天地わたるブログ

ほがらかに、おおらかに

健康な長野県に拍手

2017-06-15 13:25:45 | 世相

撮影:平岩高嶺 長野県伊那市富県の実家付近から見る中央アルプス 



厚生労働省は14日、都道府県別の人口10万人当たりの年間死亡者数を示す2015年の「年齢調整死亡率」を発表した。
この死亡率は高齢化などで年齢構成の異なる地域を比較するため、統計処理して年齢構成をそろえた数値。

長野県は男性が434・1、女性が女性は227・7と両方で最優秀であった。
全国平均は男性486・0、女性255・0。

50年前、ぼくがまだ伊那市にいたころ当地は心疾患、脳血管疾患の温床であったと記憶する。
冬の野沢菜漬け、その他の漬物で多量の塩分を摂取していたし、ふだん作る料理も塩、砂糖をたっぷり入れた濃厚な味付けを好んだ。
幼少時、ぼくのまわりで中高年の人はよく脳卒中や心臓病で倒れた。それが当たり前で年を取ると人はばたばた倒れて死ぬのだと幼少のころは思っていた。
中学生になるころ塩分と濃厚な味付けが体をむしばむおおもと気づき、はやくこの地を去ろう、味の濃い食生活から逃げようと思っていた。

18歳で上京して伊那の食生活とさよならした。
大学の寮に入りいままでとまったく違う料理にありついてほっとしたものである。卒業してたまたま妻にしたのが宮崎県日南出身者であり、ここは薄味の風土であった。ラッキー!
このことはえらく感謝している。
色白の青森美人に惚れて妻にしていたら濃厚な味付けから逃げられなかった可能性が高い。
(青森県の年齢調整死亡率は男性585.6、女性288.4と最悪。これは食生活がそうとう影響していないか)
日南へ行くと麦味噌が甘くていただけなかったがあとはすべていい。進んで妻の味に従った。
妻はずっとぼくの管理栄養士みたいなものであった。

長野県は健康県ナンバーワンになった一番の理由は、食事の改善にあると思う。
たぶんぼくのように意識した県民の率が増えたのではないか。役所が啓蒙に励み県民がそうとう頑張ったと思う。すごいことである。
ぼくは長野県を離れて東京に住み、宮崎県の女を管理栄養士にしたから食生活の改善ができた。
当地に住んでいてあの伝統の中で日本一になるとは奇跡に思える。

教えられてわかることと実行できることの間には差がある。
そのさいたるものが食事に関することである。
料理や俳句を学んで理解することと実行できることの差が東京と大阪の隔たりだとすると、食生活を学んでわかることと実行できることの差は地球と月ほどの距離であろう。
それほど嗜好というやつは学んでわかっても改善できないことなのだ。

ふるさとを褒められるのは四囲の山岳と清流の美しさくらいであったが、食生活改善を中心にして全国一の健康県になったことが加わった。
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