日々好日

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平成の遣唐使船

2010-05-06 | 今日の出来事
      大阪市港区の天保山西岸壁に接岸されていると知り

      ひと目見たくて行って来ました

           ・・・好奇心旺盛な自分に呆れながら〔笑〕



     近いんですよ~  

     桜島埠頭から渡し船(大阪市営 無料 自転車持ち込みもOK

           対岸まで5分もかからない)に乗って・・・

     着いた天保山埠頭は海遊館 サントリ-ミュ-ジアム 

        大きな観覧車のある公園・・・直ぐ目の前で~す

     

     大阪市内でも未だ残っているんですよ~こんな風景


     私は初めて利用したのですが・・・座席はありません

     皆さん自転車を持って立ったまま

                  ・・あっという間に着岸 

      



 




  




    


    奈良 平安時代(7~9世紀)に日本から唐に派遣された船

    船の構造は帆船で艪が備えられていて平底で波切りが悪く

    風のないとき逆風の時帆を降ろして艪で漕いでいたらしい

    東シナ海の荒波を乗り越え命掛けですね


    使節には貴族の子弟 留学生や留学僧 

            当時の傑出した人材が選ばれたそうです


     阿部仲麻呂 山上憶良 吉備真備(きびのまきび)

                留学僧として 最澄 空海も 


    後の世に仏教史上に重要な人物 日本文化

      政治史上に貢献した人の多くは派遣された人達ですね


    遣唐使は帰朝の際 帰化人を伴ってくることも少なくなく

    帰化した人の中には鑑真和上も居られます 

    又 阿部中麻呂は唐朝に重く用いられ

           彼地に没したと社会科の歴史で教わりました



    先日NHKで放送されたドラマ「大仏開眼」

    「吉岡秀隆」演じる主人公「吉備真備」の古代ドラマスペッシャル

    当時の衣装考証も素晴らしく見応えがありました


    奈良遷都1300年祭も真っ最中 

    乗ることが出来る実物大模型の遣唐使船もあるとか・・・

    ちょっとした遣唐使船ブ-ムですね



    接岸されているこの遣唐使船は見るだけで

        一般の人は乗船して内を見学することはできません




 



    絵巻物や研究者の考証を基に再現された平成の遣唐使船は

            竹を編んだ帆と20本の櫂を備えています


    全長30m 幅9.6mの再現船は

             上海近くの造船所で造られたそうです



    8日午後には古代の港「難波津」があった大阪を出港

    瀬戸内海を経て長崎五島列島まで航行 

            そこから貨物船に乗せて上海を目指す 

       

    6月12日から万博会場近くで展示されるそうです



    朱色と青の美しい再現された遣唐使船は

                 想像していたより小型です

    現在のように衛星による気象情報も 

             コンピュ-タ-による操縦もない時代に

    このような船で中国大陸を目指すことは使命感と勇気が必要

    NHKドラマでも吉備真備が17年間の唐から無事帰朝でき

    平城京の片隅で待つ母と妹の涙の再開のシ-ンは印象的

    そういえば航海中の大荒れの船の様子 船酔いの様子でも

    大きな理想に燃える若者たちの姿が描かれていましたね 




 

    


    この船を間近に見て益々古代へのロマンが

                     沸いてきました~


    折を見て奈良遷都1300年祭りのイベント会場

               平城京跡にも行ってみましょう♪















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