翻訳屋さんの日記

駆け出し翻訳者の日常です。

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"on" の意味

2005年08月08日 | 英語のはなし
日曜の今日はお隣のお兄ちゃん達の家族から、パーティをするからおいで!と招待されて、出かけてきました。今年高校を卒業したお兄ちゃんのお祝いを兼ねていて、たくさんの人達が招待されていました。バンドまで来て、さすが!という感じでした。日本ではこんなパーティはあり得ないでしょうね。
参加者もいろいろで、お互い始めての顔合わせも多い。それでも簡単に自己紹介した後は、たのしく会話が続くというのはやっぱり社交的。私も子供連れの家族の方達に仲間に入れてもらって、本当に楽しい一時を過ごすことができました。これも、アメリカの忘れられない思い出になりそうです。

パーティにはお兄ちゃんの高校の同級生なんかもたくさん来ていたので、こちらの若いお兄ちゃん・お姉ちゃん達の生態(?)観察をしてしまいました。なかなか楽しいですね。若い子達も、ご近所さん達も、本当に社交的。私のダンナはこういう場が苦手なので家に一人で残っていたのですが、“ダンナさんは?”の質問にどう答えたらよいものかと。

ま、私と子供達は存分に楽しめたので、よしとしましょう。

さて、先日、ムービングセールのお知らせメールに反応して、一人の中国人のお友達からメールをもらいました。彼女は、現在二人目を妊娠中なので、なかなか会う機会がなく、久しぶりでした。(彼女は、第二外国語がフランス語で、英語は三番目。フランス留学中に知り合ったフランス人のダンナ様がいます。)

その中に、
How's everything going on ?
という表現がありました。

細かい事なのですが、この最後の"on"があるかどうかで、微妙にニュアンスが違うんですよね。onの後に何か特定の話題が来ていませんから、ちょっと極端に言うと、
“一体、どうなってるの?これからどうするの?”
というような感じがします。

もし、How's everything going?だけだと、
“で、最近どうなの?”
くらいな感じがします。

彼女の場合、私が引っ越す準備をしている事は知っている訳ですから、onが無い方が、単純に“引っ越しの準備はどう?”っていう表現になるんじゃないかなー?なんて思っていました。

on には、動詞が示している動作が将来にわたって引き続く、というような意味がある場合があります。例えば、Let's move.とLet's move on.だと、最初は、“行こうよ”と、今いる場所を移動しようというだけの意味ですが、2番目だと、“この事は忘れて、次に進もうよ”という感覚になります。動いていく先についての意識が強くなるわけです。

母国語でない人にとっては、あまり大差のないonの使い方のように思えるのですが、ネイティブの方達は、英語が苦手というフィルタをかけていたとしても、その違いを感じる訳ですから、正しく表現することは大切なんですね。英語を書く時には、気をつけたいと思っています。
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落雷

2005年08月07日 | 日常
金曜の午後、ようやく仕事を終えて納品。さて、久しぶりに映画でも見ようかなっと、とDVDを入れた所で、突然のStorm。ちょっと前まで、ものすごい蒸し暑さだったので、夕立かな?ちょっとは涼しくなっていいのかも?なんて思っていたら、これがものすごい雨と風と雷。

ちょっと前まで、隣のお兄ちゃんの所で、水遊びしていた長男が家に帰ってきてすぐ、の事でした。

雷の音と光がほぼ同時。ちょうど真上に雷雲があるんだねーなんて話をしながら、外を見てみると雹です。直径1センチくらいではありますが、氷の固まりが雷とともにがんがん降っています。

長男もさすがに怖かったようで、私のそばを離れません。私も怖いくらいの大きな雷がばりばりと響き渡ったと思ったら、停電。雨は、ものの15分ほどで上がりました。

隣のお兄ちゃん達が様子を見に来てくれて、ちょっと話したらどうやら我が家の庭の木に雷が直撃しているとの事。ドライブウェイに倒れているので、車の出入りができなくなっていると。

長男を連れて見に行ってみると、すごい。ものすごい大木が、2、3本、倒れています。雷が当たったと思われる所は、黒く焦げています。お隣のお父さんの話では、竜巻があったんじゃないか?とも言っています。木が倒れたのは我が家だけではなく、他にも数カ所あって、道路を渡った向こう側では倒れた木で電線が切れています。

ドライブウェイに倒れた木を片づけるため、隣のお父さんとお兄ちゃん達は早速作業にかかります。チェーンソーで木を持てるサイズに切って、とりあえず道路を開けます。お兄ちゃん達もよく手伝いをしていて、まだ10代の彼らですが、頼もしいですねー。

さて、停電の方はどうなるんだろ?と思ったのですが、2時間たっても、3時間たっても回復しません。こちらはオール電化住宅ですから、電気がなければ何もできません。夕飯は買ってきてもらうことにして、ひたすら回復を待ちます。

夜9時近くになって、ふと外を見ると、隣の家にはしっかりと電気がついています。あれ?もしかして停電は我が家だけ??道路の方まで出て行ってみると、道路の向かい側も電気がちゃんとついています。あれあれあれ??

