森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

『君の名は。』を見てきました。

2016-09-27 08:57:35 | 映画

 9月24日、「新海はちょっといいや。」と息子たちに拒否られて、おばちゃん一人で行きました。

ひとりで行ったのに・・・・、これはヤバイ…とハラハラ泣きました。

ハラハラと泣きながら、映画が終わった時の事を想像して「どうしたもんじゃろ~。」と世間では全く誰も言わない朝ドラのセリフを心の中で呟いていました。だって目が真っ赤なおばちゃんひとり。絵にならないって。

だけど長いエンディングでは誰も席を立たずに、流れる音楽を耳を澄まして聴いている感じが伝わってきました。

号泣と言うわけではなかったので、オメメも回復。めでたしめでたし。

 

あっ、いやいや、これでも真面目に書いているつもりなのです。

息子たちに「新海は・・・」と言われた時に、そう言えばこの人の作品は見た事がないなと思いました。以前ツイッターで「言の葉の庭」のプロモーションがやたら流れて来ていた時があったような気もしますが、綺麗な絵だなとチラリと思った程度。そんな点からも私には初めての方の作品だったのです。

先日テレビで、この映画のヒットの理由の解明みたいなのをやっていましたが、観客の主流年代が10代から20代で80%とか言っていたかなあ。

凄いなあと思いました。思わず自分の事を「おばちゃん」って言っちゃいますよ、ワタクシ。

9月22日の段階で興行収入100億円を突破し、動員数774万人で、その数字をアニメで出しているのはジブリだけだそうです。

でもジブリ映画はですね、中高年の高の方の方々が連れ立って劇場に赴きそのヒットに貢献しているのです。

申し訳ないのですが、この映画でそれは無いなと思います。せいぜい私のようなミーハーおばちゃん世代+10歳が良い所だと思うのですね。つまり中高年の、中の人たち止まり。それだってターゲットにされてなかったみたいだし、実際に20%の中の数パーセントってわけでしょ。

今、日本はほんとーに(力を入れて)老齢化社会で、中高年を取り込まないと大ヒットは難しいのが現状だと思うのですよ。(アナ雪みたいにね。)でもそれをそれらの人を数パーセントで押さえながらのこのヒットは、素晴らしいに尽きると思うのです。

 

この映画のネタバレなしの感想で

「こうきたか~。」と言う言葉をよく目にしました。

いったいどう来るんだよと楽しみにしてましたが、なるほど納得です。

 

この映画の中でセリフにも映像的にも重要なアイテムである組紐ですが、この映画自体が、その組紐のようなものに感じました。

カランカランと織り込んでいる時には、その文様ははっきりとは見えてきません。でもそれが一気に分かりだしそして完成されていきました。

 

評判通り美しい映像でした。

でも私は物語に引き込まれてしまったかも。

 

この映画の感想も、忘れないためにもネタバレで書こうと思ったのだけれど、なんかやめておこうかなと思いました。

時が過ぎて、「なんだっけ」と忘れてしまっても、昨日見た美しい夢のようなものだと思えばいいのかなって、そんな事を思えるようなお話でした。

 

あっ、そうそう。

私はアニメの声は声優さんがやった方が良いと、いつもは思っています。

でも神木君は良かったな。あっ、きりちゃんも良かった。きりちゃんじゃなくて、長澤さんでしたね ^^

 

一番下に後ちょっとだけあります。

 

 

 

 

 

<映画のネタバレじゃないのですが、それでもネタバレになってしまうので。>

「夢」を描くというのは私にとっては重要な課題なんです。だからこのお話は私のツボにはまったように思います。運命を背負った不思議な夢だったから、あのような喪失が起きていくというのではないと思いました。〈あっ、やっぱり映画のネタバレだ。〉

夢と言うものは、さっきまで夢の中で愛してその名前を呼んでいた人の名前を目が覚めた瞬間には覚えていたものを、数秒で脳から消去されてしまったという経験はありませんか。

夢のストーリーを思い返して忘れないようにしようと思ったとたんに、すべてを忘れてしまったという経験はありませんか。

そんな時、本当に空しくて悲しいのです。

「そんな事が昔あった。だけど忘れてしまった。夢なんかそんなものなので問題ない。」と言うような事をおばあちゃんが言うでしょう。

同じような経験を新海監督はしていて、そしてこの物語は生まれたのかなと、ちょっと思ってみたりもしたのでした。

〈ちょっと言葉が足りなかったから、追記します。入れ替わりは夢と言うわけではなかったのですが、人の人生を生きている事を巫女であるおばあちゃんが「夢を見ているね。」と表現していたから、そう書きました。〉

