旅、思いで思い出し           何も知らずに旅にでた!

昔ズート昔、旅をした。何も知らない私が、若かった,若いだけだった!
半世紀前の事....

487 ミニマリスト(毎週土曜日に更改しています)

2016-10-01 05:28:55 | ブログ
 収納スペースが多い家に住みたい、しかし実際に住むと品物がどんどん増えて、より大きな家、又、より大きな家に引っ越しました。そして今、老人施設で、小さなタンスに着替え数着、テレビ、洗面台、歩いて行けるトイレ、人にもよっては写真等、自分のものが約8畳に収まる終の住居を見ています。結局のところ、死ぬ時は全て焼かれるので収納場所等、必要無いのが分かったのです。遅すぎましたが一生懸命、身の回りを片付けています。しかし、なかなかなかなか...いつまでも部屋は片付かないです。

 モノをなるべく持たない「ミニマリズム」という生活スタイルが新聞で、それこそ私が今、目指している生活です。特に極限まで所有物を切り詰める日本の「ミニマリスト」を欧米のメディアが「禅」などと関連づけて、爆買いの中国メディアもモノとの関係を問い直す日本人に関心を示すこととなってきたと紹介されました。

ミニマリズムの解釈はその時代で変化して、1960年代、米国で音楽や芸術の分野で、簡潔さを求める考えは禅思想などとともにスティーブ・ジョブズ影響を与え、アップル製品に投影されたのでした。そしてリーマンショック後は経済低迷とも相まって感心が高まって、最小限のモノしか持たない生活スタイルという意味で使われる事が多くなったと紹介されています。
 その精神は簡素さも少ないほど豊か、日本で高まる「ミニマリズム」。友達から取り調べ室のようだと言われている人は、シャツ3枚、ズボン4着、靴下4枚だけ持っているそうです。

 反対に「何でも持っている人が何も持たない事を選ぶ。消費犠牲は見せびらかしの儀式となった」ミニマリストが好む商品に付加価値がつき、新たな消費を誘うという倒錯した現象があるとも言います。多くの本を売り講演に飛び回るミニマリストに講演収入を尋ねたが拒否されたと記していました。米NBCは、「モノに溺れて暮らすアッパーミドルより上の米国人には魅力的かも知れないけれど、最小限で生きる層にミニマリストのメッセージは空疎にしか響かない」と指摘しています。

 「日本の友人宅にお邪魔してみると、確かに部屋は清潔で広々とし、物寂しささえ感じることがある」今時そんな家があるとは、見習う必要を大変感じています。「禅宗の余分なものがそぎ落された美学に影響を受けたミニマリストたちは、持ち物をとことん切り詰め、消費社会に背を向けている」そんな人を目指さなくてはと思っていますが、今のところ思っているだけです。もっと自由にボチボチ...これがダメなんですね!
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする