to Heart

~その時がくるまでのひとりごと

ガチャポン

2008-02-28 23:37:53 | the cinema (カ行)
2004年 / 日本
監督・脚本:内田英治
音楽プロデュース:GREEN PEEACE
出演:忍成修吾、黄川田将也、伴杏里、松田一沙、岡元夕紀子、深水元基 


DJを夢見ながらも「現実はそんなに甘くないよ」と呟く拳(忍成修吾)と 今をだらだら生きているテツオ(黄川田将也)は、毎夜クラブで遊びほうける仲間だった。そんなある日、ふたりは先輩の亮からアルバイトの話をうけて一緒に成田空港へ向かう。だが、そこで出会ったチャコはドラッグの運び屋で…。
夢と現実、恋愛と嫉妬、友情と孤独の狭間で揺れ動く若者たちの日常を
東京・渋谷を舞台にリアルに描いた青春群像劇。


ふらふらと、不安を抱えて彷徨う若者を待ち受ける甘い罠。
ヤクザ、ドラッグ、恋愛、友情―
「現実はそんなに甘くない」という自分の言葉に逃げてばかりで、それは恋愛においても同じ、
ふらふらとしていて、前に進めない。
真面目で、大人しいケンを演じる忍成くんはやっぱり上手いです!
ナイーヴで、屈折した感じの役が多い彼だけど、このケン役は、素の忍成君にかなり近いものを感じます。

ケンの親友・テツオも、目標の無い毎日にふと拾った自分と同じ名前に宛てたハガキに描かれた南国の写真、「Welcome to Paradise」にこころ惹かれるものの
手っ取り早く金が入るバイトをするうち、ヤクザに取り込まれてしまう。
TVでは真面目でいい人のイメージの黄川田将也くんが、これまでとは全くちがう危なっかしい青年を熱演


まだ幼さがあったケンとテツオの友情を軸に、時に傷つけ、時に支え、
時に泥にまみれる若者たちをリアルに描いた作品。
優しくて優柔不断だけど、ココって時に踏みとどまらせるケンはやっぱりイイコだし。
どんな時にも友を思いやる姿に救われる
それぞれの大人への第一歩を迎えるまでに支払ったものは無駄ではない。
ラストの再会シーンはとても嬉しい、
二人の表情、ケンのセリフ・・・目頭がやられます

思いがけず、なかなかいい作品でした

こちらの作品はGyaOにて、無料観賞できます♪




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