きりのみやこ

ソプラノ歌手「みやこ」の音楽する日々

ロンドンでリサイタル

2016年04月28日 | 音楽のこと
7月の終わりに、ロンドンに里帰りすることになりました!(笑)
何と、ロンドンに足を踏み入れるのは、9年振りになります。
2004年に帰国してからは、なんと12年の歳月がたっていて。。。
とにかく、またロンドンに行きます!

それだけでも十分にうれしい事ですが、何と!ロンドンに住む大親友に打診したら、
8月3日にランチタイムコンサートを、アレンジしてくれました♪
ありがとうようこちゃん☆
ロンドンでまた一緒にできるなんて、なんて私は幸せ者なんでしょう!!!!!

曲目は日本歌曲、イギリス歌曲、ドイツリートに絞り、
「花」
をテーマにプログラムを組もうと思っています。
さぁ、またまたはりきっていきますよー!!
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歌唱と体力

2016年03月28日 | 音楽のこと
去年の秋に、久々のピアニストとのジョイントリサイタルを行った際、
体力が落ちていることに気づいた私。
テニスを毎週1回、それも結構ハードにやっていたので、運動もちゃんとしているつもりでいました。

それなのに、ちょっと体力がいる曲を歌うと、支えが途中でなくなってしまう!?
体の中心にあるはずの柱が、音をあげてガラガラ崩れてしまうかのように。。。

もしかしたら、「体幹」が弱っているのかも!?
と、思って、ヨガを始めたのが去年の9月。
教えてくださるヨガの先生が、教え方も素晴らしく、そしてめちゃくちゃ素敵で
惚れ込んでしまい、月に5回のレッスンを受けています☆

そして半年経って、明らかに違いを実感できるのです!
その証拠に、先日のコンサートではソロ、デュエット合わせて10曲以上歌ったのに、
全く疲れが出なかった!!
次の日も元気はつらつ♪

さらに!
違うのです!声も☆
今まで時々しか出なかった高音が、パンパン出る♪
ものすごく練習を要したコロラトゥーラのパッセージが、いきなり苦も無くす〜らすら♪
そして何より、楽なのです。歌うのが!!!

やっぱり歌唱力と体力は、表裏一体なんだと、わかっていたつもりだけれど、改めて実感。
体力をつけることで、歌唱力を鍛えるための練習量が少なくて済む=声の消耗を防げる!
と、言うことが分かったので、ヨガも極めていきたいなー。

と、いうわけで、体の中の筋肉を、ちょっとずつ増やし蓄える、最近のみやこです。
修業はまだまだ続く。。。

でもすでに、ずーっと前から歌いたくて仕方がなくて、でも高音の危うさからあきらめていたある大好きなオペラアリアを、ウキウキしながら練習しています。次のコンサートでは歌えるはず☆乞うご期待♪
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春〜Spring~ 無事終了しました♪

2016年03月13日 | 音楽のこと
ちょっと寒かったけれど、お天気にも恵まれる中、無事にコンサートを終えることができました!

ジャンルをまたいだコンサートで、ちょっとちぐはぐだったり、「音」に対しての意見の食い違いがちょっとあったりで、
本当に新しいことに取り組んだ感があって、挑戦がとりあえず終わった!!
という達成感があります♪

クラッシックの音楽家だけで作るコンサートと違って、考えること、話し合うことがたくさんあって、
色々とても勉強になりました!
この経験を活かして、また楽しんでいただけるコンサートができたらいいな☆
と願うみやこです。

何より、本当にたくさんの方々に応援していただき、ご協力いただいて、心の底から感謝感激しています。
ご来場の皆さま、お手伝いくださった沢山の皆さま、本当に、本当にありがとうございました!
ありがとうって、100回も1000回も言いたい気持ちでいっぱいです!!!
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モーツァルトの歌曲「すみれ」 ドイツリートの魅力

2016年03月07日 | 音楽のこと
ドイツリート(ドイツの歌曲)の代表格の作曲家、シューベルトの作品を先にあげたけれども、
今回もう一曲、モーツァルトの作品も歌うことにしました。

