債券・株・為替 中年金融マン ぐっちーさんの金持ちまっしぐら 

ウォールストリートで20年、生き残ってきたノウハウを開示、日々のマーケット・社会情勢を分析します。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

アラスカ

2008-08-30 21:07:25 | 国際問題

アンカレッジ経由でロンドンに出張してた、なんてのはぐっちーの世代が最後でしょうか。当時、ソビエトが航空機の領空通過を制限していた為に、わざわざアラスカから回って行ったのですよ。ポーラールート、なんて呼んでました。アンカレッジ空港のうどんやはひどくまずかったっす、どうでもいいけどね。

部長は直行便、私はアンカレ経由、なんて感じでした。今考えると冗談みたいですね。

さて、今回のマッケインの副大統領指名、じつ~に奥が深い、と言えましょう。

ここ数年アラスカビジネスを結構やっているので多少おすそ分けできる情報がございます。

それにしてもアラスカはマジー・ジョンソンといい、このサラ・ペイリン(Sarah Palin)といい、白人、しかも美人女性というのが知事や上院議員になる土地柄なんですかね。アラスカ、恐るべしデス。 先ず第一のポイントは雪斉殿ご指摘の通りですね。

雪斉の随想録

アラスカが全米で最大の資源保有州だということが資源外交上重要な意味をもつ・・・可能性は高い。

補足させて頂くと、金もウランも実はネバダ州でもかなりの埋蔵量が確認されているのです。ところがこれらを掘る、そして精錬する、という過程である程度の環境破壊が起きるため、全米の環境保護団体が立ち上がり、存在が解っていても開発など、前に進めない鉱山がほとんど。

所がアラスカはまさにこの鉱業以外に産業がないので、州政府を挙げてこれを保護。日本では住友金属鉱山が早くからアラスカに目をつけて、先日ポゴという金鉱山で金の生産が始まったことが新聞などで報道されたのでご存知だと思いますが、彼らも相当環境保護団体の反対にあったものの、常にアラスカ州政府が生産者側に立ってそれらの環境団体を抑え込んでここまで実現に漕ぎ着けたという背景があります。

更に、オバマの売りであるマイノリティー対策という点でもこのアラスカは注目です。

アメリカで先住民の土地所有権を唯一認めているのがアラスカ州。住友金属鉱山の採掘リース契約も、表向きの相手はアメリカ合衆国アラスカ州ですが、其の向こうにアラスカ州が先住民から土地を借りています、というリース契約が存在します。

こんな先住民の土地所有を大々的に認めているのはアラスカ州だけで、その意味でこれはマッケインによるマイノリティーに対する重大メッセージと言っていいのではないでしょうか。

女性副大統領候補をぶつけることでクリントン票の受け皿に成り得る・・・少なくとも露払いは・・・というのは報道されている通りでしょうか。

ということでマッケイン、流石に老獪です。

因みにアラスカの主要産業はこういった鉱業と水産業ですから、日本との関係は深く、アラスカ州知事は歴代大変な親日家です。余計な話かもしれませんが、日本にとっては悪い組み合わせでは無い筈です。

それにしても、天気、ひどいですね~。私の今居るところはなんというのでしょう、カミナリが何度も光るんですけどね、音もしなけりゃ、雨も降らない。エアー・ギターならぬ、エアー・カミナリ状態でして、なんとも不気味です。では!

 

ジャンル:
海外
コメント (10)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 曲がり角 | トップ | 思わぬ産物 »
最近の画像もっと見る

10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
アラ・・ (ぺルドン)
2008-08-31 00:31:14
ではありますが、
アラスカの価値は彼女の価値ではない。

ヒラリーの女性信奉者、
ディオニソス信者の票を呼び込むことが可能かどうか、民主党党大会でオバマを初めて凌駕した演説を出来るカリスマがあるか・・・
比べると本物との違いがねぇ・・

副大統領候補、いずれも・・??では
fm (鯨)
2008-08-31 02:49:00
なるほどぉ

マケイン→外交・安全保障
ペイリン→女性票、弱者(障害児の親)アンド
全米ライフル協会、資源通?

