しかし相変わらずいい加減な記事が横行して辟易とします。
ベアースターンズを全米5位の投資銀行、とか、書いてそれっきりなのですが、それだけでは今回の救済劇の裏は分からん訳です。彼らは要するにCDOのブティックなのです。それが潰れたらだれもCDOの本当の価値を判定できなくなる可能性すらある・・・と迫って欲しかったね。
実際東京市場でセカンダリーでドル建てのCDOががんがん取引できるなんてベアー以外ありえなかった。その意味では投資銀行ではなくて、所謂証券化商品のブティックな訳で、それを救済した・・・・所に重大な意味があります。
JPモルガンをモルガンスタンレーと同じだと思っている人が多いのにもびっくり!!
実は、純粋に投資銀行と呼べるのは、モルガンスタンレーとゴールドマンサックスだけです。所謂投資銀行業務はこの2社がご先祖さま。方やWASPの雄、方やユダヤ資本の雄、ということで業界を二分していました。
もともとアメリカは商業銀行と投資銀行(直接金融業務)が一緒だったのですが、独占禁止法(グラススティーガル法)により分断されます。そこで同じモルガン財閥から商業銀行のJPモルガン、投資銀行のモルガンスタンレーが分かれて出ています。まあ、兄弟ですね、その意味では。
1960年代になると欧州のコマーシャルバンク、LIBORの元になったイギリス4大銀行が覇権を争います。彼らは商業銀行と投資銀行を分けませんでした。そのため資本力に物を言わせてアメリカの銀行を呑み込みかけるのですね。ポンドの最後の大勝負です。
これに対抗してアメリカも商業・投資銀行業務の同時設営を認め、全面戦争に入ります。その結果JPはJPで独自に投資銀行業務を立ち上げ、バンカメしかり、チェース然りですが、再編統合が始まる訳です。
投資銀行業務で有力だった会社もこの再編の波に飲み込まれます。デリバティブの雄であったバンカーストラストはドイツ銀行に飲み込まれ、MBSに極めてノウハウの高かったファーストボストンはクレディスイスの軍門に下ります。これはいまでも名前が残ってますね、CSFBとなってます。
ヨーロッパも死屍累々で、SGウオーバーグやEFハットンといった伝統的な投資銀行が飲み込まれていきました。アメリカでもディーリングの雄であったソロモンブラザースやスミスバーニーがシティーに飲み込まれていきます。すさまじい生存競争だった訳です。
さて、ちょっと脱線しましたね。要するに本当の投資銀行は2社だけ。メリル、リーマン、そして今回のベアーとすべて株式ブローカーが出身母体でその意味では日本の証券会社に近いですね。当然、大資本に組み込まれる運命にあります。メリルがどう生き残るか注目ですね。
その意味では英語で The Investment Bankers と書かれたときはモルガンとゴールドマンだけをさしている場合が多いので要注意です。日本のジャーナリストでこれが分かっている人は皆無ですね。ですから危ないんです、日本の新聞記事は。
ということで今日は余談だらけになってしまいましたが、今回のディール(1株2ドルでの交換)は胡散臭さ過ぎです。なぜなら、これで計算するとたった2億ドルが売却価格になるということでベアーが持っているマンハッタンの自社ビルだけでも15億ドルはくだりませんから、よく考えてみると13億ドルが消えている。実は債務超過??ですか、ってな話になる訳ですね。だったら潰さなければいけませんが、潰すと影響が多すぎるのでなんとかみんなで支えた・・・一番の資金の出してはJPだったりする・・・ってこと??。
真実はまだ見えませんが、大恐慌を完全に超えた事だけは確かです。まだまだ何が起きるかわかりません。














ネットで読んでいてもそこまで分かりません(それ以前の問題もあります^^;)
大恐慌は免れる→これだけで充分です。
感謝です
正直、恐ろしいコメントです。
でも、米国の要人も、同じ趣旨のコメントしてましたね。
株保有している身としては、毎日ビクビクで神経休まりません…。
今年中は上がらないと観念していますが、暴落されると追証が…。
JPモルガンは今の段階なら230億で買い取って利益が見込める。今なら買ってもいい。
FRBとしては、損失が膨らみ買い手が現れなくなるのが怖い。国が出資する議論が早すぎるなら、民間の買い手がいるうちに処理するしかないわけです。
ベアは…まあ、ベアは「えぇ〜2ドルぅう〜」と言いつつ、しゃあないかと思ったとか。
通りの厄はぐっちー地蔵が引き受けてくれるにしても、日本の大厄は誰が引き受けてくれるんでしょうかねぇ・・?
Dead Man wolking の後釜は今日かぁ・・
べァー2ドル、
折角お地蔵さんを造ったのに、
米の専門家は、お互い金を貸し借りしていて全く不透明だと明るくありませんねぇ。
ぐっちーさんが「大恐慌を完全に超えた事だけは確かです」と言うけれど、何のことやら??であります。
カーテンコールもいよいよ最終に近づきつつある・・半年前を思い出しながら、しょぼい生活する事になるんでやんしょかねぇ・・地獄が待ってるのは確かだから。
これが二十一世紀であります。なんかえらく世界が替わりそうですなぁ・・
実弾が撃てないから、石つぶてを投げてる感じがします。
口先介入をするだけでも、「マグロ状態」の国よりは戦う姿勢を感じとれ健全だと思います。
でも、大恐慌を超えるという予測は恐ろしいですね。
できれば、どのような理由で超えるのか、私のような素人にいもわかりやすく解説していただけたら嬉しいです。
これは、大恐慌を回避することが出来たという意味ですか?
それとも、大恐慌以上のすごいことになっているという意味ですか??
文章の読解力がなくてすみません・・
株安、ドル安で投機資金が商品に流れ込んで高騰していると言うことですが、長い目でみると暴落の可能性大じゃないでしょうか。
これ、大恐慌を超越したもっと物凄い事態になるって解釈したんですけど違ってましたか(汗
「ジ・インヴェストメント・バンカーズ」の意味合いとかがそうです。
深い経験に基づいた記事はどれも説得力が強く、日本のマスコミ誤報から身を守らせていただいております。
私たちは、生き残るために、具体的に何を備えておけばよろしいでしょうか?8月のサブプライムショックから以降、戦々恐々としておりました。
前年10月決算時点で手を打ちましたが、この3月決算を乗り切れるかが不安でたまりません。
株・不動産・債権・預金・すべての金融資産・データマネーは吹き飛ぶ可能性が高い、ということでしょうか?
ドルが売られ尽くしたら、今度は円が暴落する、という予測をお持ちなのでしょうか…?
未曾有の事態を生き抜くために、何を備えるべきなのか、どうかご教授くださいませ…。
とりあえず、円・預金はすべて疎開させていただきました。
「大恐慌を超えた」というのは、
大恐慌を免れるという意味なのですか?
それとも、逆?
大恐慌どころか、まだまだ何が起こるかわからないという意味でしょうか?
言い過ぎでしょ・・・。アメリカが景気後退し。
むやみに貸しすぎた住宅債券が貸し倒れしただけじゃん。
で、それを利用し投資銀行が商銀や証券会社そして個人からお金を吸い上げる機会を生みだしているだけでしょ。
「情報通」の皆さんはこれに乗じて小金儲けしてる見たいですけど、こんな世の中、投機投資家の一仲間として恥では?
本当にアメリカが危機なら中東ロシアのオイルマネーがアメリカごと買い上げるでしょw
もう煽りは勘弁。
果たしてこのままで済むのか?従業員数は14,000人。
榊原英資氏は「山一はつぶすべきではなかった」と述べています。
どうせ、アメリカの『右向け右!』命令に従うしかないんだから、『右向け右!』命令を出す日本の中間管理職がいなければ、何も出来ない。
金を出そうが出すまいが、属国扱いしかされないのなら、それも上手い手かと思いました。
この歳になって学ぶことがとても
面白く思えます。
グッチーさんのおかげです。
でも最近世の中が次から次へと
凄いことになっているようなので
どうなるか気になってしまって…
しばらく家計簿の中の経済を
心配する主婦にもどって
猫の世話でもしています。
先週、家の前に捨て猫が…
一晩放置したのですが、
今は私の膝の上にいます。
キジトラ猫のグッチはとても紳士的!!
