森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「ALWAYS  続・三丁目の夕日」

2007-11-15 09:59:58 | 映画

 ああ、やってくれましたよね。オープニングシーンから涙ですよ。もちろん嬉し涙です!

いやいや、嘘ですよ。本当に涙なんて出てません。レトロな感じのTOHOと文字が出て、あの音楽が聞こえてきたら嬉しくなって、アハハと笑っていました。いや、もしかしたら無意識に手なんか叩いていたかもしれない、私。はずかし~。

 

 今回も日常のさり気ないエピソードの糸で縫い合わせていき、後にはさわやかな感動が残りました。見終わった時、なぜかみんな微笑んでいる、そんな映画だと思います。

近頃音響が良すぎるのか、映画に出かけても、自分以外の笑い声が聞こえません。なのにこの映画、他の皆様の笑い声が常に聞こえてきたのです。そんなことが印象に残った映画だったと思います。

 

  10日(土)映画館にて、夫と義母と三人で見てきました。今回はストーリーはおっていませんがネタばれ感想です。未見の方は要注意。

   

     

 

 さて、オープニングに戻ってしまいますが、三丁目にゴジラ出現はまさにファンサービスでしたね。

 鈴木オートのミゼットが破壊されていく街の中をぶっ飛ばして行きます。東京タワーがなぎ倒されて一作目の最初に出てきた建設途中の姿に戻ってしまいます。ゴジラがみんなを見下して、肩で威嚇したときコレは貼り付けゴジラではなくオリジナルなんだと分かって、ものすごく嬉しくなってしまいました。

 

 でも、これは茶川の子供向け冒険小説でゴジラのパクリ。後ろから覗いていた淳之介に
「それじゃあ、ゴジラですよね。」と明るく指摘されて
「ああ、やっぱり俺はだめだ~~」とぼやきは健在です。

また、今回も懐かしい場面やグッズが出てきましたが、ローラで絞る洗濯機は懐かしかったですよね。ぜひあれで遊び感覚でお手伝いなんかをしてみたかったのですが、あれって回すのに結構力がいたのを覚えているんです。残念ながら、あの洗濯機があった頃はお手伝い年齢にはなっていませんでした。

 それから「ももの花」。昔はお風呂上りには、あれを手に塗らなくてはいけないのだと思い込んでいました。

 アイスキャンデー屋さんも覚えています。コレはもう、お値段まで。映画でも、二本で10円払っていたでしょう。そう、一本5円でしたよ。何で、そんなことを鮮明に覚えているかと言うと、この商売も短命だったと思うのですよね。ある年、良く買ってもらって嬉しかったのですが、また来年も夏が来たら売りに来ると楽しみにしていたのに、もう来なくなってしまいました。お店でアイスクリームなんかが気軽に買える様になったからだと思うのですが、私にとっては一年だけの風物詩でした。

おっと、懐かしさのあまり横道に逸れてしまいました。

今回の「三丁目の夕日」でも結構ウルウル涙ポイントがあって、あちらこちらでウルウルとしていた私ですが、いつにも増して涙の基準が甘くなってしまったのは、始まる前に「マリと子犬の物語」の予告編を見て、涙腺が完全に緩んでしまっている状態でこの映画が始まったからだと思うのです。

 ただ、涙腺が緩んでいなくても、きっとここはハラッと涙がこぼれてしまうだろうと思ったのは、預かっていた親戚の子供、美香を見送るときに、トモエが今まで使っていた「ももの花」を渡すと、美香が
「ありがとう、おかあさん。」と言ってしまうところだと思います。

また、茶川が愛するものを守るために、再び小説を書くと宣言したときに嬉しそうな顔をする淳之介。

「大変です。おじさんがまた小説を書くんです。今度こそ芥川賞をとるんです。」と、目を輝かせて言う淳之介の姿には、私は弱いのです。

前作を先日テレビで見直したとき、この茶川は本当に貧相な顔をしていました。そんな演技が出来る吉岡さんは凄いと思いますが、今回は顔が違っていました。

 

 血が繋がっていなくても家族なんだと思えるのは、東大の同窓会に淳之介が行くことを勧めるシーンです。

「今も立派に小説を書いているおじさんを、誰も笑うわけがない。」
その言葉で行く気になった茶川ですが結果は茶川が思ったとおりでした。でも、本当は淳之介の言ったことは正しいし、家族でなければいえない言葉だと思うのです。

大切なのは人の評価なのではなく、自分自身の中の誇りなのですね。その誇りこそがお金よりも大切なもののひとつかもしれませんね。

 

 さまざまな人の日常が交錯する三丁目の物語ですが、視点を茶川からずらさずに見てみると、一人の男の遅い青春の成長の物語と言えるのかもしれません。

 

ネタばれするぞと息巻いても、お気に入りのエピソードが多すぎて書ききれません。

 私的には、日本橋でのトモエのかつての恋人との偶然の再開シーンが素敵だなと思ったのですが。
その後の妻を待っている鈴木オートのお父さんのステテコ姿も含めてですが。

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こんにちは~! (さくらこ)
2007-11-16 09:43:16
今回は早めに観に行けました。
予告の「マリと子犬の物語」で泣いた口です。
館内でも仲間が数人いたような感じがしたので安心したのですが、kiriyさんもだったのですね。

予告でこれじゃー、本編はやばいことになりそうですね。

私もお気に入りのシーンなど書き出すとあれもこれもとなってしまいそうだったので、書くのをやめました。

トモエさんって、本当にいいお母さん(奥さんとしても)だな~、と思います。
自分を振り返って、ちょっと反省。

懐かしいもの達がたくさんありましたが、今回は特に、特急こだまとか・・飛行場の古さとか、その辺が気になりました。

好きなエピソードは、戦友との再開、かな。

長くなってしまいそうなので、このくらいにしておきます。
さくらこ様 (kiriy)
2007-11-17 03:09:33
こんばんは。
「マリと子犬の物語」の予告編のお話なのですが、あれは「ヘアスプレー」のときも流れたのですが、そのとき一緒に行った友達も、「やあねぇ、予告編なのに泣いちゃったよ~。」とハンカチで涙をぬぐっていましたよ。
実は、内緒ですがうちのパパさんも危なかったのですよ。男は泣いたりしてはいけないと思い込んでいるみたいなので、瞬きしないように努力していたみたいです。それで、いった言葉が「俺はこの映画は見に来ない。」・・・・
予告編であんまり泣かすようなものを作ってしまうと、男性中年客を逃してしまうかもしれませんね。


違うお話で盛り上がってしまいましたが、「三丁目の夕日」は、見ているだけで楽しくなってしまう懐かしいシーンがたくさんありましたね。これはこれでまた、盛り上がってしまいそうですよ。

飛行場の古さも、本当に良かったと思います。小学生のときの遠足で、羽田空港見学というのがあったのですよ。なんとなく思い出してしまいました。
戦友との再会のお話も良かったですよね~。

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