ロシア漁業ニュースヘッドライン

北海道機船漁業協同組合連合会
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一般社団法人北洋開発協会

メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食

2015-08-23 05:08:19 | 日記
2015年08月22日
サハリン発
[メドヴェージェフが択捉島ギドロストロイを視察 スケトウダラ製品サンプル試食]
ロシア首相メドヴェージェフは、2015年8月22日、全ロシア青年教育フォーラムに参加するため、サハリンから専用機で択捉島に到着した。
到着後、メドヴェージェフは、副首相兼極東連邦管区大統領全権代表トルトネフ、ロシア極東発展大臣ガルシカ、上院議員ベルホフスキー、サハリン州知事コジェミャコらと共に、地元大手“Гидрострой”(ギドロストロイ)の水産加工・養殖施設等を視察した。
なお、この視察では、いくつかのスケトウダラ製品サンプルの試食等が行われた。



(関連過去情報)

2013年12月04日
一般社団法人北洋開発協会
[日本企業“NIKKO”の南千島等ロシアにおける成功]

日本企業“NIKKO”のロシア現地代表マキシム・スクリヤン(Максим СУКЛИЯН)は、ロシア水産業界紙からのインタァヴューで、南千島等ロシアにおける成功の歴史について語った。
その中で、特に、サケマスの加工、魚卵の分離にかかる“NIKKO”の設備の能力の高さは、他社の追従を許さないとスクリヤンは強調した。
また、スクリヤンは、国後島の”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)や、択捉島の“Гидрострой”(ギドロストロイ)等のクライアントからも、“NIKKO”の水産加工設備に対する極めて高い評価を確認していると言及した。

(参考過去報道 択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ)
2010年10月27日 共同通信
[択捉に日本の水産加工装置 ロシアの管轄権容認の恐れ]
【モスクワ共同】北方四島の択捉島にあるロシアの水産加工会社ギドロストロイに、北海道のメーカーが製造したイクラ分離装置が日本の商社経由で納入され、加工場で使われてきたことが27日、分かった。同メーカーの技術者ら日本人2人が装置の整備のため、ロシアの査証を取得して24~26日に択捉島を訪問しており、日本外務省は「ロシアの管轄権を認めることにつながりかねない」と問題視している。
日本政府は日本人がロシアのビザを取得して北方四島を訪れたり、北方四島でロシアの法に従って経済活動を行うことは、ロシアの実効支配を認めることにつながるとして自粛を要請してきたが、実際には日本や第三国の国民による入域が絶えない。今回、新たに日本人の訪問や装置納入が判明したことで、原則がなし崩しになるとの懸念がさらに強まりそうだ。
外務省ロシア課は「ロシア側の枠組みに従って四島に渡航するのは問題。個別の状況を見て指導するかどうか決める」としている。
ギドロストロイは北方四島の基幹企業で、豊富な水産資源を基盤に急成長。同社によると、択捉島を管轄するクリール地区の税収の約8割を納めている。



(参考過去報道 択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告)
2013年8月14日 北海道新聞
「択捉島“夏”<中> 北方領土からの報告」から抜粋
日本製も続々と
外国人がロシアの査証(ビザ)を取得して北方領土に入ることはロシアの主権を認めることになり認められない-との日本政府の立場は、一顧だにされていない。
日本政府の渡航自粛要請にもかかわらず、日本人の影もちらつく。ギドロストロイにはこれまで、イクラ分離装置など日本製の加工設備が導入され、多くの日本人技術者が島を訪れた。1990年代半ばに道内メーカーの設備の導入を仲介したというサハリンの男性は「高性能で、ギドロストロイに感謝された」と振り返る。
日本製の設備の水準の高さは、よく知られている。7月、ギドロストロイ系列の水産加工場レイドボは、北海道の水産加工設備メーカーから最新設備を導入した。このメーカーは、北海道新聞の取材に応じていない。

(関連過去情報 ソコロフが国後島で日本企業“NIKKO”の水産加工設備を視察)
2013年08月29日 一般社団法人北洋開発協会
[副長官ソコロフが国後島で日本企業“NIKKO”の水産加工設備を視察]
ロシアの水産業界紙は、2013年8月28日、サハリン州へ出張中のロシア漁業庁副長官ソコロフが国後島を訪問し、*日本企業“NIKKO”の水産加工設備を有する”Южно-Курильский рыбокомбинат”(ユジノクリルスキー・ルイブコンビナート)を視察したと伝えた。
視察には、サハリン州副知事カレプキンらも同行、同コンビナート代表コロブコフがこれに対応した。
コロブコフは代表団に対して、日本企業“NIKKO”の完全に自動化された加工設備を説明した。
(*日本企業“NIKKO”のロシア向けホームページから概要抜粋)
ロシア市場での最初のステップは2008年に始まった。ロシアの条件の下で“NIKKO”をテストするための最初のプラットフォームは、”Южно-Курильский рыбокомбинат”だった。
2008年5月、サケマスNAG-501連続処理設備を”Южно-Курильский рыбокомбинат”へ送り込み、同年夏からテストを開始した。
同年はシーズンを通じて“NIKKO”の技術専門家が作業を分析、必要な機器の変化を与えた。
このシーズン、その技術と管理で”Южно-Курильский рыбокомбинат”は、最高の業績をあげた。
2008年12月には、モスクワで開催された見本市“РЫБПРОМЭКСПО-2008”(ルイブプロムエクスポ-2008)に参加し、その場で”Южно-Курильский рыбокомбинат”との継続契約を締結、ロシアでの地位を確立した。
(国際漁業対策事業部 原口聖二)

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