森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「人間の証明」2017

2017-04-04 23:02:55 | テレビ・ラジオ

遅れて感想を書きだしたら、視聴率が出てしまいました。良質のドラマと視聴率は関係ないと日頃から思っている割には、私自身が意外と気にしたりするのは、やはり関係者の方はいろいろと気持ち穏やかではないものがあるだろうなと思うからかもしれません。

数字的にはあまり良くなかったようです。

でもそれは、「この話、知ってるから。」で避けられたかもしれない、そこの段階の問題ではないかと思います。

このドラマはサスペンスでありながら、繰り返しドラマ化されているので、サスペンスとしての謎解きを楽しむ事が既に出来ない人は大勢いらっしゃるかと思います。言うなればこれは人間ドラマなんですよね。

 

「自分の子供を殺そうとする母親がいるのか。」

「いるんですよ。この世の中には、そう言う母親が。」

と言うセリフに象徴された、昔も今も変わらない信じがたい現実がそこには有って、そこには深いドラマがあったりするのですね。

なぜ彼女は自分の子供の胸にナイフを突き立てたのか。

最大の謎はそこにあったのだと思います。

 

私は今回のドラマは好きでした。

なぜなら、静かに抑えた演技でありながら、とんでもない所でうすら笑いを浮かべ、その孤独に生きてきたゆがみを垣間見せ、過去の憎しみを正義の刃をとがらせることに使っていた棟居刑事に魅力を感じたからです。またその彼を支えている常識人の横渡刑事のコンビにもホッとするものを感じました。

この先にも同じメンバーでのドラマが見たいとも思いました。

この意見はツイッターでもお見かけしたので、調べてみると、「棟居刑事シリーズ」は本当にあるんですね。最近では東山さんが土曜ワイドでやっていました。(たぶん見ていたのでは。東山さんも好きですから。)

と、言う事は・・・・・ああ、難しいかな~。

同じ局ですものね。

でももしその希望が叶うならば、私的には特・特のスペシャルでお願いしたいところです。

 

本音で言うとこのドラマも、チョースペシャルでやって欲しかったなと実は思ったのでした。

そしてアメリカロケに行ってもらいたかった・・・・・。

 

殺されなかった中山種。

取調室での最後の八杉恭子のわっと顔を覆うシーン。

霧積にジョニーの帽子を置きに行く棟居。

好きなシーンはたくさんありました。

(お風呂のシーンとか・・・・ ^^)

 

だけど・・・・

ちょっとシナリオ的にがっかりした部分もありました。

この物語は、映画では相当の偶然で出来上がっていました。

少々昔見た映画の話です。

自分の父親をリンチをして殺した米兵がアメリカで協力してくれた刑事だったり、その時父親が助けた女性が恭子だったりとか、今思うとそうんなわけないだろうと言う感じ。でもその頃は、その因縁のような偶然が必要だったのだと思います。そう、あの頃「因縁」みたいなものが流行っていたのではないかと思います。そして因果応報と言うのも・・・・。いや、それは私がそう思っただけだったかもしれません。

だからいやいや日本の刑事に協力した元米兵のアメリカの刑事は、「日本びいき」と言う理由で通り魔に殺されてしまうし、自分の過去を抹殺しようと我が子を手にかけた恭子は、もう一人の息子を守りたかったからだと思います。だけど刑事に追われたその息子は逃げる途中で事故に遭って死んでしまうのです。結局二人の子供を失ってしまうのでした。皮肉と言うよりも天罰だと感じました。

恭子自体、米兵に凌辱され死を覚悟したギリギリのところから這い上がって来ると言う背景は大切なポイントだったと思います。

そして霧積の「キスミ―」は、母の愛を求める掛詞のような物だと私は思っていました。

アメリカロケがないのは仕方がなかったともいますが、なんとなくその辺がいろいろと軽くて、この物語を知っている人が一体何をどのように見たいと思っているのか、この書いた人とは同じ感覚ではないなと、ほんのちょっぴり辛めなことも思ってしまったのです。

 

だけど最初に書いた通り、それをキャストさんたちの重厚で見ごたえある演技で助けられたなと思い…って言いたい放題・・・ゆるしてちょ ^^

 

だけどテレ朝様、いつも藤原竜也さんの素敵なスペシャルドラマありがとうございます。

次回も楽しみにしています。

私、個人的には彼の金田一なんかを見たいなあと思っているんですけれど、どうでしょうか。

 

 

 

 

 

 

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