とうにクリスマスを過ぎて

クリスマスがもう終わった〜っと思った瞬間に思いついたタイトルです。
他意はありません。年末にはタイトル変更か?

あな笑うぞよ死なんとしつつ

2017-05-15 19:17:37 | 日記
笑ふより外はえ知らぬをさな子のあな笑うぞよ死なんとしつつ

窪田空穂『鳥声集』

言葉もまだ自由には使えず、笑うこと、泣くことが意志を伝える手段でしかない幼子。その「笑ふより外はえ知らぬをさな子」が、いま死のうとする瞬間に、「あな笑ふぞよ」というのです。昏睡状態ではあったのですから、それがどのような意志の伝え方であったかはもとよりわかりませんが、親としてはこれほど切ない場面もないというべきでしょう。

消化不良から脳膜炎を併発し、なすすべもなく死にゆくのを見守る親のすがたです。永田和宏著 『人生の節目で読んでほしい短歌』から抜粋させて頂きました。

同書には「生えずとてうれへし歯はもかはゆきが灰にまじりてありといはずやも」という一連の歌も紹介されています。生えてこないと心配していたわが子の歯が灰の中にあったという歌です。
歌はこのようなときに救いなのでしょうか。永田和宏さんは「歌を作ることの業のようなものを否応なく考えさせてしまう一首でもあります」と 述べています。
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