バラの住人

花弁の中の小人を探す そんな小さな日記です
もしもあなたが見つけても どうぞ秘密にして下さい(笑)

遠くでカラスが

2016年08月21日 | 新>生活ノート
 サンパウロのJの友人が亡くなられたそうです。
つい先日お仲間と代わる代わる話をされてから間のない事です。
人の命のはかなさを思わないではいられません。
体調が悪いと心もとないものですが、遠い異境ではお寂しかった事と思います。

古希を過ぎると「死」は隣席に鎮座する存在で、常日頃の覚悟が問われるようになりました。
わたくしも日頃はぼんやりしていますが、実際の死や喪失感は相当なものと想像が付きます。
この辺りで、「大切な人」が誰なのかしっかり自覚をして「あと10年」の指針を心に留め置きたいと思います。
夫婦の晩年の幸福度はお互いの「思いやり」に係るような気がします。

抜け切らない風邪に閉口しながらも、山ほどの洗濯物をこなして、ひとつ齢を重ねる朝を迎えました。
「さぁ○ちゃん、××才おめでとう」とJに言って貰いましたが、この洗濯物の大部分が彼の運動着です。
私は生産性の無い人間ですが、小さな事には勤勉でした。
夢もありましたが、家庭を置いて踏み出す事は出来ませんでした。

小規模家庭のいち生活人として、まぎれもなくささやかな人生を終えそうです(笑)
今わの際に「この野郎」と言うのか「ありがとう」と言うのかはこれからの私の力量です(笑)

Jはきっと私の手を取り、「苦労を掛けたね」と言うでしょう。
その時私は・・・「楽しかったわ」と真顔で言える大女優になれたら。

人生これから・・・いつもこれから。
一歩を重ねる朝になりました。




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