このほど、蒲田春樹著「魅惑の京都・ふしぎ発見」を読了しました。
よくある観光ガイドブックには載ってないような奥深い話がいっぱいでした。
京都の伝統や伝承に詳しい著者ならではの内容です。
そのうちのひとつ・・・
舞妓さんや芸妓さんの踊りをみるときのヒントが書いてありました。
踊りの基本には、
右回りに踊る「右舞」と、左回りに踊る「左舞」があるそうです。
稽古の最初は「右舞」が覚えやすく、「左舞」は難しいそうです。
「右舞」ができるようになると「うまいね」と声をかけられ
更に「左舞」が出来るようになると「さまになってきた」と
声をかけられるそうです。
「うまい」「さまになる」の語源はこんなところにあったようです。
その他、京都のしきたりのベースにある陰陽思想など
興味深いテーマが満載でした。