三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

三重県木本で虐殺された朝鮮人労働者の追悼碑を建立する会と紀州鉱山の真実を明らかにする会

海南島近現代史研究会第19回定例研究会報告 2

2017年02月13日 | 海南島近現代史研究会
 休憩をはさんで、会場のみなさんの発言を受けました。その一部を以下に紹介します。

■Aさん
 パレスチナを訪問してオリーブの植林の援農の活動を2010年から続けている者で、この研究会にはパレスチナを訪問しはじめた頃から参加しているが、海南島で日本がやったことは、イスラエルがパレスチナでやっていることと同じだ。イスラエルはオリーブの木を切り倒したり燃やして、今でもパレスチナのひとびとの暮らしを破壊している。日本では長時間労働などでこういう運動に参加できにくい状況にあるが、こつこつやることが大切だと思う。

■Bさん
 今日は2回目の参加だが、日本の歴史における加害の事実を知りたくてここに来た。
 高槻の学校で日の丸を掲揚する行事が昨年の6月1日から始まったが、日の丸掲揚が決まったのは市議会や教育委員会で議論したのではなく、市の総務課という学校施設を整備する部署が、学校にポールがあるのに日の丸を掲げないのはおかしいという理由で掲揚の行事が始まった。大阪府では、卒業式に君が代を歌うが、それを拒否して不起立で闘う教師が処罰され、現在12-13人が訴訟を行っている。このような社会の右傾化の動きに対抗したい。

■Cさん
 私のひいおじいさんが海南島に行っていた。海軍の偉い人だったと聞かされていた。
 祖母はひいおじいさんを「すごい人だった」と言うし、母は「悪いことをした人」だと言う。名前は、NM。
 事実を確かめようと、ネットでこの研究会のことを知って参加した。

■Dさん
 あらかじめアポイントをとることなく海南島の村を訪ね、出会った人に話を聞くということをしながら、そこから貴重な多くの事実を明らかにしてきたことに正直に驚く。

■Eさん
 わたしは東アジア共生ワークショップに参加し、北海道における強制連行の調査をおこなっている。このような歴史の事実を明らかにする運動をどのように広げていったらよいかを考えて行かなければならない。

■Fさん
 わたしもパレスチナを訪問して、農民から証言の聞き取りをしている。このような活動をもっと多くの人に知ってもらえるような伝達方法を考えていかないといけないと思う。

■Gさん
 部落解放運動に参加しているが、わたしの父もかつて海軍にいたにもかかわらず、現地で何をしたのかについてまったく語ろうとしない。
 事実を忘れさせようとする動きと闘わなければならないと思う。

■Hさん
 父親は、中国に戦争にいって酷いことをいっぱいしたと思う。弾丸が胸に当ったが、胸に入れていた銅製のものに跳ね返ったので、生きて帰って来たらしい。酷いことをしてきたと思うが、中国を懐かしんで戦友会をつくった。毎年のように中国旅行をしていた。
 義理の父の両親は秋田出身で、ハルビンに満鉄のことで行っていた。父はハルビンで生まれ、ハルビンで育ち、ハルビンの大学にいった。しかし、中国には行こうとせず、中国のことはほとんど口にしないで亡くなった。子どもたちに伝えていかなければならないのに、何も言わなかった。
 両方の父親を通して、悲惨な事実が歴史とともに隠されることとは、こういうことだと思った。

■Iさん 
 父は、戦争中に青島で教師をしていた。敗戦間際、海軍にはいった。戦争のことを聞いても、笑って話をしなかった。わたしは、戦争に反対しなかったから戦争になったと思って、親の世代を責めてきた。
 しかし、戦争の時代が始まっているかもしれない今、私は自分が母と同じことをしているのではないかと思う。どうやったら戦争に反対していけるかと思って、ここに来た。

■Jさん
 わたしの父は、私が2歳のころに召集されて、海南島の嘉積に海軍の軍人として行って戦死した。
 父が戦死したことを、中学生のとき、1953年12月に徳之島で知った。それまで徳之島はアメリカに支配されていたので日本政府からの通知が遅れたのだと思う。父の出身の徳之島から50人ほどの人が戦争に行っている。
 父の部隊だった佐世保鎮守府第8特別陸戦隊にいた人たちに父のことを訊ねたが、だれからも父の死因を教えてもらえなかった。
 なにかしら、おかしいなと思っていた。父の33回忌のときに、父のことを調べようと決意して、海南島に行ったが、わからなかった。父が死んだのは、同じ場所で日本軍の虐殺事件が起きたときなので、父の死はその事件と関連があると思う。
 現地の被害者のひとたちに会って自分はどうやって謝罪をしたらよいだろうか、自分は何をすべきなのか、を考えている。

                                        斉藤日出治
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 海南島近現代史研究会第19... | トップ | 海南島近現代史研究会第19... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

海南島近現代史研究会」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL