三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

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潿洲島侵略にかんする日本政府・日本陸海軍文書

2016年10月13日 | 海南島史研究
 潿洲島侵略にかんする日本軍文書が、国立公文書館と防衛省防衛研究所に何点かあります。以下は、そのうちの10点の文書ですが、最後の3点の文書では、潿州島が「涸州島」と誤記されています(原文は元号使用)。

                                 佐藤正人

■重慶UP新聞電報放送(一日)
  内閣情報部二・四 情報第二号 重慶U・P新聞電報放送(一日) (朝鮮総督府逓信局聴取) 一、 支那政府代弁者は外人記者団に対し、呉佩孚が全国に通電し開封綏靖委員会長就任受諾を発表して和平を勧告したといふこと及び彼が昨日の共同会見で日本側の要求を容れ開封綏靖委員長となることを承諾したといふ報道を否定し、呉は日本側が真の支配@一切を支那に返還する迄は右の要求を受諾し得ざる立場にあると記者団に語つたものであると述べ、之等の報道はすべて「同盟通信社の捏造」であると語つた。 一、 支那軍代弁者は記者団に対し日本軍が廣東省の北海附近に上陸した事実なしと否定した、ただ二千ばかりの日本軍隊が北海沖の潿州島に、又約二十隻の日本軍艦が……

■重慶UP新聞電報放送(十日)
  内閣情報部二・一五 情報第二号 重慶UP新聞電報放送(十日) (朝鮮総督府逓信局聴取) 一、権威ある支那側の政治オブザーヴァは日本とフィリッピン、東印度、印度との不侵略条約に関する有田外相の示唆に「多大の興味を示し」、「有田が印度支那を除外せることが特に重要である、之は日本が近く印度支那に対し侵略手段を採るべく断乎決意していることを物語っている」と指摘した。日本側の海南島、新南郡島、潿州島占領から、日本軍が一度支仏国境に達した広西省侵入、更に日本機が印度支那の上空を侵犯したという最近の報道迄の事件はすべて日本が印度支那を既に手中に収めたと考へていることを示している、河内の日本領事館に勤め支那側……

■日本の南支作戦ーソ紙報道 内閣情報部情報
  内閣情報部一・三〇 情報第八号 日本の南支作戦 ソ紙報道 同盟来電 不発表 モスクワ二十九日萩野特派員発 イズヴエスチヤ紙パリ特派員は二十八日の同紙上に日本の南支作戦につき左の如くフランス側の報道を伝へている「印度支那からの報道に依れば十万の日本軍が東京地方の国境に沿つて廣西、雲南に侵入の準備中である、同時に日本は英仏の交通線遮断のため印度支那を包囲せんとしており日本海軍は既に周知の通り東京湾内の北海から程遠からぬ潿州島を占領した、同所には千名の日本軍が駐屯しているが、日本海軍当局は同島の占領は支那への武器供給遮断の為海軍本省からの命令に依るものであると称している尚日本は西沙群島も占領せんとしているが、かくて海南島をも占領するであらう」

■南方基地概況/6.潿州島 1940年 海軍一般史料
  6 潿州島 (図)(一)飛行場 30万坪 東-西 800m×100m 小型機短期間使用可能 周囲平坦ナルモ800mノ 西北-東南 1000m×200m 滑走路ハ中央高ク着陸ニハ充分慎重ナルヲ要ス適当ナル常備機数戦斗機隊一隊 (二)宿舎 准士官以上 14名 下士官兵 170(〃) 他ニ「バラツク」一アリ手入セバ約100名居住可能 警備隊員 60名(〃) (三)電信機 九七式乙型無線自動車一台 九七式丙型〃一台 TM式短移動無線電信機 一台 TM軽便〃 若干 (四)防空施設 防空13粍二聯×1 重機×1 (五)其ノ他 電力3キロ交流2台100Volt 水道ナシ[(図)以下省略]

■第3飛行集団戦闘要報の件 陸軍省 1940年10月20日
  軍事極秘 陸軍省受領 陸支密受第一〇二九七号 第三飛行集団戦闘要報南第三一号 十月二十日 広東 十月二十日 (晴) 一、気象 大陸高気圧ハ依然衰退シアリテ其ノ中心ハ寧夏省付近 ニ在リ低気圧ハ仏印北部ヨリ中支、東支那海ニ亘リテ存 在シ徐々ニ東進シツヽ在リ 天気ハ広東、北支、南支ハ概ネ晴、中支ハ一般ニ雨 仏印北部ハ晴所々曇 二、集団ノ作戦指導 第一飛行団ヲシテ現任務遂行ニ方リ適宜、潿州島飛行場 ヲ使用セシムルト共ニ潿州島ヲ使用セザル部隊ハ適時広東 ニ集結セシムベク部署セリ 三、各部隊ノ戦闘概要 1 第一飛行団……

■第3飛行集団戦闘要報の件 陸軍省 1940年11月9日
 作成者 第三飛行集団
  軍事極秘 陸軍省受領陸支密受第一〇九一一号 第三飛行集団戦闘要報南第五一号 十一月九日 二四〇〇 広東 十一月八日(晴後曇)  一、気象 大陸高気圧七八〇粍ハ依然徐々ニ南東方ニ張出シツ在リ 天気ハ広東ハ晴夕方ヨリ曇北支ハ概ネ晴中南支ハ曇所々晴仏印北部ハ一般ニ雨  二、集団ノ作戦指導 1.本九日一二〇〇海口ニ於テ集団ノ指揮下ニ入ラシメレタル海南島派遣隊ノ歩兵部隊ヲシテ現在地ニ於テ第一飛行団長ノ指揮ヲ承ケシムベク部署セリ 2.集団ハ和集団ニ直接協力スル兵力ヲ更ニ増強セントシ左ノ如ク部著セリ イ 第二十一独立飛行隊長ヲシテ独立飛行第八十二中隊ノ一部(三機)ヲ明後十一日 潿州島ニ派遣シ第一飛行団長ノ指揮下ニ入ラシム 指揮転移時機ハ潿州島当到着時ノ時トス……

