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「アイヌ遺骨 ドイツが返還 138年ぶり日本に」

2017年08月08日 | 個人史・地域史・世界史
http://uhb.jp/news/?id=2395
「北海道ニュースUHB」2017年8月4日12:28
■138年ぶり返還 アイヌ民族遺骨 故郷で慰霊式"イチャルパ"厳かに 北海道
 8月4日、北海道大学構内にあるアイヌの納骨堂で慰霊式が行われ、138年ぶりにドイツから返還された遺骨が、供養されました。
 北海道大学のアイヌ納骨堂には4日午前、北海道アイヌ協会など関係者約140人が集まり、黙とうをささげた後、伝統的な慰霊式「イチャルパ」をとり行い、ドイツから138年ぶりに返還されたアイヌの遺骨を供養しました。
 この遺骨は、1879年にドイツ人旅行者により、札幌市の墓地から盗掘され、7月、外交ルートを通じ、初めて日本に返還されました。
 遺骨は当面、北海道大学の納骨堂に保管され、2020年、新たに開設される北海道白老町の民族共生象徴空間に移される予定です。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170804/k10011087661000.html
「NHK NEWSWEB」2017年8月4日 18時58分
■138年ぶり遺骨返還でアイヌ民族伝統の供養
 明治時代に札幌市で盗掘されたあとドイツに持ち出されていたアイヌ民族の遺骨が138年ぶりに返還されたことを受けて、遺骨が納められた北海道大学の納骨堂でアイヌ民族伝統の儀式による供養が行われました。
 アイヌ民族の遺骨は人類学の研究目的などとして墓から掘り出されて一部は海外にも持ち出されましたが、このうち明治12年に現在の札幌市中心部で盗掘されドイツにわたっていた遺骨1体が、先月末、138年ぶりに日本側に返還されました。
 遺骨は札幌市の北海道大学にある納骨堂に納められ、4日、関係者などおよそ200人が集まり、アイヌ民族伝統の儀式にのっとって供養を行いました。アイヌの人たちが木を削って作った「イナウ」と呼ばれるささげ物や果物などの食べ物を納骨堂の脇に供え、祈りの言葉をささげていました。
 北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「138年ぶりに遺骨が返還され、私たちも気持ちが高揚しています。今後も国内外の遺骨を持ち出された場所に返還するために取り組みたい」と話していました。


https://mainichi.jp/articles/20170801/k00/00m/040/098000c
『毎日新聞』2017年7月31日 21時37分(最終更新 7月31日 22時14分)
■アイヌ遺骨 ドイツが返還 138年ぶり日本に
【ベルリン中西啓介】北海道内で盗掘されドイツで収蔵されていたアイヌ民族の遺骨について、日本政府は7月31日、ベルリンの在独日本大使館で返還式を開いた。収集から138年ぶりに遺骨は日本政府に返還された。国連の「先住民族の権利に関する宣言」に従い、外交ルートを通じた返還が行われるのは初めて。アイヌ民族を代表して出席した、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「歴史的一ページを画す記念日になった」と述べた。
 式には加藤理事長のほかに、収蔵団体である独民間学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」(BGAEU)のアレクサンダー・パショス代表、内閣官房アイヌ総合政策室の平井裕秀室長が出席。返還されたのは、昨年8月の毎日新聞の報道で存在が明らかになったドイツ人旅行者ゲオルク・シュレージンガーが1879(明治12)年に札幌市内の墓地で収集した頭骨。BGAEU創立を主導したベルリン大教授のルドルフ・ウィルヒョウが保管していた。
 パショス代表は「当時の法律に違反するだけでなく、アイヌ(の意向)への配慮がなかった」と述べ、返還経緯を説明。平井室長は「100年以上も遺骨が保管されていたことは遺憾だ」としたうえで、返還決定に謝意を示した。また、第1号返還について「大きな一歩であり、引き続き海外からの返還に向け努力したい」と述べた。
 3者は返還の「証明書」となる覚書に署名。パショス代表から加藤理事長と平井室長に遺骨が入った白い木箱が手渡された。ドイツではBGAEUだけでなく、政府系研究機関もアイヌ遺骨を保管している。加藤理事長は「先住民の人権課題に配慮してもらうことを希望する」と述べ、さらなる返還を要望。首脳レベルの交渉による包括返還なども模索するよう求めた。
 返還された遺骨は、8月2日に札幌市内の北海道大学構内にある「アイヌ納骨堂」に一時的に安置される。同4日には恒例の慰霊式「イチャルパ」が行われる予定で、アイヌ式の慰霊を受けることになる。



http://www.jiji.com/jc/article?k=2017073100761&g=soc
「時事ドットコムニュース」2017/07/31-20:24
■アイヌ遺骨、ドイツから返還=外交ルートで初

【写真】31日、ベルリンの日本大使館で、独学術団体代表からアイヌ民族の遺骨を受け取る北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(中央)と内閣官房アイヌ総合政策室の平井裕秀室長(左)(時事)

【ベルリン時事】北海道で盗掘され、ドイツの学術団体で保管されていたアイヌ民族の遺骨の返還が決まり、ベルリンの在独日本大使館で31日、式典が行われた。海外に持ち出されたアイヌ民族の遺骨が外交ルートを通じて返されたのは初めて。
 返還対象は、ドイツ人旅行者が1879年に札幌で収集した頭骨1体。当時の文献などから、この骨が独民間学術団体「ベルリン人類学・民族学・先史学協会」にあることが分かり、「非合法という認識の下、墓から盗まれた」ことも確認されたため、同協会が返還方針を日本政府に示した。
 式典では、同協会のアレクサンダー・パショス代表、内閣官房アイヌ総合政策室の平井裕秀室長、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長が返還証明書に署名した。遺骨は北海道大学構内で納骨される。
 パショス代表はあいさつで「(盗掘は)倫理的な一線を越えていた」との認識を表明。加藤理事長は記者団に対し、返還された遺骨について「尊厳と名誉を回復し、北海道の空気と風土に触れさせてあげたい」と述べ、涙を浮かべた。
 19世紀に先住民族の研究が各国で盛んになり、アイヌ民族の遺骨も海外に持ち出された。オーストラリア政府もアイヌ遺骨を返還する意向を表明している。



https://this.kiji.is/264742088488108036?c=39546741839462401
「共同通信」2017/7/31 22:10
■アイヌの遺骨、独から返還
 外交ルート初「歴史的」
【ベルリン共同】ドイツの学術団体が31日、アイヌ民族の遺骨を北海道アイヌ協会に引き渡した。アイヌの遺骨は研究目的で日本から海外に持ち出されたことが判明しているが、内閣官房アイヌ総合政策室によると、外交ルートでの返還は初めて。北海道アイヌ協会の加藤忠理事長は「先住民族アイヌの人間にとって歴史的だ」と強調した。
 ベルリンの日本大使公邸で開かれた返還式で、学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」のアレクサンダー・パショス代表は、遺骨が「墓から盗掘された」と説明し「入手方法が非合法で、道徳的な問題があった」と指摘した。


http://www.asahi.com/articles/ASK704Q42K70UHBI00N.html
「朝日新聞デジタル」2017年8月1日00時02分
■アイヌ民族の遺骨、ベルリンで返還式 19世紀に盗掘

【写真】遺骨の受け渡しを行うベルリン人類学民族学先史学協会のアレクサンダー・パショス代表(右)と北海道アイヌ協会の加藤忠理事長(中)=31日、ベルリン、高野弦撮影

 ドイツ国内に保管されていたアイヌ民族の遺骨の返還式が31日、ベルリンの日本大使館であった。海外に持ち出されたアイヌ民族の遺骨が公式に返還されるのは初めて。
 返還されたのは、ドイツの学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」が保管していた頭骨1体。1879年、ドイツ人旅行者が盗掘で持ち出したもので、日本政府が引き渡しを求めていた。
 返還式には、同協会のアレクサンダー・パショス代表と加藤忠・北海道アイヌ協会理事長が出席した。加藤理事長は式典で「先住民族アイヌの人権にとって、歴史的な1ページを画す記念日となった」と語った。
 アイヌ民族の遺骨は19世紀後半以降、人類学の研究目的などで海外に持ち出された。ドイツのほか、オーストラリアや英国、米国などに保管されていることが分かっている。日本政府は引き続き、返還の可能性をさぐる方針。(ベルリン=高野弦)


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170802/k10011084631000.html
「NHK NEWSWEB」2017年8月2日 17時24分
■アイヌ民族の遺骨 138年ぶり北海道に戻る
 明治時代に札幌市で盗掘され、ドイツに持ち出されていたアイヌ民族の遺骨が2日、138年ぶりに北海道に戻りました。
 アイヌ民族の遺骨は19世紀半ばから戦後にかけて研究目的で墓から掘り出されるなどして一部は海外にも持ち出されました。このうちドイツのベルリンにある学術団体が保管していた遺骨1体が先月31日、現地で日本側に返還され、2日午前、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長らとともに新千歳空港に到着しました。
 遺骨を保管していたドイツの学術団体の記録では、この遺骨は1879年(明治12年)に現在の札幌市中心部にあった墓から盗掘されて持ち出されたことがわかっていて、北海道に戻るのは138年ぶりとなります。遺骨は盗掘された場所に近い札幌市北区の北海道大学に運ばれ、アイヌ協会の関係者などが見守る中、キャンパス内にあるアイヌ納骨堂に納められました。
 北海道アイヌ協会の加藤理事長は「遺骨が138年もの間、どのように過ごしたかと思うと涙が出るし、申し訳ない気持ちもあるが、ふるさとにもどり喜んでいると感じている。4日にアイヌ民族の伝統的な儀式、イチャルパを丁重にしてあげたい」と話していました。
 また、遺骨の返還に向けて交渉を行った内閣官房アイヌ総合政策室の平井裕秀室長は「遺骨を持ち帰ることができ安どしているとともに、引き続き、海外にある遺骨の調査と返還に努めたい」と述べました。