歌曲とは、クラッシックの声楽曲の中の1ジャンルで、英語では「アートソング」なんて呼ばれることもあります。
芸術性の高い歌の総称で、歌曲と言っても歌が主役、ピアノは脇役、という位置づけではなく、
歌も伴奏も音楽を形成する重要な役割を果たしています。

先に紹介した「春への想い」は、歌が冬から春へと移り行く季節を人生に例える詩を歌い上げ、ピアノはその情景を美しく表現します。

そして今日ご紹介する「すみれ」は、歌曲の中でも、ストーリーが展開する作品です。

野に咲く可憐な1輪のスミレ
そこに可愛い少女が鼻歌を歌い、スキップをしながらやってきます。
スミレは思います
「ああ、ぼくがもう少し大きな目立つ花だったら。。。
そうしたらきっと、彼女は僕に気づき、つみあげてくれるのに。。。
彼女の胸に押し付けてもらえたなら、どんなに幸せだろう」

そこへ何と、彼女が近づいてきます!
そしてどんどん近づいて。。。哀れなスミレは気づかれることもなく、踏みつぶされてしまいます。。。
そしてスミレは思います。
「ああ、彼女の足の下で死ねるなんて、ぼくはなんて幸せ者なんだ!!」

これをモーツァルトが表現すると、なんとも可愛らしい、なんともひょうきんな、そして何とも物悲しい
何とも言えない絶妙なバランスの、見事な歌曲が出来上がります。

この曲では、ストーリーとスミレは歌を、そして、ピアノは情景だけでなく、女の子の鼻歌、スミレの心の移り変わりを表現しています♪

今回初共演の、瀬戸さんとの素敵なコラボをお楽しみに☆
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春への想い〜シューベルト

2016年03月04日 | 音楽のこと
3月12日のコンサートで歌わせていただく曲の中で、一番古いレパートリー
シューベルトの、「春への想い」。
まだロンドンに行って間もない頃に偶然ホームステイ先が一緒だった声楽家の先生について始めた歌のレッスン。
発声から始まって、何曲かイタリア古典歌曲を習ったのち、
「今度はドイツ物をやってみようか」
と、言われて頂いたのがこの曲です。
もちろんドイツ語の知識はゼロ。英語だって、人々が言っていることが半分もわからない10代の私に、
1から発音の仕方を教えてくれて、ドイツリート(歌曲)ってどんなものかな?というのを教えてくれて。。。
私のドイツリートの原点となる曲です。

なのに!何故だかプログラムに入れたことはほとんどない!?
とても素敵な曲だけれど、前にもブログでつづったことがありますが、何を隠そう私、シューベルトが苦手。
そもそも何が良いのかよくわからない(笑)
だったのです。つい最近まで。
最近になって少し、シューベルトの奥ゆかしさの中に、ピーンと筋の通ったような緊張感や、
表面は静かだけれど、奥にふつふつと、はどはどとするような想いが隠されている感じの良さが、
わかるようになってきて、プログラムに有名曲以外のシューベルトを入れる気持ちが芽生えてきました。
そこで、原点にかえって選んだのがこの曲、ということになります。

優しい風が呼び起こす
夜も昼もささやきかけ
どこもかしこも創造する
ああ、新鮮な香り、ああ、新しい音!!
弱い心よ、恐れないで
今、すべてが変わってゆかなければ

日々世界は美しく変化する
私たちは、まだこれからどうなるのかを知らない
花々の開花はとどまることを知らず
どんなに深い谷間も美しく飾る
弱い心よ、苦しみなど忘れて
今、すべては変わってゆかなければ

私の、ほぼ直訳に近い、即興で書いた(汗)訳詞ですが、この歌詞にシューベルトが音楽をつける。
本当に神がかった組み合わせだな、と思います。
私のイメージするシューベルトそのもの♪
そして、なんてこの時期にぴったりの歌なんでしょう!!

この、新しい芽が次から次へと出てくるような素敵な歌を、さわやかに、でもひめやかに
歌いたいな、と思っています☆
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ジャンルを超えて

2016年02月24日 | 音楽のこと
またしても、更新が滞っている私。。。
覗いてくださる皆様には、本当に申し訳ないと思っています。

ブログの更新なくとも、みやこの心はいつも音楽!
ありがたいことに、細々と活動を続けさせていただいています♪

北九州に来て、予定外にも何と4年を超え、お友達も沢山できて、地域の方々との交流も増えて、毎日充実した楽しい日々を送っています。
人前で大きな口を開けて歌う仕事をしている割に、引っ込み思案で、内にこもりがちな私。
慣れない難しい人間関係に巻き込まれて苦しんだ時もあったけれど、悩んだり、行き詰ったりした時には、沢山の大切な人たちが支えになってくれて!
大きな力を沢山の方にいただいて、根っこのないこの土地でも何とか活動をさせてもらっているのだと、日々実感する今日この頃のみやこです。

ごく当たり前のことだけれど、人に感謝し、人を大切にすることこそが、人生を豊かにすることなんだなー
と、改めて感じます。

そんなこんなで、実は前回10月が、きっと北九州最初で最後の自主公演になると思っていたのですが、3月12日に、また公演を開催することになりました!

今回は、大切なお友達の一人、美濃部さんとのコラボレーション♪

今までほとんどの舞台では、クラッシックの仲間たちと一緒が当たり前でした。
プログラムもいろいろ工夫して、色々な方に楽しんでもらえるように、ポピュラーな聴き慣れたものを選んだりしながら、ここまで色々な公演をしてきました。

そしてお客様の反応を聞いていつも新鮮に思ったのが、私の演奏が、ほかの色々なジャンルの音楽と比べられていること!
私はクラッシックを演奏していると思っていたけれど、そんなこと、よく考えたらお客様にはあまり関係ないのでは!?
と、思うようになって、もう何年がたつでしょう。

そしてこちらに来て出会った、ロック・ポップス歌手の美濃部さん。
演奏もキャラクターも素敵なプロとしての資質を持っていることはもちろん、
歌に対する愛着心、いつでも声を鍛え、研究する向上心が常にあって、
ジャンルも演奏スタイルも、全然違うけれど、同じ「歌手」として、とても尊敬できる存在。
すごく共通点をいろいろ感じて、同じ舞台に立ったら、面白いのでは!?
ということで実現したのが今回の企画です♪

タイトルは 「春」〜Spring

何よりうれしいのは、美濃部さんにポピュラーな曲を沢山歌っていただくので、
私は相当我が道を行き、マニアックなクラッシックの歌曲をバンバンお届けできること♪

もうすでに、沢山の方々にサポートしていただき、感謝感謝の毎日。
とてもとてもお返ししきれないご恩を、歌に変えて、精いっぱい歌います!
相当気合が入っております☆

美濃部さんの歌で楽しく盛り上がり、私の歌で脳を刺激しに、ぜひいらしてください!(笑)

また数日のうちに、いま力を入れている曲について、プログラムのご紹介を兼ねて、ちょくちょくアップします!
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川崎公演

2015年10月26日 | 音楽のこと
10月23日(金)の川崎公演で、「南米クラッシック」の両公演が終了いたしました!
北九州と川崎、2回の公演に足を運んでくださった皆様、本当にありがとうございました♪

音楽はライブが命、と思っている私。
皆様のお顔を拝見しながら、緊張感たっぷりの舞台を提供させていただいて、なんともいえない、充実した、とても貴重な演奏をさせていただいたことを、本当に心から感謝しております。

インターネットなどの発達で、人は顔を合わさずとも連絡が取り合えるようになったことは、とても素敵なことだし、便利で、たくさんの恩恵を私自身も受けているけれども、だからこそ、人と人とが直接触れ合い、強烈に結びつく時間があってもいいんじゃないか。
そんな風に常日頃から思い、これからも実践していきたいなと思っています。
「目を合わせないようについしてしまう!」
なんていうお客様からのご意見を頂いたり、実際会場でも、決して目を合わせてくださらないお客様もいたり・・・(笑)
どうかこれからは、遠慮なく、じっくり私の目を見て音楽を楽しんでいただきたいと思います!?

