電王戦関連。

2017-04-14 | 将棋
少し前ですが電王戦の振り返り番組、見ました。
ポナの初手は22通りで▲38金とかは損は損だけど100点くらいだから、絞られないというメリットがあるそうです。22通りでそれぞれ展開は違ってくるので、深く研究するのはしんどそう。仮に研究し尽くして100点のリードを奪えたとしてもそれがゴールではないしなぁ。
ポナは100点程度の損なら明らかな手損でも選択すると。人間は明らかに損と分かっている手は基本的には指さないので、それによって将棋の可能性を狭めていた部分もあるんですね。
本譜は17手目▲28飛から想定外の局面になったそうですが、初手が22通りもあったら20手目まででも膨大な可能性だから、17手目で想定が外れるというのは妥当なところですか。

ソフトつながりですが、その1年の新手を表彰する「升田幸三賞」は千田六段の角換わり△62金等、でした。これと後手急戦矢倉はこの1年で特にソフトの影響を受けています。角換わり▲48金△62金型なんて2年前は考えられませんでしたが、この1年で当たり前になりました。
矢倉における「後手左美濃急戦」が出始めたのは27年度だと思いますが、28年度は5手目▲66歩と▲77銀が半分くらいになって、先手が避けることも多いです。先日の佐々木五段戦はソフト風の後手急戦矢倉をやってみましたが、序盤は失敗っぽかったので、自分の今までの感覚との融合がテーマになりますね。

最後に報告ですが、一連の事は理事会に任せている、という状況です。次に将棋連盟からの発表があるまでその件については書かないので、ご承知のほど、宜しくお願いします。
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