天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

古暦蝋梅がもう咲いてゐる

2016-12-28 16:45:42 | 身辺雑記


ネット句会の幹事Kが「蝋梅」という題を出した。
この題では藤田湘子の「蝋梅を老梅と書く花屋は駄目」をすぐ思い出す。決して名句ではないが先生の晩年のこの句はたいそう気に入っている。若いころ先生はこういう美意識から外れた句は絶対書かなかったろうが晩年はゆとりがあった。
遊びつつ若い世代を叱咤する気概が旺盛でほほえましい。



ぼくは花の題詠はまるきり苦手。
とにかく取材して感覚を得むと府中市郷土の森博物館の庭園へ繰り出した。
入場料200円。
はじめて入ったが意外に広い。結構な散策コースである。
係の人は蕾ていどといったが蝋梅がもう咲いているではないか。毎年ここで写真を撮る人が1月になったらもう散りそう、楽しみがないではないか、と嘆くほど。



蝋梅の蕊とろけたる日差かな

蝋梅はその名のとおり花弁に蝋がまぶされているように厚ぼったい。
もう噎せるような香が漂っている。

蝋梅の実に臈たけし香なりけり
寄る辺なき青天蝋梅が騒ぐ


蝋梅ばかりでなく、白梅も紅梅も咲いている。


八重野梅



八重寒紅

郷土の森博物館の庭園には江戸時代の古民家や明治の小学校などを復元している。200円にしては楽しめる。
無料休憩所がありテーブルと椅子がそろっている。吟行句会もできそうな穴場である。



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