それに関係して、今回、初めてプログラムに、アカペラを入れさせていただきました。
正直を言えば、アカペラはこちらの技術的な未熟さが露呈してしまいやすく、とても勇気のいる決断でした。
でもこれも、今の世の中は音にあふれ、音楽もどんどんボリュームが増し、音響機器の発達で巨大な野外会場でもコンサートができるようになった。
それはそれですごく素敵なことだけれども!!
でもやっぱり私たちの仕事は、生の声を直接皆さんの耳に届けること。
そのために心身を鍛え、技術を磨いている人種です。
だから敢えて、シンプルに、本当に必要な「音」だけを、鳴らしてみたらどうかな?
と。
それが今の時代には逆に、強烈なインパクトを生むのではないか?
と。。。
音の断捨離、でしょうか??

これからも、音楽を通して、人とは何か、生とは何かを、私のちっぽけな身をフル活用して表現していきたい。
そんな風に思っています。
そしてそんな風に思えるのは、多くの皆様の暖かい、本当に暖かい応援と、身近な人々の力強いサポートのおかげです。

これからもますます、一人でも多くの皆さまとの、直接のふれあいを大切にしてゆきたいです。

ピアニストのくにえさんとも、公演終了直後から、反省をしながら、前向きな意見交換をたくさんしています。
素敵な実力派のパートナーとの出会いにも、改めて感謝感激の今日この頃の幸せ者のみやこです。

ありがとうございました


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北九州でのリサイタルを終えて

2015年10月20日 | 音楽のこと
もう2週間以上たってしまいましたが、北九州公演が無事、終了しました♪
人脈も、根っこもないここ北九州で、思ったよりずっと多くのお客様に応援に来ていただき、とても嬉しい、しあわせな一日でした!

ピアニストのくにえさんのすばらしい演奏にも助けられて、多くのお客様から嬉しいご好評を頂きました。
大きな刺激を受けたとおっしゃっていただいたり、鳥肌が立った!なんて言って下さったお客様も!!それに何より、プログラムの構成がとても考えられていた、というご意見が、特に嬉しかったです♪
それらを励みに、また川崎での公演を頑張りたいと思います。
ご来場の皆様、本当にありがとうございました!

しかし。。。
いつものことですが、なかなかすべてが思い通りに行くわけではなく。。。
まだまだ修行が足りないなーと。

そしてこれがまた、今回久しぶりのリサイタルで、相当重たいプログラムなので、
体力が!!!
普段の生活では気づかないけれど、確実に、4年前とは違うのだな・・・と(苦笑)。

最近ヨガを始めて、体幹がとても衰えていることにも気づき、新たなる課題を発見した公演でもありました。

ここ2週間で、またいろいろなことを考え、いろいろなことを試行錯誤し、やれることはすべてやって、まずは川崎でしっかり歌います!

ご来場の皆様の心に、私たちの演奏が入り込むことができますように。。

「南米クラッシック」川崎公演
10月23日(金)
19:00開場 19:30開演
ミューザ川崎シンフォニーホール 市民交流室
大人 \2000  小人 \1000
お問い合わせ 080-4430−1105
info@kirimiyako.com
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音楽三昧

2015年08月31日 | 音楽のこと
先日東京に行き、くにえさんとリハーサルしてきました!

フィリピンで会って以来の再会なのに、いきなりくにえさんのお宅に泊まりこみ(笑)
そして朝お邪魔して、朝ごはん食べてリハーサル
夕ご飯食べてからも、夜寝る前までリハーサル
次の日も起きてすぐリハーサル
と、まるで合宿☆

そして練習の合間の会話は音楽のことばかり!!!

楽しい楽しい、近年まれに見る充実ぶりの2日間でした♪

肝心の出来栄えはといえば、
最も心配していたヴィラ・ロボスは、まったく心配なし!!
前世はイタリア人だったかも!?というくにえさんのヴェルディー「椿姫」の伴奏は、ばっちり☆

ラヴェルやラフマニノフの「ヴォカリーズ」はくにえさん初見で(!)すでにOK♪

と、あともう一度の、今度は九州での合宿のみで本番に臨みますが、更につめて、高めていけそうです!!
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音楽に求めるもの

2015年08月21日 | 音楽のこと
先日あるテレビ番組で、作曲家の方がドイツで演奏したときのことを話していました。
演奏後に観客の方に、
「癒されていただけましたか?」
と聞いたら、
「音楽に癒しなんて求めていない」
という答えが返ってきて驚いた。という。

その話が、私にとっては頭をハンマーで殴られたみたいな衝撃だった。

音楽って何だろう?私はどうして音楽をするんだろう?
お客様を癒すため???

人々を癒すために私は、日々音楽のことを考え、技術を習得し、鍛えてきたのか?

私が音楽に求めるものは、いつだってもっともっと深いもの。知的であり、哲学的であり、何より刺激的なもの。
それなのにいつの間にか、演奏して、お客様に聴いていただく、となった瞬間に、
分かりやすく、楽しく、耳あたりの良い音楽を提供しようとする。。。
その矛盾に、今の今まで気づかなかった自分に驚いた。

それで思った。
人間はいつだって、瞬間瞬間を学び、成長していく生き物だと。
音をつかさどる芸術である「音楽」は、その、成長し続ける人間の脳に直接刺激を与えるのに有効な手段だと。

10月は、来てくださった方々が、皆「衝撃」を受けて帰っていただけるコンサートにしようと!
そんな風に心を新たにするみやこです。

音楽に、難解なものなんて存在しない。
作曲家の人生、舞台に乗る人間の人生。
その生き様と、「音」があるのみ。
あとはそれを、「楽」しんでもらわなければ!!

さぁ、知的で哲学的で、刺激的なコンサート造り!気張って行こー♪
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ホロヴィッツ

2015年08月07日 | 音楽のこと
幼少の頃から、音楽好きの父の影響で、朝から晩までクラッシックを聴いて育った私。
私がピアノを習っていたこともあってなのか、ただ単に父がピアノ曲好きなのかどうか、定かではないけれど、
聴く曲はピアノが割合多かった印象がある。

その中でも特に聴いて聴いて聴きまくった演奏といえば、ロシアのピアノの巨匠、ホロヴィッツの演奏。
ふと思えば、ホロヴィッツほど、私の音楽観に影響を与えている音楽家はいないのかもしれない。
彼の演奏をを聴いてしまうと、正直、ほかの演奏家の演奏はどこか無味乾燥に思えてしまうほど、ホロヴィッツという演奏家は、卓越していると、いまだに思う。

その一番の特徴は、メリハリにあるのかな、といつも思う。
とにかく人の心をつかむのが上手い。
とびきり素敵なメロディーを、割と淡白に弾いちゃったなと思うと、2回目に同じメロディーが出てきたときは涙が出るほどやさしく歌い上げる。
落ち着いた、やや単調な感じがするなと思うと、次の瞬間にに恐ろしいほど情熱的に盛り上げる。
それがまた、何ともいえない絶妙なバランスとセンスの良さで!
とにかく彼の演奏はいつでもどの曲でも、期待を裏切らないどころか、もっとずっと先回りして、はるかな高みから、私の心を操る。

そんな彼の演奏を聴くときは、まるで宝箱を開けるときみたいに、どきどきわくわくする。
そしてひとたび宝箱を開ければ、そこにはちりばめられた、言葉にならないほど美しい宝石の数々が。。。

鬼才 だな、と思う。
彼のような演奏家になれるとはとても思えないけれど、
やっぱり演奏は楽しくなくちゃ。
聴いていて次はどうなるのかと、わくわくする

そんな演奏家に、私もなりたい。

さ、修行修行。
練習練習。
勉強勉強。
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ブラジル風バッハ

