王位戦とか。

2017-07-28 | 将棋
羽生王位が早い時間に負けるのはかなり珍しいので、封じ手の時点で見た目以上に苦しい、ということだと思います。互いの玉がしっかり囲われている将棋は大きなミスが出にくく、差が付いてしまうと逆転は難しいので。羽生さんの感想にあるように駒組みの段階に敗因を求めることになれば後手に不自然な手はないので▲77角と打ち直して積極的に動いた構想をほめるべきではないかと。

盤外では菅井七段の8時22分に対局室入り、というのが目を引きました。タイトル戦では8時45分~55分に部屋に入るのが最も多い感じなので8時22分は異例の早さですが、これが菅井流なんでしょう。
自分は1分でも長く寝ようとして8時25分に目覚ましをかけることもあるので、寝てる間に既に相手が対局室に入っているのか。。。
朝ご飯を食べないなら必要な時間は和服への着替えだけなので、逆算して20分前に起きれば間に合います。タイトル戦に出始めた頃は7時頃に起きて、風呂に入り、朝ご飯を食べて、とやっていたんですが、普段よりも早起きするのが面倒になり、今のスタイルになりました。

セリーグでは66年振りという10点差逆転を球場で見ることができました。10-0の7裏「これ東京音頭やるのか」と思っていたんですが、9割以上の人がやっていて、むしろ帰る人は少なめ。7裏に中村の2ランで「傘が使えて良かった」8裏にバレの2ランでも「形にはなったか」くらいだったんですが、そこから1死満塁になった時は球場の声もさっきまでとは段違いに。しかし2死になって「あーダメだったか」となりかけたところから3連打で10-8、2死満塁で山田を迎えたんですが「ここまで来て惜しかった、というパターンか」と思っている間に初球を叩いて同点、観客総立ちになりました。自分なんかは10-4くらいから応援を再開したんですが、10-0でも一生懸命応援していたファン、それに応えようとした選手の姿は素晴らしかったです。
竜王戦で3連敗4連勝した時も1つ勝てて良かった→形にはなったか→ここまで来て最後は負けるパターンか、と考えていました。最後の場面で「勝てる」と「どうせダメだ」と思う人に分かれるんでしょうが、どっちが多数派なんですかね。
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