どうやら、我が家の広ーーーーい敷地と、その奥の何軒か先のみが停電していて、その先に大木が倒れて電信柱ごと倒れている場所があるんだとか。なんと、不運な!電線が切れた箇所が複数あるらしく、我が家のところまでなかなか手が回らないんだとか。

・・・・結局、丸1日以上かかった土曜の夕方。電気がようやく戻ってきました。

日本ではほとんど体験したことのなかった停電。アメリカに来て、何度経験したことでしょう。一番大きかったのは2年前の大停電。その後、何度か経験して、驚かなくはなったけれど、日本ってやっぱりすごい国なんだな。。。と、再認識したのでした。
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自営業は得?

2005年08月05日 | 日常
先日から引っ越しの準備としてMoving Saleを始めました。問い合わせのメールとか、品物を届けたりで、なんだか落ち着きません。このままでは、今の仕事を金曜までやることになりそうです。ま、仕方ないか。。。金曜に予定していた仕事は、週末に持ち越すことになりそうです。

夏のこの時期は、まとめて仕事が入る事が多いみたいですね。夏休みに入る前に仕事を頼んで、休み明けに出来ている事を期待しているというか。私の夏休みは帰国&引っ越しでつぶれてしまいかすが、ま、7月に無理矢理(単に仕事が来なかっただけ?)休まされたのが夏休みみたいなもんですね。・・・もうすでに終わったのか。

フリーで仕事していると、会社員の有給休暇が羨ましいですねー。仕事しないでも給料もらえるなんて、なんて幸せな事か!と思って欲しいですよね。日本では税制改正でサラリーマンの増税が検討されているとか。私もサラリーマンだった時には、自営の人は経費でがんがん落とせるからいいなぁ。。。なんて思ったりしましたが、実際やってみるとどっちもどっちかな。

会社にいれば会社の施設はすべて自由に使えるし、有給はあるし、仕事がなくてもある程度の給料は保証されているし。確かに自営は経費は認められるけれど、突然仕事が無くなる、というリスクと常に背中合わせ。実際に、仕事のためにかかる経費もあるし。翻訳はたかだかTradosを買うとか、本を買うとか、その程度ですから大した事はないのですが、在庫を抱えるような業種の場合、リスクはとっても高いと思う。おまけに休みを取れば、収入も止まる訳だし。

サラリーマンばかりが、悲劇のヒーローのように言うのもどうかなぁ・・・と思う今日この頃なわけです。

さてさて、これからシャワーでもあびて、仕事の続きをします。

この仕事、ところどころにアメリカンジョークが入っているのがイラついてしまうんです。クライアントの要望は、ジョークは抜いてすっきり丁寧に、なんですが、微妙に前後の文章とからんでいたりすると、さっくり飛ばす訳にもいかないし。

アメリカのジョークって、日本語に直すと全然おもしろくないんですよね。昔、映画の字幕で、どうしてこうなるんかなー、と思っていましたが、訳者さんの苦労がよくわかります。英語で聞くジョークはなかなかおもしろいんですけどね。

字幕翻訳なんかもやってみたいなぁなんて思ったりしましたが、やっぱり止めておきます。
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I'm sorry はごめんなさい?

2005年08月04日 | 英語のはなし
今日は一日ゆっくりと過ごす予定だったのに、時差を利用した特急の作業が入ってしまいました。くーーーっ。日本時間の夕方にファイルが届き、日本時間の朝までに仕上げる、というものです。日本とは夜と昼が逆転していますから、翻訳会社にとっては便利ですよね。せっかくの予定も、ちょこっとだけお友達と会って、失礼してきてしまいました。残念!

その仕事もとりあえず一通り終わらせたので、しばらく時間を置いてから再度見直しです。

さてさて、今日もちょっと英語のお話。
I'm sorry.といえば、もちろん“ごめんなさい。”・・・・と思っていますよね?

でも、ネイティブの使い方を見ていると、「必ずしも=ではない」と思うようになりました。
例えば、Aさんのお兄さんのお嫁さんのお父さんが亡くなったという話を、AさんがBさんにしている、とします。この場合でも、BさんはAさんに“I'm sorry.”と言うのです。日本語だと、“お気の毒に”といいたい場面です。

そこで、I'm sorryには、ごめんなさい、という意味と、お気の毒に、という意味があるのだと判断したのですが、どうやらそれもちがうようです。ネイティブの人にこの話しをしたら、“よくわからないわ!”との事。私の英語が下手なのかもしれませんが、恐らく、彼らの中では日本語で“ごめんなさい”と“お気の毒に”という場面に感じる感覚が少し違うのだと思い至りました。

sorry なんて簡単な単語をわざわざ辞書で調べたことがある人も少ないと思うのですが、辞書にはこう書いてあります。
"to tell someone that you wish you had not done something that has affected them badly"、"to feel pity or sympathy for someone because something bad has happend to them"
そして、
"feeling ashamed or unhappy about something bad you have done"

その他にもあるのですが、この3番目の意味が一番日本語の“ごめんなさい”に近いと思いますが、その他は“○○という事は起こるべきではなかったと思う”または“○○という事をしなければよかったと反省している”という自分の判断を伝える言葉のようです。