で盤石ですね
Unknown (ルル)
2008-08-31 10:29:21
私も若いときのヨーロッパ出張でしばしばアンカレッジ経由したことを憶えていますが、確かにここのうどんの味はひどかったと記憶しています。もっとも、空港ターミナルの窓から眺める風景やそこに置かれている大きなシロクマの剥製が、今まさに北極を横断しているんだなぁ、という実感を感じましたね。

給油のためのテクニカルストップでしたが、約一時間狭い機内から出て寛げましたので、当時、エコノミー症候群の心配は、誰もしなかったと思います。それに引き換え今は、ヨーロッパの主要都市まで12~13時間のノンストップ便に変わりましたので、便利になった分、別のつらさもありますね。

そういえば、イタリアの航空会社、アリタリア航空が事実上、経営破綻したとのニュースが載りましたが、これで安売りのビジネスがまた一つなくなる可能性があり、独立系会社の社員としては、つらいものがあります。
Unknown (通りがかり)
2008-08-31 12:49:35
 お題と若干違うかもしれませんが、マッケインの老獪さでもう一つ忘れてならないのは、彼の中国・ベトナムに対する立ち位置。彼が90年代にベトナムとの国交回復に果たした役割は無視できません。ハノイ・ヒルトンで非常に感傷的なスピーチをした点も忘れられません。中国との距離感を量らざるを得ないアメリカの大統領の候補として、2度目(その前にもNHまで戦ったけれども)の挑戦でついに立つのには、感慨深いものがあります。
 私は、JFK1以来のきちんとした軍歴を持つ大統領に当選させたいと思っています。
アンカレッジの饂飩 (シギー)
2008-08-31 14:19:20
副大統領候補の出身のアラスカの
資源のコメントは面白い視点だと
思いました。私もトランジットでアンカレッジ空港に
寄っていました。ロンドンの帰りに
に饂飩が食べたくなっていただいていました。
大きな白熊の剥製が印象に残っています。
Unknown (MI-6)
2008-08-31 18:37:27
日本の女性政治家は、得てして「妻として、母として、女として」戦争絶対反対、ひたすら話し合い、9条命みたいな現実無視のお花畑が多いじゃないですか。
土井・・子とか福島・・子みたいな。

その点、英米の女性政治家は、サッチャー、ヒラリー、そしてサラ・ペイリンと現実的で意志が強くて、ある意味タカ派がトップの位置を占めていたり、トップに挑戦したりして、非常にうらやましい限りです。

国の周囲を北朝鮮、中国、ロシアと問答無用の武力行使国に囲まれているのだから、お花畑は男女とも中学生くらいまでにしてもらいたいものです。
Unknown (st)
2008-08-31 19:02:34
しかしまあ、驚きの人選ですね、マケインは乾坤一擲の大勝負に出たんでしょうが、度を越えている様に思えてなりません。
饂飩 (R.T.Jones Jr.)
2008-09-01 13:34:54
懐かしいですね、てんぷら饂飩良く食べました。
機内食よりマシだと思って!!

それから冬の静電気すごかったですね。

あそこのさくらラウンジ(古いか?)何になってるんでしょうね?



共和党の陰謀 (ニャホ)
2008-09-01 17:21:00
風はマケイン(負印)に吹いてきましたね。
副大統領選びにもそういう戦略あったんですか。納得。もう一つの大きな要因はグルジアでしょう。こんな物騒な世界なのに、オバマの様なオボッチャンで大丈夫かなと、他国民の私でさへ思ってしまう。プーチンが大統領選挙を共和党に有利に運ぶためにアメリカがしかけた紛争だというのも、半ば嘘じゃないと思う。共和党政権はイザとなったら、大統領選挙直前に911の様な事件を起こして、政権を維持しようと言う計画もあるという話も聞いたことあります。でも、グルジア紛争が米ロの直接対決となって、世界中を巻き込みそうな嫌な予感もします。アーメン
Unknown (Unknown)
2008-09-01 21:53:01
コイズミ再登板・・・ナイアツ・・・

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

国際問題」カテゴリの最新記事

関連するみんなの記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。