天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

鷹同人総会費無料

2017-04-13 12:58:34 | 俳句


鷹同人会ニュース(3月15日発行)のメインニュースは、37名の新同人の自己紹介と7月1日開催の第40回鷹同人総会の知らせであった。

目をみはったのが「同人総会費無料」と題した主宰の記事である。
肝心のところを主宰の文章でそのまま伝える。

「今回の同人総会では、かねて私が念願していたことを実行します。それは前回五千円だった同人総会の会費を無料にすることです。一昨年四月の運営体制変更を機に経営の効率化に努め、同人会でも少しずつ余剰金を残してきました。それを充てることで何とか実現します。無料化するのは一人でも多くの同人に同人総会に出席してほしいからです。立派な会場での開催には当然多額の費用がかかります。正直言うと次回も無料にできるか自信はないのですけれど、ともかく一度夢をかなえてみたいと思ったのです。」

正直言って予想していない快挙、すごいとつぶやいたのであった。
同人Мは「一度きりなんて人気取り」と批判的であったが「一度でもすげーよ」とぼくはたしなめたのであった。
主宰は作句、選句において一級品であるとずっと思っている。さらに結社経営能力、いわば会社における社長業的能力も並ではないと崇めてきた。
彼の心根に、同人はほとんど年金生活者である、という出費への思いやりがあるのだ。
それは随所に感じてきた。
たとえば、ぼくくらいの句歴があり句集を出していないと、よその結社では上から句集上梓を促されるだろう。
選句や序文に対するお礼などが主宰の副収入となるからである。
しかし鷹主宰は単身赴任の仕事を持ち、新聞俳壇の選者をするなどほかのことできちんと生計を立てている。
同人のほうから切り出さないかぎり句集上梓を言いださない。すばらしい礼節である。ゆえにのびのびと日々の作句に打ち込めるのである。

小川軽舟という人は俳句を離れていわゆる政治をしかとできる人である。民草のことを考えて。
「正直言うと次回も無料にできるか自信はないのですけれど」は鷹の実情と自分の思いを偽りなく述べていてすがすがいい。

意気に感じてはやばや投句した。
意気込んで出した俳句はボツになる率が高いがこの際いいのである。




姿見池」(国分寺市西恋ヶ窪1-8-7)。
JR西国分寺駅北口から徒歩7分。カワセミがくるので日曜カメラマンが集結する。きのうはカワセミはいず、真っ黒の川鵜が羽を伸ばしたり分厚い花筏をかき混ぜたりしていた。

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1 コメント

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Unknown (ミズドリ)
2017-04-13 17:03:52
全く同感。

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