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映画『アルゴ』を観て

2012-11-03 23:36:35 | アメリカ映画 2012

12-85.アルゴ
■原題:Argo
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:120分
■字幕:松浦美奈
■観賞日:11月3日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ
■料金:1,800円

 

□監督・製作:ベン・アフレック
◆ベン・アフレック(トニー・メンデス)
◆アラン・ラーキン(レスター・シーゲル)
◆ジョン・グッドマン(ジョン・チェンバース)
◆ブライアン・クランストン(ジャック・オドネル)
◆スクート・マクネイリー(ジョー・スタフォード)
◆クレア・デュヴァル(コーラ・ライジェク)
◆クリス・デナム(マーク・ライジェク)
◆テイト・ドノヴァン(ボブ・アンダース)
◆タイタス・ウェリヴァー(ジョン・ベイツ)
◆マイケル・パークス(ジャック・カービー)
◆カイル・チャンドラー(ハミルトン・ジョーダン)
【この映画について】
『ザ・タウン』などのベン・アフレックが、監督、製作、主演を務めたサスペンス。1979年のテヘランで起きたアメリカ大使館人質事件と、その裏で敢行されたCIAによる救出作戦の行方を追い掛ける。
監督として『ザ・タウン』で見せた緩急自在な演出をベンが本作でも繰り出し、謎に包まれていた救出作戦の全ぼうを活写。その一方で、貫録たっぷりに指揮を執るCIAエージェントを熱演する。『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンや『アーティスト』のジョン・グッドマンら、脇を固めるベテラン勢にも注目。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
1979年11月4日、テヘラン。イラン革命が激しさを募らせ、デモ隊ばアメリカ大使館にも迫り、ゲートではイランの警備隊とのにらみ合いが続く中、興奮した学生らがフェンスを乗り越え、大使館に雪崩れ込んだ過激派グループが占拠し、その様子を館内から見ていた館員らは危険を察し、首相府へ電話で排除を要求すると同時に機密書類の焼却と裁断を急ぐが、時すでに遅く52人もの人質を取るという事件が起きる。
パニックの中、アメリカ人6名が大使館から密かに逃げ出してカナダ大使の自宅に潜伏。救出作戦のエキスパートとして名をはせるCIAエージェントのトニー・メンデスは、6名が過激派たちに発見され、殺害されるのも時間の問題だと判断。彼らを混乱するテヘランから救出する作戦を立案する。しかし、それは前代未聞で大胆不敵、そして無数の危険が伴うものだった……。

アメリカ大使館占拠事件は当時大きなニュースとして連日報道されていたので内容は今でも覚えているが、その裏でこのような救出作戦が練られていたとは当然知らなかった。むしろ、救出に失敗したヘリ墜落事故の話かと?最初は思った。
アルゴ作戦は当然ながら最高機密扱いとされていたようで、最近情報公開が決定されたことで公になり映画化へとなったようだ。監督と主演を兼ねるベン・アフレックは「ザ・タウン」でその確かな監督としての力量を発揮していたが、本作でもそれは変らない

まず冒頭にて大使館の玄関前に既に不穏な空気が漂っている場面が映され、直ぐに大使館占拠へと雪崩れ込む展開で最初から緊張感を持つような画作りだ。まるでドキュメンタリーのようなタッチで進み、雪崩れ込んで来ている最中にも重要書類を次々と裁断するのだが間に合わない。そして、この裁断された書類を子供まで動員する執念で大使館員らの身元を調べ上げる執念には少なからず驚かされた。
カナダ大使私邸へ逃れた6人は、イラン人使用人らの眼を気にしながらも何とか生き延びて行くがやはり同僚らの安否は気になっていたようだ。
その間に母国では救出作戦が練られるも有効策はなく、偶然にもTVで放映されていた映画「猿の惑星」を観たメンデスが、奇想天外な救出作戦「アルゴ」を思いつく。それはSF映画「アルゴ」という6人を架空の映画のロケスタッフに見立てて帰国させるという大胆なプランだった。
紆余曲折を経てゴーサインが出て、早速メンデスはハリウッドに飛んで映画としての体裁を整え脚本とポスターの製作まで済ませ、ポスターには製作会社と連絡先の電話番号まで記された。