日本語の“ごめんなさい”には、完全降伏のようなニュアンスがあって、追いつめられて(または自分で追いつめて)どうにも出来ない状態でわびるという感じがあります。“ごめんで済めば警察はいらないんだよ!”なんて言う人もいますが、何かの間違いをした場合に、ごめんといったからといって許してもらえる訳ではない、という暗黙の了解があるように思います。それだけ、ごめんなさいは“許しを請う”ために言う言葉なんですね。

ところが、英語でI'm sorryが使われている場面を見ると、どうも違うようです。一種の開き直りのようにも見えます。I'm sorryを言った後にも相手からAccuse されると、逆ギレかのように“I'm sorry っていってるでしょ!”というような言葉を返します。

I'm sorry は、誰がしたことであれ、○○は起こるべきではなかったと思う、という意見の表明のように見えます。私はあなたに同意します、とでも言えるでしょうか。同意している、と言っている以上、責められてもどうしようもない、という事なのかも。

誰かが亡くなった、誰かがひどい目にあった、という場合に、I'm sorryと言うのは、そんな事は起きるべきではなかったと思っています、という意見表明。
自分がしでかした事については、今は自分が○○すべきではなかったと思っています、という宣言。

じゃ、例えばちょっと体がぶつかったとか、そういう場合に言うI'm sorry は?・・・というと、これが、こういう場面で日本語で使われる“ごめんなさい”に一番近い感覚です。あら、ちょっと失礼!ってな感じに使われるsorryです。

よく、アメリカでは訴訟社会だから、車が事故になっても謝ってはいけない、なんて言われますが、こう考えるとよくわかりますね。「ごめん」と言わないのではなく、責任の割合が不明なので、自分に責任があることを宣言しない、というだけなんだと思います。責任は、今後の調査で明らかになるべき事だからです。

アメリカに来る前、こんな話を聞いていましたから、アメリカ人はずいぶん横柄なんじゃなかろうか?って思っていましたが、そんな事はありません。Sorry(おっと失礼!)はごくごく普通によく耳にする言葉です。

ただ、事が大きくなった場合には、ちょいと失礼!ではなく、自分の意思表明の言葉に変わるので、納得した上でないと“使えない”ことばなんだと思います。

英語で“許しを請う”場合には、“I owe you an apology.”が感覚が近いように思います。そして、英語には日本語にはない、Apology accepted.という返す言葉があります。日本語ではあやまっても、うやむやのうちに時間が解決するような所がありますが、英語では“Apology Accepted.”という言葉で完結します。これもおもしろいですよね。

さて、見直し作業に取りかかります。
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翻訳支援ツール

2005年08月03日 | お仕事
今週は仕事以外にも忙しくて、早く仕事を仕上げなきゃ!と昨日から必死こいて仕事してます。明日1日用事で出かけたいのと、出来たら金曜は別の仕事をしたいので、それまでに手持ちを終わらせないと。・・・なんて焦っていたら、使用していた翻訳支援ツールがダウンしてしまいました。あーー時間がないのに!

・・・という事で、ふらふらとブログでも書こうか・・・という所です。

この翻訳支援ツール。有名な所ではTradosがありますが、最近は似たようなソフトがたくさんあります。Tradosは、かなりお高いソフトなので、収入の見込みがないとなかなか手が出せない、でも、翻訳会社によってはこのソフトを持っていないと仕事をくれない。。。という悪循環もあるようです。

特にITの分野では、こういう支援ソフトを使わない仕事は最近では無いのではないでしょうか?

Tradosは嫌いな人は嫌いなようですが、私はそこそこ気に入っています。まず、訳抜けがないこと。タグの保護がしっかりしているので、間違って消してしまうことがないこと。それと、他の人、特にReviewerの訳が見られること。

翻訳会社によってはフィードバックがある場合もあるのでしょうけれど、私の取引しているところでは、トレーニーの人(翻訳見習い)以外はフィードバックはありません。なので、TM(翻訳メモリ)で自分の訳がどのように修正されたかを見るというのは、結構勉強になります。

今、Tradosのフリーランス用のバージョン6.5では、メモリは各自が所有して、メモリごとやり取りをしているのですが、Tradosも方向としてはメモリをサーバーで共有してリアルタイムに更新しようとしているようです。

現在使用しているソフトはこのタイプ。翻訳会社から支給されているソフトで、私が一つ訳をあげると、それが共有サーバーに自動的にアップロードされるという感じです。良い所は、最新のメモリを見ながら翻訳が出来るので、用語の統一が楽になること。それに、万が一、自分のパソコンにトラブルがあっても、メモリは別のサーバー上ですから、他の人に復旧してもらう事が出来ることでしょうか。幸い、今のところそのような悪夢はありませんが。悪い所は、今の私のようにネットの調子が悪いとサーバーとの接続が切れて翻訳を保存できなくなること。

家の中で無線LANを引いているせいか、時々調子が悪くなるんですよね。ま、息抜きの時間としていますが。。。

さて、そろそろ仕事に戻ります。
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