大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

薬師岳・一泊二日 下山日

2017年08月20日 | 北アルプス
あまりの暑さに目が覚めてから殆ど寝てなかったし、
早朝4時10分の動き出しも楽勝だった。

しかし、歩きは何も食わない上にヘッドランプなんだからスピードが出ない。

おまけにガスで視界が狭いしザレ道なんだから
どうしても不安を抱えながらの歩きになる。

更に途中から足が上がらなくなり予定通り一時間で山頂が厳しくなってきた。

しかし空身なのが効を奏して何とか予定通りに到着。

小さな薬師堂があるなかなか風情のある山頂だったが、
ガスで何も見えないのでは長居は無用。

山名柱に触って引き返したが歩きだして直ぐに吐き気を催した。

いつもの軽い高山病なんだが下り一辺倒で助かった。

下りは予定より10分遅くなったが、
食事をして布団を畳み6時40分に下山開始。

折立からのバスは13:30だから時間はたっぷり。
しかしハプニングで最後はとんでもない事になるんだ。

飯を食って落ち着いたし、余裕の歩きで気楽だったが、
あの東南稜が分からず仕舞いで終わった。

下りだして暫くはガスで視界が 悪かったが、
分岐点を認識できなかったんだから雪では無理もなかったか。

コンパスを出して確かめたら直ぐに間違いに気付いたろうが、
山頂を踏んで気が緩み疲労と雪で先頭がミスったんだ。

地図にあるこの愛知大生13名の遭難碑の印は
どうやら薬師平の巨大ケルンらしい。

登りでこのケルンの他に遭難碑らしいのはなかったから、
ケルンの下になっちまった?

よくよく考えたら登山口に立派なのがあるし、
遭難現場でもないんだから碑など無かったのかも。


ケルンにしてはデカ過ぎだが何の為なんだ?

薬師峠のテント場にはさすがに残ってるのは少なかったが、
平地は狭くて190もよく張れたもんだ。

今年の山の日の連休はどこのテント場もとんでもない事になってたんだ。


14日からにして大正解だったが普通の勤め人は休みにしか歩けないからなあ。

俺みたいに夏は山で一週間必ず休むと周りに認知させてれば大丈夫なんだが。

水場でペットボトルに一本入れ、トイレを見てみたら結構綺麗にしていた。

受け付けがあるんだから、詰めてる時は毎日掃除してるんだ。

途中で雲の平のテント場の悲惨なトイレの話を相方にしてるオジンとクロスしたが、
昔の話しか今なのか訊いてみるべきだったな。

噂がネットで直ぐに拡散するし今はどこもそれなりに掃除してるだろう。

久住の坊がつるのトイレは相変わらずの凄さだろうが。

太郎平小屋からのダラダラ下りで、
小屋で隣に寝てた福井からの三人組に追い付いた。

変だなあと思ったらドローンで遊んでいて、バッテリーは16分保つんだと。

そう言えば先日のNHK地上波での、
北アルプスをドローンで撮影してたのは迫力満点だったなあ。

民放並みに俗化しても時々は面白いのをやるが、
奴等もちゃんとツボは外さないらしい。
滝谷を上から撮るなんてドローンじゃないと不可能だし、
なかなか迫力あったな。


さてハプニングだが、前日の登りで三角点での休憩中に話した中年女性だよ。

夜小屋の玄関口外で一服していたので、
帰りにタイミングが合ったら車に便乗を頼んでみた。

そしたらスンナリOKだったんだが、
何と前回は太郎平小屋から一時間半で折立に降りたとかで断念。
そんな超人的な歩きに合わせられる筈がない。

ところが幸か不幸か何と俺より二時間遅れたのに三角点手前で追い付かれた!

呆れた速さだったが一時間で降りたら便乗させてやるとかでやってみる事にした。

まあこれがドツボだったんだ。

最初は調子良く駆け降りてたんだがそう上手く行く筈がない。

30分過ぎた辺りから膝がおかしくなってしまい、
スピードダウンで一気にピンチ。

しかし前半の貯金が物を言ってギリギリ間に合った。

降り着いたらベンチに座って男と話してる彼女がいて、
どうやらそれほど離されなかったらしい。

頑張って無事便乗させて貰ったが、
有峰口で降りる積もりが見落としてしまい大失敗。

アルペン村を通過して気付き慌てて降ろして貰い、
暑い中をアルペン村へ歩く破目になっちまった。

腹も空いてたし昼飯に肉うどんを食い、
Ky氏に電話して迎えに来て貰って一件落着。

しかし、とんでもないのはいるもんで、
彼女の先輩らは薬師を日帰りするとかで絶句。
男より女が強いのは分かってたがあんまりだろう。

その激下りで今でも脹ら脛の痛みが取れない始末だが、
この歳でも火事場の馬鹿力はあるもんだと変に感心。

翌朝Ky氏宅の松の剪定を軽くやり、
竹の伐採とコデマリを整えたりしてから氷見の民宿へ向かった。


去年の宿題も終わったしもう北アルプスもやる事もないかと思う一方、
営業小屋利用の長期縦走も面白いなとも思う。

参考:所要時間(休憩込み)

薬師岳山荘から山頂往復:1時間半(空身)
薬師岳山荘から太郎平小屋:2時間
太郎平小屋から三角点:2時間20分
三角点から折立:1時間

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2 コメント

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Unknown (花水木)
2017-08-21 18:06:30
山での遭難は、運がかなり左右するのでしょうか?今日のニュースで74歳で単独行の男性が、チョコレートと沢の水を飲み、動かずに一週間後、無事に保護されましたね。
登山届を出して居たのが功を奏したようです。

しかし・・・山は素人の私が想像するよりもハード過ぎます。
遭難も色々です (大雪男)
2017-08-21 18:42:23
滑落で脚を傷めたらピンチですね。
私は三日も持たないでしょうから
狼煙をあげたり笛を吹いたり色々やります。
滑落より道迷いが可能性ありますよ。

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