とうにクリスマスを過ぎて

クリスマスがもう終わった〜っと思った瞬間に思いついたタイトルです。
他意はありません。年末にはタイトル変更か?

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君もコクリコわれもコクリコ

2017-07-04 18:51:40 | 日記
晶子の活躍とは裏腹に、あるいは晶子があまりに有名になりすぎたことも影響していたのだろうか、鉄幹は、「明星」廃刊後はすっかり生彩を欠くようになっていった。有名なエピソードとして、何をする気力も覇気も失った鉄幹は、裏庭でダリアの根元から出てくる蟻の行列をいつまでも見張り、錆包丁で1匹ずつ殺していたともいう。これは晶子による小説『明るみへ』に出てくるエピソードだが、それに近いことはあったのだろう。
見かねた晶子は、鉄幹を立ち直らせるべく、かねてよりの鉄幹の夢であった渡欧を実現させようと決心する。色紙や百首屏風などを売り、渡欧のための金をなんとか捻出して、鉄幹が巴里(パリ)に向けて旅立ったのは、明治44年のことだった。(『近代秀歌』永田和宏著より)

読んでいて気鬱になってくるような鉄幹の様子。こんな亭主を旅立たせ、せいせいした風な歌を詠うのではなく、晶子は鉄幹への思慕の念を歌に託します。そして、翌年、矢も盾もたまらず、鉄幹の待つ巴里に単身旅立つのです。

ああ皐月仏蘭西(フランス)の野は火の色す君も雛罌粟(コクリコ)われも雛罌粟

火の色のコクリコ(ひなげしの花)の野にいまは二人で立っている。少女のようなときめきがそのまま表れています。
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