旅とエッセイ 胡蝶の夢

亜細亜の旅日記、オリジナルエッセイ。投稿では万年佳作か特別賞。
まずはアンコール遺跡群

子供専用お好み焼き屋

2015年01月20日 19時00分54秒 | エッセイ
 子供専用お好み焼き屋

 小学校三~四年生の頃だったと思う。家の近くに子供達だけで行くお好み屋さんがあった。僕らはそこにけっこう入りびたっていた。
 この話しをすると大ていの人が、『うそだろうー』という反応をするけれど、同じ体験をした人、手をあげて。昭和四十年ごろの話しです。そのお好み焼き屋さんは、おばちゃんが一人で切り盛りしていて、六畳位の殺風景な部屋にテーブルとイスが数セット。あんまり流行っていなかったから、他の子供たちといっしょになることはほとんどなかったように思う。具はキャベツがちょびっと入っているだけ。ほとんど粉を水で溶いただけのようなお好み焼きがカップに入っていて、注文するとすぐに出てきた。一杯二十円とか三十円ほどだったと思う。学校に帰り、家に着く前、午後二時か三時にみんなで立ち寄り、おやつ代わりに食べていた記憶がある。
 大てい男の子四、五人、時々女の子もいたかな。いったい子供たちだけで何を話題にしていたんだろう。周りの情景は浮かんでも、こればっかりはいくら考えても分からない。でも楽しかったんだろうな。子供の生活っていったら、夢あり、恋あり、不良の襲撃あり。大人の生態を覗き、自然の神秘に驚き、競争をし、庭のアリンコを何時間もかけて虐殺し、転校生と出会い別れ、訳もなく女の子にいたずらを仕掛け、その都度先生に叱られていた。スーパーファミコンは無くても、頭の中で作った勝手なRPGで半日は過ごせた。大人になった時より数倍エキサイティングで、野放図でスリルに満ちた毎日でした。
 子供専用お好み焼き屋は、駄菓子屋と並んで、そんなガキどもの社交場でした。あれは昭和四十年、横浜の下町の一角だけにあったのかな。他にも経験した人はいるんだろうか。とここまで書いて、いやな事を思いついた。あれは子供専用という訳ではなく、夜は大人も来ていたのかもしれないな。どうなんだろう。
 
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ミャンマー

2015年01月07日 18時18分20秒 | ミャンマー
行ってきました。黄金のパゴタの国、ミャンマー。
皆んながお釈迦様に恋をしている不思議でカラフルな国でした。
天空の城ラピュタの中には酒好き、タバコ好きの親分ボーミングアンの世界が広がっていた。















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