「永遠のグラシー・ラヴァーズ」
“やぁっ!ボクたちは硝子の恋人さ!グラシアン・ラヴァーズなのさ~!永遠のね!君たち人間は本当の愛を知ってるかい?”
“人間達は、まんまと自分達で作り上げた制度と言う幻想の牢獄の中に入り込む事を愛の一つの到達点だと考えてるから話にならないわ!”
“ストレートに教えてあげよう!本当の愛とは結婚しない事だ!結婚とは本当に愛する事を諦めた者たちが無理矢理に縛り付け合うために作った牢獄であり!人生の墓場なのだよ!本当の愛には、結婚など全く必要な~い!永遠に愛し合う恋人達は、永遠に愛し合うため結婚などいらないのだ!”
“そう!ワタシたちは、永遠の恋人たちなの!人間達!あなたたちは騙されてるのよ!悪魔に!結婚とは愛を捨てて、悪魔と契約する事なのよ!”
“おっと、紹介が、まだだったね!紹介しよう!当然!レディーファーストさ!さぁ!彼女がボクの永遠の恋人!この宇宙で最愛の絶対パートナー!サラギーナだ!”
“そう!ワタシの名前は、サラギーナ!サラギーナよ!”
“おいおい、サラギーナ!ボクの名前は紹介してくれないのかい?”
“アンタの名前なんか、どーだっていいのよっ!自分で、したら!ったく人にばっかたよって!”
“OK!サラギーナ!じゃぁ!ボクを紹介しよう!ボクの名前は、グイド・アンセルミだ!わかったかな?もう一度、言おうか?グイド・アンセルミさ!”
“アタシがサラギーナよ!グイドは憶えなくてもい~の!アタシがサラギィ~ナッ!憶えなさい!愛しなさい!”
“ほら!もう、行くわよ!この薄らバカっ!もう飽きたわ!”
“え?もう行くの?待ってぇ~待って~!サラギーナ!”
“あれ?足元に何か書いてあるよ、サラギーナ!”
“このウスノロ!そんな細かい事を気にしてないで、さっさと来なさい!”
“あっとっとっと!・・・・・・・・”
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ガッチャァ~~~~ンッ!
(その後、2011年3月11日の地震により、グイドとサラギーナは粉々に砕け散り、永遠の愛と共に、本当に、この世を去ってしまった)
This novel was written by kipple
(これは小説なり。フィクションなり。妄想なり。)
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