★動き出した遺骨返還 一方で実態不明な点も
 アイヌ民族の遺骨は明治時代から戦後にかけて研究目的で墓などから収集されました。国が調査を行った結果、全国の大学や博物館などに現在、合わせて1700体以上の遺骨が保管されていることがわかっています。
 遺骨の返還を求める声は各地で挙がっていて、大学を相手に裁判を起こし、返還を実現したケースもあります。国は1700体以上の遺骨について、身元のわかる遺骨は遺族に、掘り出された地域が明らかな遺骨は地域のアイヌ団体に返還し、そのほかの遺骨については、3年後に北海道白老町に完成予定の慰霊施設で保管する方針を示しています。
 一方、北海道大学の研究者の調査では、一部の遺骨が人類学の研究などのため海外にも持ち出され、アメリカやイギリスなどでも保管されていることが確認されています。このうち、オーストラリアの2か所の博物館が保管する遺骨3体についてはことし6月、オーストラリアの駐日大使が北海道アイヌ協会を訪れ、返還の意向を表明しています。
 また、ドイツのベルリンにある学術団体が保管していた遺骨6体のうち1体は、盗掘という「非倫理的な方法で収集が行われた」として今回、日本への返還が実現しました。
 国は海外にある遺骨についても調査し、返還につなげたい考えですが、保管されている遺骨の数などは正確に分かっていない上に、持ち出されたいきさつが分からない遺骨も多く、今後、返還が実際に進むのかどうか注目されます。


https://mainichi.jp/articles/20170720/k00/00m/030/170000c
『毎日新聞』2017年7月20日 07時00分(最終更新 7月20日 12時19分)
■アイヌ民族遺骨
 31日に独で返還式 独学術団体と合意

【写真】ドイツの学者、ルドルフ・ウィルヒョウが描いたアイヌの頭骨のスケッチ(19世紀末の民族学誌のコピー)=ベルリン支局で2016年7月6日午前9時59分、中西啓介撮影

【ベルリン中西啓介】北海道で盗掘されたアイヌ民族の遺骨がドイツで保管されている問題で、日本政府は遺骨を所有する独民間学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」(BGAEU)と返還について合意し、31日にベルリンの在独日本大使館で遺骨の返還式を行うことを決めた。複数の関係者が明らかにした。19世紀後半以降、アイヌ民族の遺骨が人類学などの研究対象として海外に持ち出されたが、外交ルートを通じた返還が実現するのは初めて。
 また、日本は2007年に国連で採択された「先住民族の権利に関する宣言」に賛成しているが、返還は宣言に盛り込まれた「先住民族の遺骨返還への努力」を政府が履行した最初の例になる。
 返還されるのは、1879年にドイツ人旅行者ゲオルク・シュレージンガーが札幌のアイヌ墓地から収集した頭骨1体。シュレージンガーは19世紀の民族学誌で「夜の闇に紛れて入手した」と盗掘による収集だったと認めている。遺骨はBGAEU設立を主導したベルリン大教授のルドルフ・ウィルヒョウに研究資料として提供されていた。
 BGAEUは昨年12月の毎日新聞の取材で、遺骨が「不当な手段」で収集された可能性があることを把握。測定や資料照合の結果、今年1月、「倫理的に許されない手段で収集された」と認め、日本政府と返還協議を行う意向を表明。内閣官房アイヌ総合政策室が在独日本大使館を通じ返還協議を進めていた。
 返還式には、北海道アイヌ協会の加藤忠理事長がアイヌ民族を代表して出席。BGAEUのアレクサンダー・パショス代表、日本政府の代表者と共に、返還合意文書に署名する予定だ。ドイツ以外の外国にも複数のアイヌ遺骨が散逸しており、今後返還が実現する場合、今回の政府主催による返還式がひな型になる見通しという。

★138年の歳月を経て「帰国」
【ベルリン中西啓介】北海道から盗み出されドイツへに渡ったアイヌ民族の遺骨が138年の歳月を経て、「帰国」する。海外からの返還「第1号」となる遺骨を巡っては、日本政府と独収蔵団体の間で数カ月にわたる協議が行われた。返還協議で政府が進めた取り組みは、国内外でのアイヌの地位向上に大きく貢献しそうだ。
 独民間学術団体「ベルリン人類学民族学先史学協会」(BGAEU)が今年1月、返還の意向を表明したことを受け、政府は日本大使館職員をBGAEUに派遣し返還協議に着手する一方、返還後の遺骨の取り扱いなどについて検討を進めた。
 6月の閣議決定で、北海道に完成予定の「アイヌ文化振興施設」の基本方針の中に、遺族への返還を優先し「直ちに返還できない遺骨については施設に集約する」と明文化することになった。人権に配慮し、施設で管理する遺骨を研究対象にしないことも記した。
 海外のアイヌ遺骨を巡っては豪州政府が6月、国内にある3体の返還意向を表明している。ドイツとの返還協議で作られた政治的枠組みや、返還式のあり方は、今後の海外からの遺骨返還を促進することになる。
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