森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ダンケルク」を見てきました。

2017-09-25 01:39:05 | 映画

クリストファー・ノーラン監督の実話を基にした作品。

「インセプション」なんかでも、その映像に驚かされたのですが、この映画もIMAXで見ると、凄く良いらしいのですよね。残念ながら普通の映像で見ました。

IMAX経験、実は無しです。だから比較も出来ないのですが、普通の映画館で見ても良かったです。

 

世間でも評価が高いようで、期待して観に行きました。

だけど私、きっと世間の皆様とはちょっと違う感覚で、感心してしまったかも知れません。

 

確かに真っ青な美しい空が出てきます。大海原も出てきます。救出を待つ大勢の人も。

だけれどこの映画から受ける印象は、その舞台の狭さだったんです。(批判ではありません。)

主人公のここに至る経緯もなければ、故郷の母とか恋人との映像もない。さらに全く自分を語るなんてシーンもありません。ダンケルクの砂浜で救出を待つ人々の為に、必死でその背後で戦う人々の攻防の姿もない。

簡単に行ってしまえば、救出を海岸で待つ人々を救うお話。

そして、私、「凄いな。」って思いました。それで2時間の映画を作ったなんて。

 

でもその「狭さ」こそがリアルなのかもしれません。実際にそこで救出を待てば、見えないのは未来ばかりではなく今ある状況もなのですから。自分たちを助けに命をはって、こちらに向かう小さな船の存在すら知りえない事なんですよね。

 

まったく自分を語らない主人公たちですが、それでも感情移入は出来ました。

そして悲しかった・・・・

 

とここからはネタバレし・・・、ああ、その前に、「ダイナモ作戦」についてですが、他のサイト様で詳しく述べて説明していらっしゃるところもあって勉強になりますよね。でもそんなに詳しくなくてもいいんだと言う方で、映画の「つぐない」などを見ていたりすると、なんでだかその背景が良く分かると言う感じがしました。

 

 

そしてここからは、ほんの少々のネタバレ感想です。

良き人が死ぬのは、映画の中と言えども悲しい・・・・。

良い人でしたよね、ギブソン。

彼がいたからって言うシーンがたくさんあったのに。少々気持ちを引きずってしまいました。

 

民間人の船のドーソンの息子も良い人だと感じました。ジョージの死も悲しかったですが、彼は死ぬ間際に言った彼の夢(新聞に載る)を、叶えてあげた彼の行為に、思わず声を出して泣きそうになりました。

 

燃料切れになるまで、空でスピットファイアで戦ったファリア。

美しい空での戦いは印象的でした。

誰もあの時自分たちのために空で戦っていたパイロットはどうしたのかなんて考えないと思います。

大勢の人を助けたのに、自分はドイツ兵の捕虜になってしまいました。

 

静かにプロペラが止まり、音もなく不時着していくシーンは美しかったです。

「紅の豚」みたいにカッコいいなと思いました^^

 

ネタバレが嫌なので、映画の予習はしない方です。だけど、マイケル・ケインが隊長の声だったなんて聴き逃してしまいました。やっぱりある程度の情報は入れた方が良い場合もありますね。

 

 

 

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Unknown (ポチ)
2017-09-26 00:18:04
こんばんわ。
私は9月10日に近所の映画館で観ました。
予告編を観てかなり期待していたのですが、素直な感想を言えば「え?」でした。(個人的な感想なのでご容赦を。)

現実として4万人を捨て駒にして36万人を救出した大作戦にしては映像のスケールが小さ過ぎます。
俯瞰で見せる、海岸で救出を待つ将兵はせいぜい2千人程度。
「史上最大の救出作戦」というにはあまりにもトホホな見た目です。

町中で、海岸で、船中で、飛行機の中で、複雑に入り乱れる時間経過の中で細かなエピソードが繰り広げられ、様々な人間ドラマが展開されます。
このへんは面白かったのですが、「アカデミー賞有力」というような宣伝文句は本当に宣伝文句だった気がします。

期待が大きかったために残念でした。

極限状態の中で仲間を犠牲にする行為や、フランス兵を見捨てるイギリス兵等本来は非難されるべきマイナス面をあえて表現することで作品としてプラスの評価を与えられているとしたらなんか変な気がします。(うまく表現できませんが...。)


燃料切れで滑空飛行するスピットファイアに撃墜されたメッサーシュミットって、なんかみじめ。
ポチ様 (kiriy)
2017-09-27 10:06:45
お返事が遅くなってしまって申し訳ありません。

ポチさんの感想、凄く良く分かります。
ちょっと「えっ?」って感じる部分がありますよね。
ツイッターで流れてきた感想はネタバレで無い限り読んでしまう事も多くて、そこには、やはり40万の迫力は感じられなかったと言うものが多かったです。
それの擁護として、実際のダンケルクの海辺の写真等もあがっていましたが、意外と映画のスカスカの海岸はリアルに近かったような気がします。

人で埋め尽くされた海岸と言うよりは、(それこそ一網打尽になってしまったかも)、人が絶え間なく流れている海岸だったのかもしれません。
ただ行先は、故郷か天国かの違いがあっただけかも・・・^^;

この映画を、スピルバーグだったらどんなふうに撮っただ追うかって、見ている途中でちょっと思ってしまいました。
たぶん、主人公は出征前夜のちょっとしたくだらないエピソードを誰かに語ったり、ギブソンを命ぎりぎりまで助けようと奮闘したり、また40万人を助けるために、前線では必死の攻防が繰り広げられ、むなしく死んでいった人々を描くのではないかと思います。
まったくそんな部分をそぎ落として、陸の6日海の1日空の一時間を描いて2時間の映画を作った事に、私は妙な関心をしました。

私もアカデミー賞の有力候補とは思いませんが、この作品はこれで、なかなか奥深いなって思うし、良い映画でもあったなと私は感じました。

初回に「つまらない」と感じて、2回目に「面白かった」と感じた人もいるみたいで、ある意味不思議な作品かも知れませんね。
1回目どきどき 2回目普通 (ボー)
2017-09-28 06:56:12
しかも2回目はIMAXだったのに、べつに1回目と変わりなかったという…。
やっぱり、映画の内容を知っているので、そのぶん面白くないのかと。
滑空する戦闘機に撃ち落とされたりするのも含めて、「え?」と思うシーンがあるのは、その場にいる兵士にとっても「あれ? そうなの?」と感じる場合は、いっぱいあるだろうから(たとえば船に向かって泳いでいったら、沈んでいく船だったとか)、観客もそういう気持ちにさせたかったんじゃないかと、ちょっと思いましたね。
ボー様 (kiriy)
2017-09-28 23:38:11
こんばんは~。

えっ ?」のシーンの解説、ありがとうございます。
なるほどなあと思いました。

見えない部分、分からない部分をわざと削って、臨場感&緊迫感を出したのかもしれませんね。

この作品、結構好きなシーンがありましたが、それでも私も、もう少しもう少しだけドラマがあっても良いように感じてしまったのです。
(私自身の感覚なので仕方がない事ですよね。)

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