革命下のテヘランに正規ルートで入国したメンデスは早速6人とカナダ大使に作戦の概要を打ち明けるが、6人の中には作戦に懐疑的な館員もいて一枚岩では無かったが、それでもメンデスは何とか押し切りテヘランの役所(文化・イスラム指導省)へ出向きロケハンの許可を申請し、地元ガイド付きで許可されバザールなどを見学するがそこは不穏な空気に包まれており、予定を早々に切り上げざるを得なかった。
一方、母国では人質奪還作戦が決定したことで、「アルゴ作戦」は取り消されメンデスへは上司のオドネルから帰国命令が発令された。

だが、自らが企画した作戦に自信を持つメンデスは命令に背く形で作戦を続行し、当初の予定通り6人を映画スタッフとして帰国させることに執着した。
ここから帰国までの時間はスリルに溢れていた。一行は空港のチェックインカウンターで帰国便が取り消されていたことを知るが、メンデスと母国の機転で予約は復活し第一関門を突破。次は、出国審査。だが、ここでは怪しんだ革命防衛隊が徹底的に調べる。その間にもアメリカ大使館内では館員の顔写真復元に執念を燃やし一行は絶体絶命のピンチに。
空港の防衛隊はメンデスが差し出したポスターの連絡先へ直接電話を試みるが、ハリウッドの事務所では「電話は掛かって来ない」と高をくくって室内は無人。鳴り響く電話音とメンデスらの不安な表情が交錯する中で、電話は繋がり命拾いをした一向は出国を許可され、搭乗口へと急ぐ。その時、大使館での復元が終わり指導省から通報を受けた空港の防衛隊が直ちに身柄拘束に動くが、既に、搭乗ゲートは閉鎖され飛行機も離陸寸前。

車に乗り換えた防衛隊が飛行機の離陸を阻止しようと必死に追跡する中、搭乗機は空港を離陸。だが、イラン上空を離れるまで安心は出来ない。そして、機内でイラン領内を離れた事を知らせるアナウンス(本来はアルコール販売が可能になることへのお知らせ)があると、やっと一行は安全に出国できた安堵感からホッとしたようすだった。

いや~、この最後の空港でのシーンが一番緊張した。勿論、この時点でストーリーは把握出来ていらが、もしかしたら戦闘機を緊急発進させてイラン領内で緊急着陸させるのかな?とか思ったりしました。冒頭からエンドロール寸前までハラハラさせられる展開で、最後に、字幕でその後の顛末が紹介されました。
ベン・アフレックの監督として、そして主演俳優としての演技や演出も見事で、本編を通して流れる緊張感を見事に表現していた。現場であるテヘランでの動きと、アメリカのCIA内部とハリウッドでの贋映画製作スタッフの動きが見事に絡み合っていた。
この作戦はどうみてもアメリカでしか思いつかない発想でしょうね。そもそも贋SF映画をイランでロケするとのアイデアを思いつき、それを騙すためにとは言え脚本や絵コンテやポスターまで準備するとは恐れ入った。

ベン・アフレックはC・イーストウッドの後継者になり得る存在と確信できるような内容だった。

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4 コメント

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コメントの仕組み (iina)
2013-02-07 11:23:34
映画を観た日に、ブログもアップしたのですね。
それにしても、ストーリーを忘れぬ内に書き残すには早い方が賢明と思います。

それにしても、11月3日から時を経てのTBでしたから、「アルゴ」にこだわりがありそうですね。考えようでは、
TBが30個を集める原動力かも知れません。
でも、コメントがゼロとは寂しいです。TBがたくさん貼られているのは一種のステイタスでもありますね。

TBにコメントをいれると相手先にリンクされて通知できる仕組みがあると、双方でコメントし合うことも増えそうな
気がします。
>コメントの仕組み (kintyre)
2013-02-10 10:02:57
ブログのアップは決して当日実行していません。従って、TBも観賞日からかなり遅れてからのものです。
以上、助言どうもでした。
Unknown (CINECHAN)
2013-02-13 01:28:26
TB、コメントありがとうございました。
gooブログにはTBが反映されないようなので、
コメントのみで失礼します。

観る前はコミカルな作品なのかと思ってましたが、
なかなか緊迫感ある作品でした。

ベン・アフレック作品はこれからも期待です。
Unknown (kintyre)
2013-02-16 09:33:43
>CINECHANさん、こんにちは
冒頭からエンドロール前まで、作品全体に緊張感があ
りました。ベン・アフレックはC・イーストウッドのような
監督になりそうで期待したいですね。

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