切れ切れ爺さんの徒然撮影&日記

主に寺院や神社等を中心に、文化財の撮影と紹介。
時に世の中の不条理への思いを発言していく。

きょうは祇園祭やけど・・・

2017-07-18 00:34:58 | 日記

 今日7月17日は京都の祇園祭。山鉾巡行の日。全国的に知られているので、また教科書等にも出てくるので、この名前はほとんどの人が知っているだろう。昨日は宵山で、むしろこちらの方が観光客の人出が多く、新聞では40万人以上だったと報じられていた。巡航と違って各山鉾を間近で見ることができるし、その山鉾に華麗な装飾品が施されており、重要文化財に指定されているものも多い。山鉾が動く美術館と言われる所以だ。
 今年は行かなかった。昨年写真記録に残すために宵山に出て、人混みをかき分けながら様々な山鉾を撮った。実は祇園祭りを 見に行くのは大学時代以来 40数年ぶり。というのも 宵山や山鉾巡行の日は学期末で、しかもクラブ活動の地区大会の寸前ということで、たとえ日曜日であってもとても見に行くことなどできなかった。したがって祇園祭りというのは、テレビのニュースや新聞の記事で見るだけのものだった。
 大学時代には一つの記念として、引き手のアルバイトをしたことがある。都会の中心で元々地元に住んでいる人たちが行うべきものだったけれども、人手が足りないということで各山鉾が、京都市内の各大学にアルバイトの以来をして人を集めていた。それに応募して引き手になることができたということだ。その時のことは今でも鮮明に覚えている。四条通から河原町通、御池通と大勢の観光客の前をを引いていくのは何か誇らしいものがあって、特に見せ場である曲がり角を直角に引き回す場面は、10トン以上の山鉾が敷れた竹の上をずずっと滑って方向を転換する。その時に歓声と拍手が起こる。こういう経験というのはなかなかできるものでもないし、良い思い出になった。今でも各大学ごとに割り当てられたアルバイトは続いているということのようだ。
 この祇園祭りであってもちょっと気になることがある。祇園祭りの歴史的な事はかなり複雑でややこしく、ここでは触れないけれども、応仁の乱以降は町衆の力によって復興した祭りとして、いわば庶民的な雰囲気が感じられるけれども、実情としては、どうもそうは受け取り難い部分もある。
   
 やはりこれだけの大規模な祭りということで、莫大な経費がかかる。そんな中の一つに稚児の問題がある。問題なんて言うてるのは自分くらいなもんかもしれないけど、今から10数年前に職場の同僚と祇園祭のことが話題になった時、あのお稚児さんというのは大金持ちの家からしか選ばれない、という話を聞いて、どういうことかと話が弾んだ。とどのつまりは、お稚児さんの家庭から相当額のお金が払われるということで、その金額が 500万とも1000万とも言われるという話をそこで聞いた。そんなこと全く知らなかった自分は正直びっくり。稚児に選ばれるだけでそんな莫大な金がいるのか。それが町衆によるお祭りなのか、と疑問に思ったのが事実だ。
 更に話は弾んで、祇園祭りだけではなく、葵祭などの斎王代役の娘さん達もよくニュースなど見てみれば、何々会社社長の娘さんとか、○○ホテルの会長のご令嬢とか、大金持ちの大学生の娘さんばっかり。これも同じような事で斎王代役に選ばれるとやはり莫大なお金を支払うことになるという。改めてその事を調べてみると、今現在では2000万位ともいわれているらしい。そらこんなんだったら一般庶民の家庭の子なんて未来永劫、選ばれることなんてありえない。毎年の様に選ばれたお稚児さんや斎王代役の女子大生のニュースで、いいとこのボンや良いとこのお嬢様が選ばれているのを知ってはいたが、なるほどそんな実態があったのかと妙に納得してしまった。ある意味興ざめするところもある。実際の お祭りの運営主体の実情からはやむを得ない事情があるのかもしれないけど、どーにもこーにも腑に落ちないなという感じはする。
 葵祭と時代祭は一度も行ったことがない。その背景について特に調べたこともないし、ニュースなどではただ行列が歩いてるだけにしか見ないし、なかなか興味もわかないということで、今に至っている。一応機会があれば記録として写真に撮っておくことだけはするかもしれへんけど。
 とまぁこんなこと言ってるが、取り立てて祇園祭などを否定するつもりはない。また歴史的な背景もあって貴重なものでもあるとは思う。気になる事をちょっと書いてみたという次第。
 
鶏鉾・17世紀ベルギー製(重要文化財)  
 写真は去年の宵山のもの。
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