の電話のシメは
「ともかく、かいと君は学校ではすーーーっごいよく喋って明るいイイ子ですよ。
去年は尻込みすることも多かったけど、2年生になったら苦手なこともまずはやってみるようになりましたしね。とっても頼りになります!お母さん、ホントよく学校では頑張ってますよ。頼もしいです!!!」
たぶんそれがかいとの第2形態なんでしょうね(´-∀-`;)と言ってぶった斬りたい気持ちをグッとこらえ・・・本人が目の前にいるから全否定するのはさすがにかわいそうだなと思い、笑顔で褒められ抜いたかいと母。
まぁ選択センスがいいことに越したことはないので、ぜひ間違った方向にだけは行かないでおくれと願うのみなり(ー人ー;;