きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

醸造機器組合の賀詞交歓会

2012年01月24日 10時13分51秒 | Weblog

1月23日、東京・日比谷で全国醸造機器工業組合の賀詞交歓会がありました。1月も下旬、業界の新年会も、これが最終です。


今年は、岩手県の株式会社南部美人の社長と専務にご講演をいただきました。これは久慈浩社長様。岩手県酒造組合の会長を務めておられ、「東日本大震災の岩手県の蔵元の被害状況」について説明いただきました。



全壊など、特に甚大な被害を受けた蔵元は「酔仙」「浜娘」「千両男山」の3社。これは北海道の釧路に流れ着いた、岩手の蔵元「千両男山」のお酒のタンク(配られた資料から)。なんともやりきれない思いを持たざるを得ません。



次に久慈浩介専務様。震災直後のYouTube、「被災地岩手の蔵元から、お花見のお願い」が、日本中で注目を浴びたのは記憶に新しいところ。「東京農業大学客員教授」の肩書も持っておられます。



「火入れの改善についての取り組み」と、「海外展開に関する取り組み」をご紹介いただきました。上はニューヨークの清酒事情、下は、ブラジルのサンパウロの岩手県人会の様子。大変力強い講演で、「清酒の将来を引っ張っていく力」を感じました。お二人のご講演のあと、醸造機器組合を代表して私から謝辞を申し上げました。



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講演の後、賀詞交換会。これは、来賓として挨拶される日本酒造組合中央会の岡本副会長様。2011年の確定数字はまだ出ていないが、清酒に下げ止まり感がある、また、本格焼酎は若干持ち直したようだ、とのお話しでした。



全国醸造機器工業組合の井上理事長(第一工業社長)のご挨拶。5月に広島の酒類総研で行われる全国新酒鑑評会に合わせて、醸造機器用品の展示会を計画していることを発表されました。




代表取締役 喜多常夫