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10 コメント

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kiriyさんへ (くりまんじゅう)
2016-09-27 17:04:00
君の名は と聞いて佐田啓二さんと岸恵子さんの
君の名はを思い出す私は 相当シーラカンスです。
現代の 君の名は は興行成績が凄いらしいですね。
増々乗り遅れないように観てこなくては と思っています。
↓の吉田拓郎さん記事を読みました。ライブがあるのですね
いいなぁ 行きたいです。拓郎さんコンサートは1980年代
高知にも来てくれ行きました 30年近く前で拓郎さんが
まだ40歳くらいの時です。バックバンドになんと贅沢にも
松任谷正隆さんを連れて来ていました。
1970年代後半から拓郎さんが次々に出す曲が好きで
当時はカセットテープに取りずっと聞いていました。
襟裳岬 旅の宿 今はまだ人生を語らず 外は白い雪の夜
どれも好きで ハモニカが入った曲は郷愁を誘うし
字あまりの曲も拓郎さんらしいです。
梓みちよさんが物憂く唄った メランコリーも好きでした。
その拓郎さんも70歳 肺がんの手術をされ肺活量のいる
歌を唄うはたいへんだと思います。地方に住むと生の
コンサートへ行けませんが今回のものはNHKで放送が
ありますか? それならとても嬉しいです。
拓郎さんのCDはたくさん持っています 久しぶりに聞きましょう。
1970年代後半の拓郎さんの歌が好きなのは きっとその時代
忙しかったけれど充実していた自分と重ねるからでしょうね。
映画♪ (ヤマザキ)
2016-09-27 17:22:12
私も「君の名は」気になってて、こぐまちゃんと行こうかって話していたところです。kiriyさんの記事も読んで、ますます行っとかなきゃ!と思いました。
ストーリーは予告編でちょっとだけ知ってますが、やっぱりちゃんと見たいなぁ。
「青空エール」もよかったですよ、よろしければ是非(^^♪
新しいアニメ作家? (ボー)
2016-09-27 18:51:19
私もはじめての監督さんで、口コミによって観た、といえます。
はじめは、ありふれた入れ替わりじゃん、と見ていましたが、まさかの…。
でも、理屈がつかないのはイヤというか、引っかかったままなので、もやもやします。
こういうアニメ作家が出たんだなー、と頭に入れました。
確かにー (koumama)
2016-09-27 21:35:27
中高年の高の人も喜んでいくジブリとはやっぱり様子が違うかもしれないね
私もこの映画を見たときに新海さんのは初めてだったんだけど
小さな子にはわからないかなって(笑)
結構複雑でいろんなことが絡み合ってて それが最後にわかるところもなかなかやるなと思っちゃう 見ごたえがあるからこそ
何度もみたいと言われてる所以だよね
音楽もあってて
あー長澤まさみちゃんの吹き替え
意外にもめちゃくちゃ色気があって
あこがれの先輩の声になってて良かったわあ

新海さんの他の映画もみてみたくなりました
くりまんじゅう様 (kiriy)
2016-09-28 01:22:42
この映画のタイトルを聞いて、昔の銭湯をガラガラにしたドラマの事を連想する人は多いと思いますよ。恋愛ドラマが少々苦手なので見てはいないのですが、鈴木京香さん主演で、確かリメイクもされましたよね。
と言っても、この映画の主流年齢の人たちは知らないと思いますが(笑)

>増々乗り遅れないように観てこなくては
是非是非。

ドキドキしたりキュンキュンしたり、温かい気持ちになったりと心が動く良い映画でしたから。

心が動くと言ったら、拓郎さんの歌もそうですよね。
彼の歌は大好きです。

だけど昔は普通に買えていたチケットが、なかなか入手困難になってしまいました。一応首都の隣の件に住んではいるのですが、やっぱりライブには行けません(/_;)

でもくりまんじゅうさんが拓郎さんの歌が好きなのだと分かってすごく嬉しいです。

今回のライブは、いつなのかは未定らしいのですがNHKの「SONGS」のスペシャルでやるそうですよ。楽しみですね。

また彼の歌のお話をしたいです♪

くりまんじゅうさんの好きな曲は、私もみんな好きです。

「たどり着いたらいつも雨降り」とかも大好きです♪
ヤマザキ様 (kiriy)
2016-09-28 01:32:55
これ、お勧めしますよ~。
こぐまちゃんと一緒に行くなんて、凄く良いなって思います。映画を見た後にお話も弾むと思います。

