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朴大統領は「安倍首相を見習え」 韓国メディア・学会から批判噴出のワケ

2014-08-04 | 韓国の歴史・韓国情勢
朴大統領は「安倍首相を見習え」 韓国メディア・学会から批判噴出のワケ (夕刊フジ)


朴槿恵大統領による「反日」外交が続く韓国で、驚きの現象が起きている。外交や経済、政権運営など幅広い分野で、「安倍晋三首相を見習え」とする声が、メディアや学会で噴出しているのだ。島根県・竹島の領土主張を明確に行い、慰安婦問題に関する「河野洋平官房長官談話」の検証を断行した安倍首相は、韓国にとって“不倶戴天の敵”のはずだが、一体何が起きているのか。

「うらやましいのは、日本経済の回復という明確な目標に向かって最高指導者が先頭に立ち、一貫した政策を推進し、そのような指導者の意志に国民と企業が信頼を送っているという点だ」

韓国紙・中央日報の金鍾秀論説委員は先月16日、「アベノミクスがうらやましい」と題したコラムで安倍首相を褒めちぎった。返す刀で韓国政府の経済政策を批判。「朴政権は紛らわしい政策目標の間でさまよいながら1年を空しく過ごした」と一刀両断にしたのだ。

「安倍首相を見習え」という論調は、混迷を深める朴氏の人事手法にも及んだ。

朴氏は、旅客船「セウォル号」沈没事故を受けて辞意を表明した鄭首相の後任選びで、2回続けて失敗した。先月の内閣改造では、教え子の論文を盗用した大学教授や、住宅転売をめぐる脱税疑惑が指摘されるテレビ会社社長を閣僚に指名して撤回に追い込まれ、韓国有権者にため息をつかせた。

これを受け、中央日報の金玄基東京総局長は、安倍首相が小泉純一郎元首相の秘書官だった飯島勲氏を内閣官房参与に起用していることに触れ、さまざまな人物との面会をセッティングする手法を紹介した(7月15日)。そのうえで、直接会って人物を見極めることが人事で失敗しない秘訣だとして、朴氏に対し、「大統領の日程表の空欄をぎっしり埋めることだ」と安倍首相を見習うよう勧めた。

メディアだけではない。韓国外国語大学の黄戴皓教授は、香港・中国評論通信社とのインタビュー(7月15日配信)で、「安倍首相は非常に賢い」と安倍外交を高く評価した。

黄氏は、安倍氏は「対話のドアは常にオープンだ」と呼びかけ、日韓関係悪化の責任が朴氏にあるとのアピールに成功したと分析。「われわれは日本が嫌いだが、(対話の)余地を残さなければならない」とも述べ、朴氏の対日戦略に再考を求めた。

とはいえ、安倍首相はこれまで、韓国政府・メディアからバッシングの嵐を受けてきた。韓国の民間シンクタンク「峨山政策研究院」が今年3月に実施した世論調査では、安倍首相の好感度は10点満点でわずか1.11点。北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記(1.27点)すら下回る最下位だった。

そんな安倍首相を見習えというのは、どういうワケか。

新著『ディス・イズ・コリア』(産経新聞出版)がベストセラーとなっているジャーナリストの室谷克実氏は「中央日報のような保守系メディアは、保守系大統領の朴氏を正面切って批判できないから、安倍氏を持ち上げている」と分析し、こう続ける。

「韓国の政治・経済が行き詰まったときに、『日本を見習え』という議論はよく出てくる。特に、朴氏は、日ごろから外国首脳との会談で安倍首相を批判する『言いつけ外交』を続けているので、『安倍首相を見習え』といわれれば、はらわたが煮えくりかえる思いだろう。それを分かったうえでの最大級の嫌みだ」

朴氏は周辺の意見を聞き入れず、「氷の女王」(東亜日報)とも評される。素直に安倍首相を見習うとは思えないが、実は、メディアの論調を極端なまでに気にすることでも知られる。

安倍首相を見習ってうまくいかなかったら、「安倍首相の責任だ!」と逆ギレしなければいいのだが…。



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