2015年07月29日 | 音楽のこと
フィリピンでたくさん一緒にコンサートをしたピアニスト、くにえさんと10月に久々に一緒にコンサートをすることになりました!!
近現代の演奏がとても上手なくにえさん。
ヒナステラという、南米アルゼンチンの作曲家の作品を弾いてくれるとの事。
そしたら私だっていきます!!
そう、南米のクラッシック♪♪

南米といえば昨今は、ベネズエラが話題に!
ドゥダメルという若い指揮者をご存知な方も増えてきているかも?
この話はいずれまた書くとして。。。

そう。私が演奏するのは、ブラジルの作曲家、ヴィラ・ロボスによる、「ブラジル風バッハ」第5番。
バッハの作風や、対位法(メロディーに和音で伴奏をつけるのではなく、3つ、4つの声が絡み合うように進行する作曲法)に、
「ブラジルらしさ」を編みこんだ、国民楽派(故郷を愛し、故郷の音楽を取り入れて作曲する作曲家)的な音楽です。

「アリア」という、ヴォカーリーズ(歌詞のない声楽曲)で始まる、おそらくヴィラ・ロボスの作品の中でもっとも有名な曲と、
「ダンツァ」(踊り)という、これまたとてもラテンの香りの強い楽しい曲 の2曲からなる作品です。

「アリア」のほうは、過去に何度か歌ったことがあり、大好きな曲。
そして今回、「ダンツァ」もご披露♪
もう、大好き。こんな曲、大好きっ☆
理屈は抜きにして、本当に素敵。メロディーはもちろん、ハーモニーから、構成から、何から何まで!!

ただし、難しい!!(冷汗)
再び、前回ブログに書いた、ビショップの作品に引き続き、難曲への挑戦です。。
しあわせ〜〜♪

また、今出せる力を限界まで出し切る曲に挑戦できると思うと、文字通り「ダンツァ」心が躍っちゃいます!

そして何より嬉しいのは、ピアニストのくにえさんが「ダンツァ」を「好き!!」と言ってくれているところ♪
とっても難しい曲なのに、弾けるようになるだけが目標ではなくて、原曲(チェロ8本の伴奏)を聞いて、音色の研究をします!
なんてメールを送ってきてくれるところ!!!

あー、しあわせ〜〜〜〜〜♪

と、言うことで、これから毎日、はりきってポルトガル語の早口言葉の練習です。。(苦笑)


くにえさんとのデュオコンサートの日程は以下の通りです。
上記作品のほかに、オペラアリア、日本歌曲、イギリス民謡なども演奏します。
相当気合が入っています!!

「南米クラシック」〜名曲の調べと共に〜
2015年秋九州・関東の2公演

北九州公演
2015年10月4日(日) 14:30開場、15:00開演(16:30頃終演予定)
会場:黒崎びひしんホール リハーサル室

川崎公演
2015年10月23日(金)  19:00開場、19:30開演 (20:45頃終演予定)
会場:ミューザ川崎シンフォニーホール 市民交流室
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ビショップ作曲 「見よ!やさしいひばりよ」

2015年07月08日 | 音楽のこと
「新規投稿」と、いう文字のついたボタンを、実に久しぶりに押したみやこです。。。(苦笑)
いったいどれだけブログを放置していたのでしょう!?
放置していた間も訪れてくださった皆様、本当に申し訳ございません。また、ありがとうございます!
少しブログを整理して、告知の類のものや、時事ものを除いて、私の音楽への思いの詰まった記事だけを残したら、何て少ないんでしょう!?
またまた反省中。。
いつでも反省中。。。

北九州に来て実に3年半のときが過ぎました。
彗星みたいな人生を送っているとつらいのは、本当に先が見えないこと。計画が立たないこと。
一年後の自分が想像できないこと。。。
それでも声をかけてくださり、お仕事を頂いて、充実した音楽生活を送らせてもらっています。

その声をかけていただいて、大事なコンサートで歌わせていただいたおかげで、私にとっては、とても素敵なレパートリーが増えました。

それが、「見よ!やさしいひばりよ」Lo! Here's the Gentle Lark です。
フルートとソプラノのための、とても素敵な曲で、打診いただいて聞いてみて、一目ぼれならぬ、一聞きぼれしました♪
これがまた、作曲家のビショップは、調べてみたらロンドン生まれの作曲家で、「埴生の宿」の作曲者。
ロンドンで私が住んでいた場所のすぐ近くにお墓がある!(あまり関係ないけど。。)
そして、作詞は何と、劇作家のシェイクスピア!!

