半年前のこと。
今でも鮮明に思い出す。
その日にかぎって携帯を家に忘れていた。
普段どおり、家を出た。
その日は友達とゴハンを食べて家に帰った。
携帯に、何件もの不在着信とメール。
突然の死の知らせ。
恐怖で震えるという体験を初めてしたと思う。
2日前に会ったのに、
最後に話したことまで覚えてるのに、
もう2度と話すことができないなんて。
本当に信じられず、
涙も出なかった。
どうしたらいいのかすらわからなくて。
ただただ、地面に座り込んでいた。
どのぐらいの時間が経過していたのだろうか。
冷静な判断もできず、すぐに行けなかった。
見てしまうと、現実になってしまう。
ウソだと、
間違いだと思いたかった。
半年たっても、
あの日のことが鮮明に思い出せるなんて。
いつになったらこの悲しみがなくなるのだろう。
いつのなったら眠る前に悲しくならないのだろう。
いつになったら、
いつになったら、
突然失う悲しみを知って、
わたしは強くなれたのだろうか。
わたしからの手紙を、
大事に引き出しにいれてくれていたのを見つけたときの、せつなさ。
それも、誕生日のときに送った手紙。
亡くなる2日後、誕生日だった。
今年に贈るはずの手紙を、
葬儀のときに贈ることになるなんて、誰が予想したのだろうか。