天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

7ヶ月ぶり推薦30句入り

2016-11-26 05:06:09 | 俳句
佐渡ヶ島


鷹12月号が来た。
世阿弥忌や水揺るる翳水底に わたる
が鷹主宰の選ぶ「推薦30句」に入った。

鷹5月号で
猫の恋漬菜酸つぱくなりにけり わたる
が入って以来久々である。両方とも望外の高評価である。万馬券とはいかないが中穴が当たった気分である。

「水揺るる翳水底に」が使えそうだと思ったのは5年ほど前にさかのぼる。池、河、湖、海と水のあるところならどこでも感じる景色。
俳句はすぐそこにあって誰でもわかる素材や言い回しがいい。
「水揺るる翳水底に」は気に入ったのだが季語が決まらなかった。コスモスや糸とんぼや水に近いところで生育するものを置くと近すぎる。
秋晴とかしてもやはり近くて衝撃度が足りぬ。
そんなとき岸孝信氏から句集『ジタン・カポラル』をいただいた。岸さんの「コルベ忌や涼蔭に置く麺麭と水」、「苦参咲く磧に雨や晴子の忌」、「マウンドに青空だけの子規忌かな」をみてうまいなあと感じた。
ぼくは忌日俳句というのが好きでなかったが岸さんほどうまければ悪くないと思った。

ウィキペディアによると世阿弥の生涯は、正平18年/貞治2年(1363年)? ~ 嘉吉3年8月8日(1443年9月1日)?となっている。
暑いイメージで水を書きたいのと『風姿花伝』の内容と、世阿弥が佐渡へ流されたということが一緒くたになって「世阿弥忌」がひらめいた。
「水揺るる翳水底に」に「世阿弥忌や」を置いたときこれで岸さんレベルへ行ったかなとちらと考えたのであった。

俳句が上達するにはいろいろな契機があるが、格上の人と接するというのは有功である。岸さんを自分が座長をするネット句会「流星道場」へお願いして来ていただいた。句がうまいだけでなく読みが深く句評が実にいい。
子規忌も岸さんを超えたく一句書いたのだが成否はわからない。

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