私もその一人です。
大恐慌超えですか…。
峠を越えた → 収束に向かう
想像を超えた → お手上げ
特に、フィリップ・パーセルの率いるディーン・ウィッター側が社内抗争で勝ち、ドットコム・バブルが弾けて、投資銀行業務の収益が激減しても、投信やリテール・ブローカレージのビジネスは普通で、比較的軽微なダメージで済みましたよね。
バンカーズ・トラスト気に入りました。
JPモルガンチェースよりはチェースマンハッタンの方がいいし、シティバンクよりはファーストナショナルシティの方が素敵。
アメリカの銀行って、食われたほうの名前が残ってたり、グラス・スティーガル法緩和から、仕事の垣根もわからない。
なんか雲のような存在。
ただ、投資銀行として、合併無しに純粋に生き残っているゴールドマンサックスとモルガンスタンレーは凄いな〜って思います。
日銀総裁人事はひどいですね。
どう見ても年次で選んだようにしか見えない。
あれじゃあ、民主党も妥協できないと思います。
言われてみれば逆の読み方も出来るんですね。
私も最後のコメント
「大恐慌を完全に超えた事だけは確かです」
が気になります。全体の文脈とCDOの価格がインチキだというぐっちーさんの以前の主張から、まだまだこれから大恐慌が来る、ということと理解しましたがあってますか?
いつのまにやらモノライン問題が忘れられていますがこっちも問題ですよね?
資産の中身と資本を他の金融機関と比べるとそう思うのです。
早速ですがぐっち〜さんは一貫してアメリカよりヨーロッパのほうがサブプライム損失は大きいとおっしゃっておりますが、そんなに大きなものを今まで隠し通すことなんて可能なのでしょうが。
いつもの金融のテクニカルでわかりやすく説明していただけると非常にありがたいです。
債務超過分は、米国政府が面倒を見るものと勝手に思い込んでいますが、なにか?
大きな火元は消えても、飛び火先はまだ燃えてますぜ
FB、消えちゃったんですね〜。
ぐっちーさん的にはこれは短期的な戻しで、まだ何があるかわからないということなんでしょうか?
追加利下げならぬ、追加コメントをよろしくお願いします!
思うけどな
ここで日本の金融機関がアメリカの投資銀行買えば
大もうけだったのになw
『超える』
漢字みればわかるだろうが・・・。
中国と近付くチャンスだと思うのにな〜
片棒を担いだ格付けやを
そろってブタバコへ放り込め
それにしても空売りしたGSが立派なのか
欲にくらんで買った奴が馬鹿なのか
どっちだろう?
勉強になります。ありがとう。
ところで、ドルを刷れば刷るほど、世界中がインフレに向かうと思います。
米ドルを敬遠した資金は、オイル・ゴールド・穀物(米ドル建て)になだれ込み、価格が高騰してます。
FRBが利下げしました。ということは、米ドル建て資産の利回り低下に繋がります。すると、投資家はドル建て資産を敬遠し、アメリカへのマネーが減少します。アメリカ人の投資家は、自分の国のドル建て資産を売却し、ユーロなどを買うと思います。
ドルを刷りすぎたり、FFの利下げを続けると、ドル安・インフレに向かうと思います。
現に中国・豪州等はインフレ対策として、政策金利を上げています。
ドルはどうなるのでしょうか?
基軸通貨としての地位は?
リンク先URLにタイトル名のコメントが載っております。
思います。文脈からもそう感じます。
利益を持ったままの人達がいてその穴埋めはみんなで分かち合いましょう、というのは納得がいきません。
この場合早い時点で投資先を商品や農作物に変えるべきだったのでしょうか。
素人にはそんな投資先もよく分からないのです。
sigh
サブプライムでもどっかバカ儲けしてましたよね?
なんか気になります。