■2.戦備の状況 海南警備府部隊作戦及警備概要申告覚書 1943.1.3
  作成者 海南警備隊
  二、戦備ノ状況  (イ)島内ノ敵軍ニ対スル戦備 即刻ノ戦闘ニ支障無シ  (ロ)島外ノ敵ニ対スル戦備 (一)航空基地関係 第七(海口) 第九(三亜) 第十一(潿洲島) 航空基地ハ何レモ完備シアリ又第十三(黄流) 航空基地ハ其ノ大部出来上リ航空機ノ発着可能ニシテ昭和十八年三月末完成ノ予定ナリ (二)防備関係 イ、対空防備 防空砲台対空監視哨防空指揮所防空壕燃料弾火薬類可燃物ノ被害極限等ニ関シ逐次整備ニ努力シ其ノ大半ノ整備ヲ了セリ就中防空砲台ハ三亜岬ニ八@高角砲三門九基地西方ニ同四門及四十粍二聯装機銃一基ヲ七基地ニ四十粍四聯装機銃四基ヲ又十一基地ニ四十粍二聯装機銃一基ヲ設置シ夫々訓練ヲ実施シ対空防衛ニ任ゼシメツツアリ……

■3連空機密第24号の2 Y作戦戦闘詳報(南支航空部隊戦闘詳報 其の2) 
  作成者:Y護衛艦隊 第1航空部隊
  経過 一、一般経過 一九三八年十一月高雄航空隊ノ中攻ヲ以テ海南島要地ノ写真偵察ヲ行ヒタルガ海南島作戦ノ具体化スルニ従ヒ作戦地域調査ノタメ一月二日ヲ始メトシ主トシテ第十四航空隊中攻ヲ以テ数回ニ亘リ海口方面及三亜方面ノ空中偵察ヲ実施セリ 神川丸(第十六航空隊)ハ一九三八年十二月三十一日万山発涸州島附近ニ同航二月初迄同方面ニ在リテ広東省西部広西省南部ノ空中攻撃ヲ実施シ海南島ニ対スル大陸ヨリノ支援ヲ遮断セリ 第十航空基地(涸州島)ハ一月三日及四日調査一月二十一日ヨリ設営作業ヲ開始シ二十七日飛行場作業ヲ完了二月一日全施設ヲ完成セリ 設営中怪飛行機屡出現シ偵察ラシキ行動ヲ採リシヲ以テ二月一日第十四航空隊ノ艦戦三機次テ二月六日同隊ノ艦戦六機艦爆六機ヲ進出セシメタリ……

■第15空機密第14号の43 第15航空隊戦闘詳報 其の42 (百色鎮安攻撃)
 一九四〇年5月13日
  経過 一〇三〇 十八機七基地発進(二機発動機故障ノ為発進セズ2/2D車輪ナリ込ミ一〇三七発進) 一一二〇 涸州島高度二〇〇〇米附近雲量五雲高三〇〇〇米 一二〇〇 2/2D合同大陸ニ入ルニ従ヒ雲多クナル 一二五五 平馬高度三一〇〇米附近雲量八雲高二五〇〇米北盤江方面密雲ニ蔽ハレ煤晃撃不可能ト認ム僅カニ西方ノ雲ノ切レ間ヲ発見百色攻撃ヲ決意シ 一三〇五 各中隊毎ニ分離ス 第一中隊 一三一〇 一三二五}百色附近戒克群爆撃 一四二五 一五四五 欽県高度三〇〇〇米附近雲量三雲高二五〇〇米皈着 第二中隊 一三一〇 百色雲ノタメ第一中隊ニ爆撃続行出来ザルタメ 一三一六 百色附近戒克群及百色東方部落爆撃 一三三六 一四四〇 北海 一五二五 皈着……

■支那事変功績概見表 特設陸上部隊 自1940年11月至1941年5月
  作成者 海南通信隊司令海軍大佐中村珍次
  海南通機密第一七号 海南通信隊第九四回功績概見表 海南通信隊司令海軍大佐中村珍次 (表) 区分 功績等級 期間 作戦行動事変関係事務 成果 参考事項 記事 海南通信隊 勲功乙 自四月十日至五月三十一日 海南通信隊海南警備府司令部構内ニ於テ開庁事務開始 一、海南部隊中枢通信隊トシテ左記ニ関スル通信任務ニ従事 (一) 海南島ニ於ケル敵兵力撃破及四周海面ノ敵補給路遮断占拠地域ノ確保安定涸州島ノ確保ニ関スル通信 (二) 無鎮第二特陸海口ニ進駐ニ関スル通信 (三) 準C四作戦中触礁修理ニ関スル通信 (四) 第五江口丸司揚作業ニ関スル通信 (五) 「ハイフオン」方面ニ於ケル援蒋物資ノ搬出輸送ニ関スル通信 (六) 錦山翁方面ノ聯合討伐ニ関スル通信……
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