だというのに、聴いたこともなかった曲でした!これにはびっくり!
調べてみたら、知らなかったのは私だけなのかと思うくらい、キリ・テ・カナワや、ジョアン・サザランドというような有名歌手が歌った録音が、Youtube にアップされていたりして、更にびっくり!!
そして、私の手持ちのシェイクスピアの詩による歌曲集にもしっかり載っていて、3度びっくり!!!

シェイクスピアの詩によるものと分かれば、当然劇音楽の一部。
「間違えの喜劇」
という戯曲を音楽劇にしたものの中のアリア。
これがまた、聴くぶんには相当陽気でかわいらしい曲。
華やかな伴奏に乗って、フルートがひばりのようにさえずり、歌がそれを引き継いで、「歌うひばり」を演じる。。

と、文字にしてしまえば簡単だけれど、これがまた、ものすごいコロラトゥーラ!
ずっと高音でさえずるように歌わないといけない曲です。
みやこ、久々に本気で練習しました!(汗)

今年に入って、実は今年の初めまで北九州にいれるとは思っていなかったせいもあって、全然コンサートも入っていなかった私。
おなかの筋肉がどこかへ行ってしまったらしく、取り戻すのに一苦労!
そして、体力も、ここ北九州に来てからというものひたすら車生活。。。
ハードな曲とはいえ、情けないことに、4分半のこの曲を最後まで歌いきると、息切れ。。。
とりあえず毎日、体力をつけることを基本に基礎練習と、この曲を2曲続けて歌えるようになることを目標に練習しました。

歌えば歌うほど、正直歌いにくい!これが名曲ならぬ理由!?(笑)
でも、私は大好き♪とてもイギリスっぽくて、テクニカルで、明るく楽しくて!
そして歌い込むと、自分がひばりになった気分になってきます!
しめた!と思い始めたのは本番3日前くらい!
何とか間に合って、自分なりにある程度満足いく歌唱ができたと思っています☆
(もちろん課題もたくさん残しつつ。。向上心向上心!!)

久々に、自分の能力をぎりぎりまで出し切った、素敵な体験でした♪
響子さんありがとう!

さぁ、これを期に、また自分の限界に挑戦です!
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8月8日

2014年08月08日 | そのほかのこと
ちょうど10年前の今日、12年のロンドンの生活に終止符を打ち、日本に戻ってきました。
「帰国記念日」です。
そしてその4年後の8月8日、大きなおなかを抱えてフィリピンに飛んだのも偶然この日。

私にとっては、特別な日です。

今日は私だけの、私にとっての節目の日。
懐かしいロンドンでの日々や、友人たちに思いを馳せながら、
一人でしっぽり飲みたいと思います。

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刺激

2014年07月28日 | 音楽のこと
最近、・・・と言うよりはもうずいぶん前から、「刺激」を受ける事を避けて通っているという自覚がある。
もともと感受性が多分強く、刺激の強いものはとても苦手。
映画でも本でも、ホラーなんてもってのほか。
そうでなくても、心にずしーんと来る重たい物は見てしまうと本当につらい。
しばらく立ち直れない。

でも本当は、これじゃいけないのかな、と思っている。
音楽家なんだし、もっともっといろいろな物に触れて、もっと心を動かして・・・

でもやっぱりちょっと怖い。

何せ影響されやすい私。本でも映画でも、心を動かされると、そのことで頭がいっぱいになる。
怖いものや刺激の強いものは、そのまま夢にまで登場する。。。
心が占領されてしまう気がする。

そこまでして、刺激を受けなくてもいいのかな?

音楽から受ける刺激で、私は十分なのかもしれない。
うむ。。。どうなんだろう。。。?

ちょっとつぶやいてみました。
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