この映画、ちょっと分かりづらい所もあって、それが最後の方に、そうだったのかってなるんだけれど、「どの辺から分かったか。」って言うのも、一つの話題になるかも。

「青空エール」も評判がいいですね。今ピュアな青春映画が流行っているそうですね。
忘れかけたものを取り戻したいという時代の表れなのかしら  ^^
ボー様 (kiriy)
2016-09-28 01:47:36
<このコメントはネタバレしています。>

私これを見た時に「イルマーレ」だなって思いましたよ。でも、途中まで気が付かせない所も上手いなって思いました。でもだから分かりづらい部分もあるかなって。

だけどボーさんがモヤモヤしているのは、何処の部分なんだろうって、結構気になりますよ~。

流星群・時間遡りなど、なんだかSFチックだけれど、本当はまったくそんな要素はなくて、巫女一族の村人を守るためのファンタジー何だと解釈してる私です。

この映画、実写+CGでも結構いけるなとも思ったのですが、理屈に合わない部分のモヤモヤ感をアニメだと「まあ、いいかな。」と封じ込める事が出来そうですよね。
新海さんは、次の時代を担う人と言う地位を得てしまったわけで、次回作が大変だなと思いました。
この夏の収穫でした (moco)
2016-09-28 09:15:22
おはようございます!
ワタシもこの夏 「シン・ゴジラ」と「君の名は。」そして「ファインディングドリー」と メジャー作品を制覇してきました(^_^;)
東宝は本当に大ヒット続きでしたね。
ワタシ、この「君の名は。」を見ていて 大沢たかおの「JIN」を思い出していました。
現代に戻った仁先生が咲さんをふんわりと思い出しそうで思い出せない感じ・・・?
切なくて、そして大きな天災に遭った人たちにこんな奇跡が起きたらいいのに・・・と泣けて仕方ありませんでした。

この夏 いろいろプライベートでは大変だったのですが(T_T) シンゴジラとこの映画が見られたのは大収穫でした♪
さて、次は何をご覧になりますか~???
koumama様 (kiriy)
2016-09-28 14:55:12
夏に小学生の子が、この映画が観たいと言ったのですよ。それで、予告編を見ていた私も、
「あれは小学生向きじゃないと思うよ。」と言ったら、
「だってアニメでしょ。アニメなら何とかなるよ。」と言い返されて、アニメって不思議な力があるんだなと思ったのです。

分かりづらいんじゃないのかなと私は、失礼ながら、姑や母の年代の方に対しては思ってしまいました(笑)
イヤ年代ではなく母の場合はと言った方が良いかもしれません。
いろんな部分で棚に上げといて、最後にどーんと落とすという手法が理解できないかもって・・・^^

でももし一緒に見て、
「分かった?」って聞いたら、たぶん
「分かったよ。だいたい。」って答えるんじゃないかと思いました。この「だいたい」と言うのも、楽しむためのポイントなのかも知れませんね。

長澤さんの声ですが、あれ、先輩の声に合いすぎていて、すっかり彼女だって忘れていました。クレジットを見て、そうだったなって思いだしたんです。

この映画のヒットの理由は、絵の美しさと、物語の面白さと、そして俳優さんたちの演技の良さと言えるのかもしれませんよね♪
moco様 (kiriy)
2016-09-28 16:10:37
ああ、「「JIN」・・・・、あの最終回は思い出しても泣いてしまいます。そうか、そうですよね。
あの物語も、時間移動があって、パラレルワールドがあって、そして記憶がって・・・・・。まったく気が付きませんでしたが、世界観が同じ感じがしますよね。

>現代に戻った仁先生が咲さんをふんわりと思い出しそうで思い出せない感じ・・・?

本当に切ないです(ノД`)・゜・。

>そして大きな天災に遭った人たちにこんな奇跡が起きたらいいのに

そうですよね。きっとそこに作者の願いがあったように思いました。(涙)


>この夏 いろいろプライベートでは大変だったのですが

そう言う時ほど気持ちを支えてくれる映画たちなのかも知れませんね。私も同じですよ。

秋からの映画は見たいものばかりで迷っています。

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