天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

馬券は100円俳句は1句から

2016-11-08 03:53:41 | 俳句


先日の東京競馬場吟行、句会場で楽しい一瞬に遭遇した。
はじめて句会を経験するKさん。自分の一句に4点入ったとき名乗る前からそわそわしてまるでハイティーンの女学生みたいだった。
「私の句に点が入るなんて…」と感無量の表情が麗しかった。
あとで年を訊くと60歳とか。
年齢には見えないういういしい一瞬を見せてくれるのが俳句であると痛感したのであった。

句会で嘘はつけない。
誰しもが真剣勝負で81句の中から9句を選んだ。
Kさんは初句会だから採ってやろうかというようなことはできない。無記名で誰の句かもわからない。
初めての機会にいい思いをするか落胆するかは神のみぞ知る領域。
誰も何もできない。それが句会のいいところである。

ぼくは監督兼選手。
選手としては皆さんに負けない句を書きたい。
しかし監督としては皆さんに秀句を書いてほしい。参加者全員が何か見つけていい結果を出して11月6日はいい日だったなあと思って帰途についてほしい。
ぼくは監督として満足感があった。
その一つがKさんのういういしい表情を見たことであった。これを機に本格的に俳句の道に入ってくる予感がした。

俳句の興味のある方はとにかく参加することである。
馬券は最低100円で楽しめる。俳句は1句で参加していいと思っている。
ぼくが運営する句会は1句あれば参加OKである。
見学もOKなのだが句会をはたで見ていておもしろいだろうか。参加したくなるだろう。
日本人で義務教育を受けていればおおかたの人は新聞を読める。すばらしいことである。
日本人は俳句を誰しもが書けるのである。
勇気を持って句会に打って出ることでぐっと視界がひらけるのではなかろうか。

Kさんみたいに感動して句会が楽しくなるケースもあるし、30年前のぼくのように落胆からの出発もあるだろう。
いずれにしても馬券は100円、俳句は1句書いて句会に出るところから始まると思うのである。
打って出れば何かが起こる。それを楽しみたい。
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