天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

泣いて終った拉致演習

2017-04-17 13:33:41 | 身辺雑記


千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学3年レェ・ティ・ニャット・リンちゃんの遺体が見つかった事件で、渋谷恭正容疑者(46)が死体遺棄容疑で逮捕された。
容疑者はなんとPTA会長(保護者会の会長)で子供達の見守り活動をしていた……。
悲惨な事件が起こったものである。

こんなとき孫の小学2年生を預かった妻が、公園へひとりで行くと言ってきかないと嘆く。小2の後をついていくと気づいて「来ないで」と拒否するとか。
見えないように付いていっても気づくと激しく拒絶するらしい。妻が困惑している。

この小2と年中の娘二人をうちに預かったとき、子供たちだけでいると怖いことが起きるという話をした。
小2はニュースでリンちゃんの事件は知っていて話に乗ってきた。
妻が「かわいい子がひとりでいると危ないんだよ」というと、小2は「わたしはかわいくないから大丈夫」と返す。こましゃくれている。
「かわいい、かわいくないは男が判断する。ややは十分かわいい」といっても聞く耳を持たない。
声をかけられてもついて行かない
菓子をもらっても車に乗らない
変な人が近づいてきたら走って逃げる
「助けて!」と叫ぶ
など娘と確認していたが頼りない。「助けて!」なんて叫んだら殺されるかもしれない。犯罪者の心理はよくわからない。

そこで拉致する演習をした。
ぼくがすかさず年中の娘の鼻と口を左手でがばっと覆い、右手で横抱きにする。
2秒、3秒…手を放すと、火のついたように泣きわめいた。その気になったら声など完封できるし、身柄など完全に拘束できるのだ、大人の男だぞー。
「じじ、怖い!」と小2が叫んだ。妻が「じじはまねしただけ、ほんとうの悪者はこんなじゃない。顔を張られたりするんだよ」とフォロー。

小2は短い時間にけっこう勉強したみたいだ。年中はただ怖かっただけで妻がなだめている。
思っているより大人は強い。
口を押えられたら声も出せない。
妻が「じじが4、5歩走って車の中に入れたらそれっきりでしょ」というと神妙に聞いている。

この演習が役に立って、小2はしぶしぶ公園へのつきそいを見えないところにいるという条件で許すようになった。
午後4時すぎて暗くなりはじめると公園に人がいなくなる。そこへ悪者が来ると誰も気づかずにきみは拉致されてしまうよ。
そういう話にも耳を傾むけるようになった。理解力は抜群なのだ。

自立心の出てきた娘を自由に放っておけない時勢。
また、しばらくして、拉致演習をする必要があるかもしれないが、あまりこれをやり過ぎるとよくない。
遊びのなかの拉致ごっこか……むつかしい世の中になったものである。
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