大和証券杯特別対局ボナンザ戦。その1(対局準備)

2007-03-22 | 対局

24時、帰宅しました。振り返ります。棋譜等は大和証券杯ネット将棋公式ページにてご覧下さい(簡単な会員登録が必要です) 棋譜のコメント欄に局後に解説したものがまとめられて掲載されていますのでそちらも合わせてお読み下さい。

まずは準備段階のことから。

昨年5月の世界コンピュータ選手権でボナンザを見て1手30秒等の早指しなら奨励会初段、早指しでなければ2~3級程度と言いました。ボナンザがこの時のままで今回の持時間2時間という設定ならば楽勝だろうと思っていました。

それでも油断は禁物。一週間ほど前から、とにかくボナンザと指しまくりました。数百局は指しました。と言っても「これは参考にならない」と思ったら途中で打ち切るので最後まで指したのは多くないと思います。

好きな手、嫌いな手、長所、短所、かなりの事が分かりました。現在、プロ棋士でボナンザについて一番詳しいのは僕でしょう(笑)

作戦ですが、コンピューター将棋に詳しい勝又六段が「ボナンザは四間飛車穴熊が一番強い」と言っているのを何度か聞いたことあるので、おそらくそれがボナンザ側にも伝わり四間飛車穴熊で来るのではないかと思ってこれを中心に研究していました。この読みはズバリでしたプロはこういう水面下の読みもしているのです(笑)

癖も分かったし、四間飛車穴熊対策もバッチリ。まず負けることはないという感触を得ましたが、心配もありました。それはボナンザが今回用に改良されて(強くなって)くるのではないか。という点です。この不安も的中してしまいました。

当日編に続く。

goo | コメント ( 16 ) | トラックバック ( 5 )
 
コメント
 
 
 
やはり (谷原)
2007-03-22 00:40:20
最初は楽観していたんですか
もし負けてたら一大事だったですよ
ヒヤヒヤしながら見てました
 
 
 
流石、竜王! (ふむ。)
2007-03-22 00:47:41
いつもながら、早速の丁寧な振り返り!
ありがとう御座います。
 
 
 
今後もご活躍を。 (hanayasiki)
2007-03-22 00:53:55
渡辺竜王の何にでも挑戦する勇気はケタはずれ。凄いの一言です。4段になったとき大山康晴の生まれ変わりだと言われていたのを思い出します。頑張れー・・・・
そして有難う・・・


 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-03-22 00:54:03
数百局も指してたんですか
それにびっくりしました
 
 
 
いえ。 (あきら)
2007-03-22 01:05:26
初手~中盤を主で時に最後まで。という形で数百局です。本文にも補足しました。
 
 
 
Unknown (Unknown)
2007-03-22 01:14:53
将棋じゃない所の読みも素晴らしいですねw
 
 
 
Unknown (pokopen)
2007-03-22 01:16:49
十分堪能しました。
竜王の器の大きさも新たに認識しました。
勝って当たり前、話題性、みんな凄いものでした。そんな環境で挑戦を承諾し受けるって凄いです。おつかれさまでした。
 
 
 
竜王 (石田)
2007-03-22 01:17:33
お疲れ様でした!^^
 
 
 
誰か囲連星のソフトも作って (日本囲連星協会)
2007-03-22 01:24:09
囲連星もボナンザみたく強くなりたいので
プログラム書ける人是非挑戦してください。
強いプログラムには賞金出ますので。

http://irensei.com/html/game.html

竜王お疲れ様。気が向いたら囲連星の大会でも
優勝して名人になってください
 
 
 
おもしろかったけど (アマ774級)
2007-03-22 01:29:19
お疲れ様でした。
竜王はよくこのイベントを受諾されました。
これほどいやな対局もなかったでしょう。
まだまだ相当力の差があると思いますがそのうち中盤以降全局面全幅検索
されるようになってしまう日も来るのでしょうか。
おそろしいことです。
 
 
 
Unknown (ぼー松)
2007-03-22 01:38:38
企画時点では竜王が楽勝かと思いましたが、ボナンザのレーティングが昨年のコンピュータ選手権が2400、今日が2800とのことで、そりゃ話が違ってくるなというのが率直な感想です(使っているハードウェアが段違いに違いました)。ソフト面は個人に依存するので進歩が大変でしょうけれどハードの進歩は止まりませんので、思ったより早い時期に「その時」がやってくるかもしれませんね。
 
 
 
Unknown (ことう)
2007-03-22 01:53:10
今日は会場で対戦を拝見させていただきました。竜王の気迫溢れる表情にすっかり見入ってしまいました。非常にプレッシャーのかかる対局だったかと思いますが、真剣勝負を見せていただきありがとうございました。

コンピュータと人間の思考の違いなど、終局後の竜王と保木さんのコメントも興味深かったです。コンピュータ好きな人にとっても面白いイベントだったのではないでしょうか
 
 
 
お疲れ様です (赤毛虫)
2007-03-22 02:19:04
”癖も分かったし”とは流石です。

この能力をボナンザが身に付けてくると恐ろしい
ですが、まだまだ先…と信じたい。
 
 
 
人間とコンピュータ (Satoh Shin)
2007-03-22 22:56:39
渡辺竜王、本当にお疲れ様でした。

10年前のディープブルーとチェスの世界チャンピオンを彷彿させるものでした。ディープブルーはコンピュタとサポートする人(対戦相手の弱点を知る心理学者などを総動員)。今回は、コンピュタの研究者VS人間(竜王)なので、前回とは状況が違っています。

また、チェスより将棋の方が複雑です。チェスは取った駒を使えないけど、将棋は再利用が可能。
これは計算量の差なので、コンピュータの能力が上がれば、精度が高くなるのは自明なので将棋や碁もいつかはプロを負かす日が来るのは仕方ない事でしょう。

前回は人間の負け、今回は人間の勝ち。これをニュースとして取り上げる場合、単に勝負という視点ではなく何故、竜王は勝ったのかを記者の目で報道して欲しかった。

技術や学習あるいは計算づくではないヒラメキや勝負勘、美学などを自由に操る人間の能力の素晴らしさを改めて竜王は証明したことがニュースの本質だと感じています。

人間とコンピュータは競争したり比較するのではなくあくまで有能な道具(ツール)の域を超えてはならないと思います。しかし、コンピュータ技術は限りなく人間の脳を目指していますので、いつかは越えてしまう日が来ることでしょう。その時は、人間保護法とかコンピュータ利用制限法なるものが必要になると感じています。

ピッチャーとピッチングマシンを比較しても意味はないし、プロ野球のピッチャーがマシン全盛時代になるとも思えません。あくまで技術の進歩に協力するための対戦であって欲しいと思います。そういう意味で、マスコミの取り上げ方は短絡的と強く主張したい。
 
 
 
リンクで来ました (tairon)
2007-03-27 15:50:40
コリアニメやつあたりに記事が出ていたので、来てました。
プロってスゴイですね! 当たり前か^^
将棋とかって、自分はスゴク弱い(何もわからん)から、すぐ癇癪おこります^^//
 
 
 
Re (SEO)
2007-05-10 04:56:54
会正使用安利品? 安利蛋白粉固然很好,但是有糖尿病的人ベビー用品量食用后反而不好,些都了解.可以使用自宅サーバー和リカバリ以及奇世界私服,在日本街物都可以在地下街看价格,可以去当地的hotel休息、,的支持。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。